【家庭に残る写真に込められた力】
皆様こんにちは。発起人の岩崎がコメントリレー第6走者を務めさせていただきます。
じつは第1走者を地味に走っておりましたが、、、
本日はなぜ昔の写真にこだわっているか?ということに関してです。
それはジブンゴトで考えることができるからです。
その「こだわり」の背景として、私、岩崎悟のプロジェクト開始に至るまでの「昔の写真」に対する想いを語ります。
私は実は85歳で死ぬことに決めております。
重く考えないでくださいね。
仮に!です。
今41歳ですが、父が77歳で、母が68歳です。姉が44歳です。
何気なく普通に生活していた中、ふと私は自分がいつ死ぬのだろうと考えてみました。というか、自分の死ぬ日を決めてみようと。
何となく日本人の男性の平均寿命が約80歳。ちょっと上乗せしてみて85歳で死ぬことにしました。
これを考えたのが40歳の時でしたので余命45年です。その45年をどう充実したものにするかを真剣に考えました。
充実の原動力には家族があります。ということは、妻、子供の歳も考えなくてはなりませんし、仕事はもちろん、実家に住む親に関してもです。
いろいろ考えました。
人間には寿命があります。考えたくないですが両親にも寿命があります。皆様も一緒です。
こんなことを考えてから、私は両親のことを今まで以上に考えるようになりました。
そして両親の住む故郷新潟のことも真剣に。
「寿命?」ということはこの世からいなくなる?
「いなくなるとは?」「思い出も消える?」「語られてないことってないの?」
間違いなくくる事実です。
私は東京に住んでおります。
でも新潟には年2回帰省します。
約3日間の自宅での滞在。とはいえ外出はするので、実際に親と過ごす時間って?と考えたときに、滞在時間×親の余命=?=少ない!
それが、あまりにも少ないということに気づき、親との時間、コミュニケーションの時間を真剣にとりたい!と強く思ったのを覚えています。
そこから積極的にジブンゴトとして考えて、行動することに決めました。
誰にでも訪れる現実。受け止めるにも「受け身か」、「そうでないか」。
私は後者を選びました。
そこで両親も今だからこそ語りたくなる昔の思い出、そしてもっと知りたいという子供の想い。
偶然家族で昔のアルバムを見ているときに気づきました。
それが、
写真が「つなげてくれる」「家族との会話を生んでくれる」ということ。
家に眠る写真?「そんなのないよ!」「探すのが面倒!」「別に見てもね~」などいろいろあると思いますが、両親は「家族の素敵な思い出」のためにファインダー越しに私達を見て、Bestな思い出のシーンに対してシャッターを押していたはずです。
その一つ一つの思い出は、必ず親の心に刻まれていて、大人になった子供に話したいに違いありません。
私はそんな経験をしました。とても楽しそうに語ってくれます。
私たちの小さい頃、その時の私達を含めた家族の写真を見て、前のめりで会話してくる両親の笑顔と話し方は私を元気にさせますし、故郷新潟に対する思い入れをさらに増してくる原動力になっているのは事実です。
「昔の写真」にはそんな親と子(家族)をつなげる力があるのです。
だから、私はつなげることのできる「写真」=「素敵な思い出」をどうにか、残していきたい。
皆様の「素敵な思い出」も、、、
是非、自分のご家庭に置き換えてみてください。
必ず何かに気づくことがあると思います。
一度写真を探し、ご両親と会話してみてください。それが第一歩となると思います。
何かが生まれますので。