4日目 フランスで初めての製作
今日はあいにくの雨です…
さらに気温もグンと下がってしまい、超寒い…
という事で初めてフランスで下絵を描くことにした。
3日間の濃い経験も含めて、何か絵が変わるのだろうか…
そんなことを思いながら鉛筆を握り、紙に向かった。
頭の中に浮かんでいた絵を描いてみると、どんどんと頭が整理されていく。
自分で絵を描くと、見ていた絵がどれだけ凄いのかが理解できる瞬間がよく来る。
果たして自分の絵は、本当に自分の描きたいものをかけているのだろうか。
今自分が作ろうとしている絵は、パリの人たちにどう映るのだろうか。
そんなことを考えながら描き進める。
しかし、ある題材で描こうとしたときに手が止まった。
その題材は「Japon」
日本とは何か、文化とは何か、海外の人からの見え方はどうなんだろうか。
そんな事を考えていると全く手が進まなくなった。
切り絵という日本文化を世界に持って行こうとしている僕には、大きな壁にぶち当たったようでボー然としていた。
何とか日本伝統のものを書き出してみたのだが、やはり何か違う。
この答えはまだ見つからないが、人生の中で見つけられたら良いなと思っている。
フランスに来て最初の課題は、予想以上に大きな壁となりそうだが、乗り越えられるだけの力をパリで付けなきゃいけないな。
そう奮い立たせられた1日だった。
やはり僕は切り絵が大好きだ。
おわり。