2014/10/30 13:52
平和祭翌日、今回のもう一つのハイライトである済州島南部にあるカンジョン村に向かいます。
ここは韓国海軍基地が住民の大多数の反対を押し切って強引に進められている所。日本の大手メディアなどでは殆ど扱われていません。平和祭参加のメンバー60人ほどのツアーに自分達も同行。ここで現地の人と一緒に走り、木を植える事が今回のもう一つのミッションです。
amanakuniさんのブログです。映像も充実していてとてもわかりやすいです。amanakuniさん、ありがとうございます。
[FAAVO{http://amanakuni.blog79.fc2.com/blog-entry-104.html}]
その中にある動画から
カンジョン村海軍基地ゲート前アクション
[FAAVO{http://youtu.be/6omWwvSy0-k}]
カンジョン村にある食堂前で記念植樹
[FAAVO{http://youtu.be/9EL6ozaYJaI}]
カンジョン村の反対運動を描いた「クロンビ」という映画の監督さん(沖縄の桜坂劇場でご挨拶したかた)と平和祭会場で再会し、カンジョンに木を植えたいと伝えたら何と!!たまたま(必然??)木を用意しているとの嬉しい言葉。しかも3本も。映像で流れているのはまーちゃんはじめツアー参加者みんなで植えたその内の1本です。
残りの2本もこれまた最高の形であるべき場所に植える事が出来ました。
10月21日、ツアー後に残った我々で、gamaharuという二人組のユニットとホリ君とでゲート前でゲリラライブをしようと言う事になりました。
gamaharu&holyのゲリラライブ
[FAAVO{http://youtu.be/pl5ypbeBrqY}]
前日に初めてこの曲を聴いた時、全身に鳥肌が立ちました。
「目で見て 旅をする 耳で聴いて 旅をする 手で触れて 旅をする 愛を感じて 旅をする」
「歩み寄ろう 歩み寄ろう」
「ありがとう ごめんね 素直に言えるかな?」
「だんだん近づいて行くよ だんだん大地に足跡広げて行こう!」
このあとすぐにゲート前でのトラブルでライブは中止。
まるでロードムービーのような、しかしリアルな姿。
「争いは いらないよ 国境も いらないよ」
「みんな同じ 人間だ みんな同じ いのちだ」
「今この時が 今この時が 旅」
彼らの姿に世界の希望を観ました。
このライブを決行するために韓国と日本の仲間がそれこそ一つになって働きました。ライブが途中で中止になり本当にみんな悲しみました。カンジョン川にある普段は入れないネッキリソという聖地に行き、みんなで魂を鎮めました。
その後、ゲート前に二番目の木をゲリラ植樹。ゲート前と言うハードな場所でその命を輝かせて欲しい、そんな事を祈りながら速攻で植えました。位山の祝詞を奉納させて貰いました。
その晩はgamaharuの仕切り直しライブがピースセンターで行われ、地元の神父さんや若者も参加し、良い宴に。
10月22日カンジョン最終日
午後には空港でレンタカーを返却しなければなりません。
前日、ピースセンターで「Earthrun」をやりたいと相談したら、何とマラソン好きな神父さんがいらして一緒に走ってくれる事に!
gamaharuの二人も、ずっとカンジョンへと俺たちを導いてくれた与那国の守り人テツさんも(元駅伝ランナー)、前日まで寝込んでいたケンちゃんも一緒に6人で走ります。
スタートは近くにある2002ワールドカップ会場。
思えばこのワールドカップ共催から今に至る韓琉ブームなどの流れが始まりました。そこからまた新しい流れを、みんなで創っていくことの大切さを感じました。
途中、それぞれが先頭に立ちながら走ります。
ゲート前では腹の底から「海軍基地 決死反対」と叫びました。自分は今まで、「反対」と言う言葉を使う事を極力避けて来ました。これからもその基本スタンスは変わらないと思います。しかし、どうしても反対しなければならないものもある。現場に立たなければわからない事がこの世界には沢山ある。
また一つ、大きな学びをさせて貰いました。
ピースセンター到着。最後の木をピースセンター玄関脇に植樹。ミッション完了!
このあと仲間たちはそれぞれの仕事(活動の支援)に散らばり、別れを惜しむ間もなく自分は空港へ。車に同行したのは若干17歳でありながら世界のあちこちを歩いて回っている韓国人の青年。今回も7Gウォークに参加しています。ここにも新たな光に出会えました。(その3へ続く)