昨日2017年9月13日 読売新聞に掲載いただいた記事を紹介させていただきます。
親ウナギ放流 出資求む
ニホンウナギの資源回復を目指す、浜松市の漁協や飲食店などが、浜名湖で捕獲した産卵期の親ウナギを買い上げて放流する費用を募るクラウドファンディングで集めている。資金不足を解消して、事業を加速させるとともに、資源保護への関心を高める狙いがある。
実施しているのは、漁協やウナギ料理専門店などでつくる「浜名湖発 親うなぎ放流連絡会」。親ウナギは、半年かけて太平洋のマリアナ海溝付近に行って産卵し、養殖に欠かせない稚魚「シラスウナギ」が黒潮に乗って日本の沿岸に戻ってくる。
資源回復が必要とされ、浜名湖では2011年度から網にかかった親ウナギを通常の競りで買い上げ、放流する事業を行っている。網にかかる親ウナギは推定600キロいるとみられるが、全量の買い上げには至っていない。今年度も16年度と同量の
400キロを買い上げる予定で、放流の船代なども含め、205万円の費用がかかると見込む。
クラウドファンディングによる出資は、6000円~10万円の5コース。返礼品として、ウナギの骨など混ぜた堆肥で育てたサツマイモの菓子や、ウナギ料理専門店で使える食事券が贈られる。募集期間は10月末までで、費用の一部の30万円を目標
にしている。
支援は、FAAVO静岡( https://faavo.jp/shizuoka/project/2217)へ。問い合わせは、海老仙(053-592-1115)。