皆さま、ここまでの多大なるご支援・ご声援ありがとうございます。NPO法人ひと・まち・あーと代表の畑本です。
プロジェクト期間も、あと20時間を切りました。
2015年の年明けに当法人で、「消えゆく城下町を起業家たちが救う!~起業を促すチャレンジショップ整備~」というプロジェクトを起案し、皆様のご支援で成功させて頂いてから1年以上。
第二弾の仕掛けとして、「ふるさと」の復活に関するプロジェクトを蓬莱さんを中心に展開しています。
前回のプロジェクトとの関係性や、現在に至るまでの経過報告などをレポートで展開しなければと思いながら、ご報告が遅くなってしまいました。
残り僅かな時間となってのご報告・ご説明で、大変申し訳ございません。
成功による効果
前回のプロジェクトを実施し、注目して頂けたお陰で、起業支援や移住に関するたくさんの効果が生まれました。
・起業・移住に関する相談は格段に増えた
・西播磨県民局が移住に関するPRや相談業務にあたる「西播磨暮らしサポートセンター」との連携をスタート
・たつの市、日本政策金融公庫、NPO法人ひと・まち・あーとの三者で「ソーシャルビジネス支援ネットワーク」をスタート
・経済産業省認定による相生市「創業支援事業計画」への参画 ※たつの市でも認定申請を準備中
様々な物事が噛み合い始め、活用に関する動きは加速度的に早まっています。
龍野の歴史・風土・風習・人などを学び先人とともに未来を考えるための「龍野城下町むかしみらい学校」を開始することで
城下町の仲間として、より多くのメンバ-に関わってもらえるようにもなりました。
悔しい思い
良いことがある一方で、諸々の問題が出てきているのも事実です。
・物件が取り壊されるペースも加速度的に早まっている
・入居・出店希望者に対して、提供できる物件が足りない
・飲食業が成立するほどのお客さんが来るのかという声
空き家問題や、危険家屋問題が取り沙汰されることが増えているからでしょうか。
本当に加速度的です。私自身が関わって、取得に失敗し、取り壊されたケースもあります。
また、現在の龍野への来訪者では成立しないからと、出店に二の足を踏むケースもあります。
自身の頼りなさを痛感しています。
上記の悔しさから、不動産事業を自分自身が展開する必要性を感じ、昨年7月に不動産事業を開始しました。
志を持ってまちづくりのための不動産事業を細々と展開されていた方から無償で事業譲渡して頂いたものです。
ここでは語りつくせない数多くのご支援をいただいております。
周りの方々に支えられ、本当に感謝しかございません。
「コミュニティBARふるさと」を引き継ぐ意味
故・岡本みつ子さんが営業した「ふるさと」は地域のコミュニティスペースでした。
町の方にとっては懐かしさを感じる施設です。
その施設を、我々で運営する。
これには、様々な狙いがあります。
というよりも、事務所という色合いの濃い当法人事務所では出来ないことを補うという考え方です。
新規移住者に町に溶け込むということを促す。地元の人からもっともっと昔の話を聞かせてもらう。
こういった活動を行うにあたっては、事務所ではダメだと感じました。
BARやカフェといった業態を直営で確保する必要性を感じました。
まずは、私たち自身、もっともっと町の方に覚えていただくこと。
気楽な環境で、町の様々な方と会話をさせて頂くことで、物件に関する情報を掴むことが出来るのではという思いもあります。
もちろん、新規移住者や移住希望者が地元の方との接点を作る場になるということも重要です。
そして、なにより夜間のお店が少ないという印象を少しでも変えていく。突破口になりたい。
これ以降の新たな仕掛けとして
・飲食事業を先んじて開始、来訪客開拓の突破口になる。
(今年の後半には別施設のオープンを予定しています。)
・宿泊事業も準備しています。
(詳細はまだ言えませんが、年内に2~3棟)
・甲冑や茶道、味噌づくり、醤油工場見学といった、体験型アクティビティの充実によるツーリズム事業
・龍野を中心とした播磨エリアでの豊かで丁寧な暮らしを発信するローカルWEBメディア事業
・豊かで丁寧な暮らしを背景にした、ライフスタイルを提案するセレクトショップ事業
などなど。
盛り沢山の内容を進めようとしています。欲張りすぎとも言われます。
でも、地域の担い手を育成して地域を守り、町並みを残していくためには必要なことです。
そして、急がなければなりません。
沢山の仲間が必要です。ぜひ、みんなで進めさせてください。
この地域住民の生活や歴史を尊重しつつ、来訪者を増やす仕掛けは他の地域にも役立つ重要な仕掛けだと思っています。
どうか、よろしくお願いします。