六甲山の自然を守る。炭焼窯と薪割り機で、間伐材の有効利用を進めたい。

炭焼窯を作って間伐材の処理と有効利用を進めたい。

現在の支援総額

309,000

103%

目標金額は300,000円

支援者数

27

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/12/13に募集を開始し、 27人の支援により 309,000円の資金を集め、 2017/02/27に募集を終了しました

六甲山の自然を守る。炭焼窯と薪割り機で、間伐材の有効利用を進めたい。

現在の支援総額

309,000

103%達成

終了

目標金額300,000

支援者数27

このプロジェクトは、2016/12/13に募集を開始し、 27人の支援により 309,000円の資金を集め、 2017/02/27に募集を終了しました

炭焼窯を作って間伐材の処理と有効利用を進めたい。

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炭焼きのための窯の1基増設と薪割機の購入

FAAVOをご覧のみなさま、はじめまして。

NPO法人CC愛(しーしーあい)編集室と坂田と申します。

 

NPO法人CC愛編集室は、 神戸市東灘区・六甲山の麓に、拠点があります。

地域の自然・資源・景観を守り、自然に負荷のない資源の使われ方や暮らしが出来れば良いな、と活動をしています。

 

私たちの行っている事業は

「石の街並み景観を守る。創る。」

「石の銀行」

「石カフェー六甲山の自然は資源」

の3つです。

 

 

石にこだわるのには、理由があります。

六甲山花崗岩が、良質だと切り出され御影の港から全国へ行き、

御影から来た石「みかげ石」と呼ばれました。

全国で19カ所の花崗岩に、「○○みかげ」の名前が付いているほどのブランドです。

 

神戸市灘区から西宮市夙川あたりの六甲山の麓にこの石を使った街並みがあります。

柔らかな色で、綺麗な景観です。

神戸の震災以降、都市開発やマンション建設で、

急激に美しい街並みが無くなろうとしています。

 

この街並みを守りたく「石の街並み景観を守る。創る。」事業を行っています。

また、都市開発やマンション建設では、地中よりたくさんの石が出てきます。

これらの多くは邪魔者とされ、廃棄されています。

そこで「石を使いたい人」と「石を持て余している人」を、

マッチングして、少しでも「有益に使って欲しい」「ゴミにほしくない」としたのが「石の銀行」事業です。

 

その他に「石カフェ」事業も行っており、後出で説明することにします。 

 

炭焼き窯、1基補修・1基新設。そして薪割り機を導入したい

石カフェ事業で、行っている活動の一つに「炭焼き」があります。

えっ、石じゃないの?と言われそうですが、六甲山を見た時に、

木も大切な自然ですし、資源なんです。

 

2014年9月より、炭焼き窯を手作りし、12月より炭を焼いてます。

炭焼き窯の側には、栗林・民家があり、熱が栗のために良くない。

匂いが民家に流れる。などの理由で設置場所を変更することになりました。

新たな設置場所は、畑です。

 

将来は畑に戻せるような設置を考えています。

今まで使っていた窯は、やはり傷んでいました。

補修が必要です。

 

 

一つの窯で、雑木や竹などの間伐材を炭に焼いていました。

今回、設置場所にゆとりがあるので、竹用の窯を新設したいと考えています。

竹専用とすることで、竹炭がよくなりますし、竹酢液が収穫できます。

 

この窯は、ドラム缶でできていますが、熱効率がよく1時間30分ほどで、炭が焼けます。

通常の炭焼きは、7~8時間、もっとかかるものもあります。

短い時間で炭が焼けるので、朝に火入れ、昼頃に火を止め、

15時頃には窯も冷めるので、炭の取り出しができます。

 

石カフェ参加者や子どもたちに、炭焼き体験をしていただき、

自然や炭素循環のことなども知って欲しいと思います。

間伐材には、大きな木も混ざっています。

炭焼きには、直径約4cm、長さ約40cmの材を使うのが、短い時間で炭にするコツです。

そのため、枝部分のような小さい部分、

つまり間伐材の一部しか利用できない状態です。

それが、薪割り機を導入したい理由です。

導入できれば、薪が作れ必要な方にお分けすることも出来、

より多くの間伐材が利用できるようになります。

ぜひ、これらの導入に、ご助力をお願いします。   

 

他にはないCC愛編集室で使っている炭焼き窯の特徴

 

 

・一般的な炭焼きは、7,8時間かかるところが、このドラム缶を使った窯では1時間半ででき、かなりの効率アップになります。

 

・ドラム缶の使用も廃材の有効利用の一つです。

 

・窯の据え付けに使っていたCBの代わりに、山の土を使って日干しレンガを作って使います。

 

・廃棄される間伐材をエネルギーに変えることができる。また、炭や同時に搾取できる木酢液は土壌の改善に役立ちます。

 

・卓上用炭コンロも作っており、炭とセットで普及させることで、電気・ガス等のエネルギー消費を抑えることができます。

 

・廃棄にエネルギーを使うのではなく、エネルギーを作るために何かを消費するのではなく、廃棄される物からエネルギーを作り、それを消費に充て、循環させることで、環境への負荷を軽減できます。

 

石カフェ事業は、こんな活動をしています。

始まりは、石の活動で知り合った石屋さんの敷地内が使えるようになったからです。

まず、かまどを造りました。

六甲山では、風や嵐の後に、倒木や折れ枝など木がいっぱい出ます。

この木々を利用しようとかまどを造りました。

薪が4束ほどで、20人分の食事が作れます。

 

 

 

石カフェの準備をしている時に、「3.11」の東北震災が起こり、

自然や資源・エネルギーを再度考えるきっかけになりました。

 

石カフェの開催時は、毎回(月2回の定期開催)、

アウトドアクッキングをします。

 

かまどに火をつけ、飯ごうでご飯を炊き、おかずも作ります。

おかずの多くは、畑にできる野菜が活躍します。

有機農業で無農薬です。

栗の葉っぱが落ちると、溜めて腐葉土を作り肥料にします。

焚き火の灰も、立派な肥料です。

 

 

参加者も一緒になって、自然の循環を体験してもらっています。

野菜の収穫は、子どもたちのお仕事です。

土のついたものは、川に降りて洗ってきてもらいます。

 

 

「しいたけオーナー」という制度もあります。

しいたけホダ木のオーナーになっていただき、しいたけ菌の植菌を自身で体験。

しいたけの出来る時は収穫を楽しんでもらいます。

 

 

他にも、いろんなイベントがあります。

 

山登り、川ヨガ、石の上の音楽会、野草のお料理会、

燻製作り、火熾し、畑づくり、芋掘り、焼き芋作り、

水遊び、水鉄砲遊び、などなど、自然が全てイベントです。

 

 

子どもたちには、火熾しくらいはマスターして欲しいと、思っています。

右にカッチと回せば、火の付く時代ですから・・・。 

 

集まった支援の用途とその内訳

・炭焼窯の材料費の購入   180,000円

・薪割機の購入       100,000円

・事務経費         120,000円

合計40万円のうち

30万円をクラウドファンディングでお願いしたいです。

 

応援コメント

六甲山系の麓に住む男性とその仲間が、

つる草により荒れていく六甲山を日々、

眺めながら緑豊かな山に戻す為に清掃活動から始まった炭窯プロジェクト。


倒木や侵食力の強い竹を間伐、清掃する事で充分な太陽の光や風が山に恩恵を与えるとともに、間伐した竹や倒木などは資源として再利用出来るように炭にしていると言う都会の中にある資源の循環に挑戦すると言う楽しげな取り組みです。

トランジションタウン神戸

メンバー(地域活動家)
田中 秀則

 

 

長年ジモトの「御影」で「御影石」の普及や地域づくりに貢献してこられた

「石カフェ」さん、コンスタントにオープンに人が集まる「カフェ」を開催し、

住宅街からほど近いところで畑で野菜を作ったり、

山の整備の体験など自然に触れる機会を提供されています。

 

実際に沢山の人が集まり、昨年は炭窯を設置して炭焼きも始められました。

「炭焼き」は東アジア独特の文化のようです、

この文化をもう一度日常の中に取り入れて、

最先端のエネルギーとして利用していく、

それが、山の整備に繋がり大きな意味では地球環境の保全にも確実につながります。

沢山の人に、特に子どもたちにこの文化を伝え自分たちのジモトの自然とともにある暮らしが継承される活動です。
私は炭でご飯を炊いて、毎日おいしくいただいています。

そんな豊かな暮らしがもっと広まりますように、応援しています。

 

あしたの暮らし代表

筒井 章子

 

NPO法人CC愛編集室さんが、炭焼き窯の補修や新設等で、

クラウドファンディングをされるとの事。

私もCC愛編集室さんが行われている、

石カフェでの「炭焼き体験」に参加した事があります。

参加されていた方々は、ユニークな活動をされている人たちでした。

「ミツバチの保護とはちみつ採取」「書家」「和の暮らしを進める方」

「建築家」「有機農業を目指す人」とても楽しい集まりでした。

その後、Facebookの情報等で、煙の問題等があり、

煙突を長くしたり、いろいろと工夫をされていることは知っていました。

今回、炭焼き窯を設置している場所を、移動しなければならなくなったようです

しかし、そのことに挫けることなく、現状のものを補修し、

もう1基炭焼き窯を新設しようとされています。

素晴らしいことと思います。

新設したものは「竹炭」専用にすると聞きます。

竹の間伐材の処理も大変です。

竹林を持っている所は、その処理に本当に困っています。

新たな炭焼き窯が、その一助になればと願います。

また、薪割り機も導入し、今まで手がつけられなかった、

大きな間伐材も薪にしたり、炭焼きにふさわしい大きさにしたりと、

活動がより広がっていくように感じています。

石カフェの側には、住吉川が流れています。

その上流に石カフェは位置するのですが、

下流を見ますと進学校として有名な灘高・灘中があります。

文教地区であり、高級住宅がある都会的暮らしのできる象徴的な場所でもあります。

このような場所で、間伐材を利用し、炭を焼き、

地球環境の保持に大切な「炭素循環」を学び体験できるとしたら、

環境教育としても有意義なことと思います。

ぜひ、皆さんには、このファンディングが成功し、

より良き環境と生活が一体になれる活動と広がるよう、

応援していただきたくお願いいたします。

NPO法人 木づかい倶楽部 理事長

京都女子大学 名誉教授

高桑 進

 

炭のはなし

最後に少しだけ、炭がいかに優れ物かを、知ってください。

炭と人間との付き合いは長く、30万年前には作られ、

暮らしに利用されていたと考えられています。

 

石カフェで焼ける炭は、6~700℃で炭化させたもので、

雑木を焼いたものを「黒炭」と言われています。

火付きがよく火力も強いです。

 

燃料としてだけでなく、消臭、湿度調整、野菜保存、土壌改良などに使えます。

材料が竹のものが「竹炭」です。消臭などの吸着力は、木炭の数倍すると言われ、浄水、炊飯など料理用、冷蔵庫の消臭などに向いています。

炭の特徴の一つに、多孔質があります。

微細な孔が縦横無尽に行き止まりがなくあり、全てが外気に触れています。

微細な孔には無数の微生物が住んでいて、これが強力な吸着効果の由縁です。

炭1gで約300平方mの表面積があり、不快臭、水分などを見事に吸収し、

吸着、分解、土壌改良効果の利用が期待されます。

 

遠赤外線効果も、炭の特徴です。

炭で焼いた魚や肉などは、外側こんがり、中はジューシーでふっくら焼き上がり、美味しく出来上がります。

他にも、電磁波遮断効果もあると言われていて、実際に新幹線や、

航空機の外壁に炭を利用したシートが使われており、効果はあるようです。

間伐材を邪魔者にせず、炭にしていくことで、これだけの恩恵を受けることができるとしたら・・・。

ぜひ、間伐材の利用、炭作りに、ご協力をお願いします。

 

 

お返しについて

炭コンロ

ペンキ缶を利用した可愛い「炭コンロ」です。

火付けがしやすく、持ち運びも楽チン。

火力は、七輪の20倍と言われるほどの強さです。
石カフェで焼いた炭ですと、より火付きが良く、

炭いっぱい入れて約40分火持ちします。

土鍋でご飯4合がちょうど炊きあがります。

 

 

 

レザークラフトショップ・エ.ビシについて

エ.ビシは開業して約40年の老舗レザークラフト教室です。

大阪市中央区谷町6丁目10-6

 

 

CC愛編集室メンバーの鈴木さんのお母様が先生をされています。

現在はご家族で、教室をやりながら、空堀WSフェスなどのイベントにも参加しています。

六甲の炭や炭コンロなども置いて販売出来るようにしています。

 

 

起案者情報

【団体名】特定非営利活動法人CC愛編集室

【代表者】 坂田登

【HP】http://www.cc-ai.org/

 

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 長い日にちでした。でも、あと、2日だけ・・・。達成までの金額も、あと わずか・・・。今日、ある集まりがありました。手持ちの炭を、すべて 持って来て欲しい。との連絡。   そして、1時間後 「完売しました」と・・・。炭の利用者が、徐々にですが増えていそうです。循環を理解していただける方が、増えて来られているように思います。これでは、どうしても、炭を焼かなければ、なりませんぬ。 この流れを、止めては、なりませぬ。 間伐材が利用でき、山がきれいになり炭の利用で、一部のエネルギーとして、利用できる。炭の利用範囲も、きっと増える。農業利用で、自然農法に近いことができる。水も、きれいが、保たれる。選挙 では ありませんがあと 少しの ご支援 よろしく お願い します。 もっと見る
  • 先日の石カフェで、大根・人参の収穫が終わったので、次の作付けの準備です。畝を少し広くします。 土つくりです。こうしてみると、不思議な感じです。土が生き返ってくるようです。   白いのは、米ぬかです。丸いのは、山の土。腐葉土です。科学肥料は、使いません。できるだけ、自然な状態が、嬉しいのです。   草マルチのように、葉っぱでマルチにします。そばにある栗の木から、沢山の落ち葉があるのですからこれを使わない手は、ありません。そばに自然のものを使うのが、一番良いのです。自然の循環が、一番良いのです。 もっと見る
  • 2月12日(日)、通常の石カフェ開催です。天気予報では、大雪の予報!!、当日朝まで心配でしたが、起きると、真っ青い抜けるような空です。今日のイベントは、燻製づくりですが、その前にお昼の食事つくり。畑にできている、大根・ニンジンを全て収穫です。自然農法・無農薬で育てられた野菜です。みんなで、ワイワイ食事づくり。食事タイム。美味しくできました。外での食事ですが、暖かいのです。大根・人参のスープには、片栗粉でトロミをつけてますから、これも暖かい。大根の葉は、少しお塩をふって・・・美味しい・・・。     お昼からは、思い思いに燻製づくりや薪つくり炭焼き窯の補修準備に、廃材を利用できるように釘抜きなど・・・。帰り際に急な雪。大きなボタン雪です。子供は、大喜び!!まるで、子犬です。 もっと見る

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