12月中旬の前回レポートからお時間があいてしまい、なかなか旬な話題をみなさまにお届けできない状態が続いております。
いつも近い距離で支えてくださる皆さまに対し、今回のプロジェクトの返礼に関して期待に応えられていない部分や、それに関する説明が十分にできていない事態等も発生しております。
特に今回は支援者全員がお金の絡んだ形で応援してくださっております。残念なお気持ちにさせてしまっている方々に対し本当に申し訳なく、心から反省し責任を感じております。
これまで地道に積み上げてきた数々の信用を失いかねない状態の中ではございますが、一度きちんと、ここで現在の私がおかれている状況と事実をお伝えすることで、なんとか次の1歩を踏み出すきっかけにさせていただければと思います。
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心の内を正直に申し上げると…
じつは、何よりも優先すべきはずの返礼品発送にもかかわらず、手が回らず自分でもどうしたらいいのか…という状況に陥っています。
岐阜各務原を拠点にした店舗は現在、ほとんど一人ですべての業務をおこなっている状態です。これまで経験したことのない早朝の卸売市場の仕入れから始まりランチの仕込み、厨房での調理、レジチェックと、1日のうちの多くの時間を店舗運営に割いております。
こちら賃貸物件のため固定費もかかっておりますので飲食部門についてはなかなか手を抜けない現実です…。加えて、今まで予測していなかった仕事の依頼や各方面からの空き家活用に関する視察対応、出張と、店舗以外で時間を費やす機会も一気に増えてまいりました。
半年前に、いち漁業者であったときには気を配る必要がなかったことが、現在のポジションでは甘えにしかならず、時間を捻出したりコントロールする自分自身の能力の無さに悔しさも感じております。
それでも決して怠けているわけではなく連日深夜まで返礼発送に努めております。漁業以外の部分についても今は一人で業務のすべてを抱え込んでいる状態なので、本当に多くの方々にご迷惑をかけてしまっています。申し訳ない限りです。
ビジネスであれば信用を失いクレームに繋がる状態です。こちらから支援者の方々へ向けたお詫びもまだ全員にお伝えできていない現状です。
ビジネスとして漁業を仕事にした時点で僕は同時に責任も負う立場になっています。漁業者が卸売市場に水揚げした魚を卸す段階では、漁業者は食品や食中毒に関するリスクも負わなくてよいですし、定められた期日までに定量をおさめることも個々に求められません。現在の僕の立場ではこれらは甘えにしかならず、対お客様との商取引で生活が成り立っている以上、自分の果たすべき仕事がこれまでとは違うことをきちんと理解しなければいけなかったと反省しております。
今日まですべては自身の成長のために必要なステップと捉えて何事にも背を向けず取り組んで参りましたが、いま厳しい局面に直面しております。個人からの脱却ができるような地盤もないため家族の協力を得ながら取り組む選択肢しかなく、大変心苦しいのですがあと少しだけお時間をいただくお願いを皆様にすることしか今はできません。どうか私たち家族の取り組みを今後も近い距離で見守ってていただきたいです。今回の133名に及ぶ支援者のひとりひとりが、僕にとってそれほど大切な存在です。勝手なことばかり申し上げて本当にごめんなさい。
まずは、商品発送の遅れとそれに関する説明ならびにお詫びが大変遅くなってしまったこと本当に申し訳ございませんでした。今後、支援者ひとりひとりに個別にメッセージをお送りしながら引き続き発送に努めて参ります。また、天然鮎やアマゴ、モクズガニなどを希望されたかたについては、2018年におけるお届け時期の再調整もさせていただきます。
船長:平工顕太郎