浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」にご支援・ご協力いただき感謝いたします。
一昨日(11月28日)行われました浜名湖発 親うなぎ放流事業の第一回放流につきまして昨日11月29日(水)中日新聞朝刊に掲載いただきましたので紙面と記事を転載してお伝えさせていただきます。
親うなぎ263匹放流 遠州灘 資源回復願い業者ら
網にかかった産卵期のウナギを漁師から買い取り、遠州灘に放す「浜名湖発 親うなぎ放流事業」の本年度一回目が28日行われ、263匹、重さ計105.7キロの天然ウナギが放された。
雌は七歳前後、雄は四歳前後で白い腹が銀色に変化し、産卵のため太平洋のマリアナ海溝に向かうとされる。この日は、20日以降に三つの漁協支所に落ち込まれた天然ウナギを漁船に積み込み舞阪漁港を出航。
今切口から2.8キロ沖合の推進30メートル、水温16.3度の海上で放した。12月までに2回、昨年程度の400キロの放流を目指す。
浜松、湖西両市や県、仲買人、養鰻業鵜者、うなぎ料理店の関係者らによる共同事業で、今年で5回目。
絶滅危惧種ニホンウナギの資源回復に向け、より広く関心や協力を得るため、今回初めてインターネットで不特定多数から出資を募る「クラウドファンディング」を実施。事業費の一部30万円を募ったところ、県内外の45人から53万2千円が集まった。
うなぎ関係者でつくる浜名湖発 親うなぎ放流連絡会の加茂仙一郎会長(57)は「かば焼きをもう少し安く食べてもらえる状況をつくれるよう、協力者を増やしながら活動していきたい」と放した。(飯田樹与記者)