1月19日(土曜日) ゆるゆる昼活inさんさんごご
にて、能登ヒバの魅力を発信してまいりました。
①自己紹介からスタートして、
②能登ヒバの魅力
③能登ヒバの普及
④子供達へプレゼントの意義
についてお話ししました。
②能登ヒバの魅力では、
北海道から九州まで自然生息しているが、群生することがなかった。
群生の始まりは、青森県中心に広がり、雪や寒さに強く、厳しい環境でも育つため、緻密で狂いが少なく、木目も細やかで美しい木材になり、お寺や神舎でなの文化財で多く使われました。
能登ヒバが誕生は、江戸時代からと言われています。植林が進み、能登地域では、家屋の建材として取り入れられました。また、金沢城でも能登ヒバが多く使われ、現存する石川門の7割が能登ヒバで建てられているので、金沢城の復元建材として、継承されています。
現在は、青森ヒバは国立公園などに多く群生し、伐採制限が掛かり、自由に取引されているのは能登ヒバのみとなっています。
ヒバの木材は「ヒノキチオール」という成分を豊富に含んでいて、抗菌作用があり、水や虫にも強く耐久性が高いのが特徴です。そのため、キッチンや水回りに使う木の道具として、まな板やお風呂用品などによく用いられます。
③能登ヒバの普及
能登ヒバの普及により、山を育てる産業へと変えて行くことが、求められています。
能登ヒバの端材や間伐材など、柱や板などの建材以外は、廃棄するためにタダ同然で、加工業者が引き取っています。資源の有効利用はされていますが、能登ヒバの価値を上げる活動までには至っていません。
これからは、県民が身近に使える商品や、付加価値の高い商品へと能登ヒバの価値を上げことで、製材所や林業へ利益が渡り、1本の丸太の値段が押し上げることにつながるからです。
そして、その利益を山を守り、育てる活動へ回す事ができるのではないかと考えています。
山を育てることは、自然の営みを守り、田畑や海の再生へとつながるのです。
言い換えれば、能登ヒバの普及=循環環境の再生へと広がることを期待しています。
④子供達へプレゼントの意義
子供達に能登ヒバを触れて、感じてもらうことは、とっても意味があり、とっても大切な活動だと思っています。
それは、幼い時に触れて、感じたことは、心の深いところに残り、大人になっても無意識に能登ヒバを選んでもらえると感じています。
つまり、能登ヒバを継続的に使ってもらえば、次の世代の子供達も能登ヒバに触れる機会ができ、未来の子供達へと繋がっていくことができます。
そうすることで、能登ヒバが、持続可能な社会のアイテムとして残り続けことが可能になります。
単なる自分が生きているときに良ければでなく、良いものはずっと引き継がれることを目指します。