2020/07/18 20:00

CAREパレスチナで、新型コロナウイルスへの対応の一環として、ガザ地区バージー難民キャンプに暮らす「女性リーダーシップ協議会」(WLC※) のメンバー5人は、バージーキャンプで最も脆弱な女性の難民たちに172の食糧の小包を配給するボランティアを行いました。

5人の女性たちは、自分たちを必要とする人々を助け、そしてただ人々を笑顔にしたいとこれに着手しました。イマーン、ラワン、ルブナ、リーマ、カウザーは最前線のヒーローであり、まるでバージー難民キャンプに現れた5人の銃士です。


5人の銃士の活動とは?

マスクとゴム手袋をつけた5人は、最も困難な状況にある難民のリストを作り、彼女らの名前を登録し、受益者への食糧分配を上手く時間配分することで、分配中に人々が集まったり、混雑したりしないようにしました。

対策本部は新型コロナウイルスに対する彼女たちの活動を、素晴らしく、人生の中で最も称賛される人道活動の一つだと述べています。彼女たちは、難民キャンプでの食料の安全保障問題を和らげる手助けができたと感じています。

イマーン・サウィーンは「私はバージ―キャンプに住む難民女性です。そして、私は、このキャンプの難民女性を助けることができることをとても誇りに思います。彼女たちの顔が笑顔になるのを見ると、私は大変うれしく、幸せな気持ちになります。」と言います。

ルブナ・イッサは、「私は、自分が難民女性を助けられることにとても満足しています。私は、彼女たちが悲惨な経済状況に苦しみ、そして食糧の安全保障がないことを知っています。だから、そのことについて何かできるのはうれしいことです。」と付け加えました。


オンラインによる、彼女たちの新たな活躍

コロナという危機に際し、コミュニティを助けるためには、どうやったらより貢献できるか尋ねたら、5人の銃士は、再び他のボランティアワークに参加することにとても熱心です。彼女たちは、自分たちの難民キャンプに住む人々にターゲットを絞った新たな取り組みを他のコミュニティで実行する準備ができていると答えました。

 今のところ、彼女たちはオンラインのトレーニングコースとワークショップを、教育と心理的なサポートの必要な女性、若者、子ども達に提供しています。

ラワン・アブ・アル・ロウスは、心理学の学士号を持ち、女性と子ども達のためのオンラインでの心理的サポートを行う準備ができています。イマーン・サウィーンもまた、初等教育の学士号を持っていて、キャンプの子どもたちのためのオンライン学習サポートを提供するのに積極的です。カウザー・マンサワ―は、グラフィックデザイナーで、マルチメディアのグラフィックデザインの学生にバーチャルワークショップを開くのに熱心です。


彼女たちの願い

バージ―キャンプのWLCの5人の銃士が一つのメッセージを共有してくれました:

「私たちは世界中のすべての難民が、安全に家に帰れることを望んでいます。そして、私たちパレスチナの難民と移民全員が、国際法と国際連合決議194条に則って、自分たちの土地に帰ります。この日とそして毎日、私たちは一緒により力強く立ち向かいます。」

 

(※CAREパレスチナ西岸ガザは女性のリーダーシップ協議会「WLCs」の設立を支援しました。WLCの設立目的は、パレスチナの難民女性と女の子に、西岸とガザの難民キャンプ内での活動や意思決定プロセスでの積極的な参加を支援するもので、ジェンダーに対応した参加型モニタリングの促進を行っています。WLCsは、パレスチナの難民女性が自分たちの必要性、課題、願望について、より強力にアドボカシーできるようにするものです。)


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彼女たち自身も難民であり、キャンプで生活しながらも、同じ境遇で苦しんでいる人々のために何かできないか探し、活動を行っています。そんな彼女たちの活動を支えることは、コミュニティ全体の支援にも繋がります。彼女たちが活動を続けられるよう、ご支援よろしくお願いします。


ご支援くださった皆様ありがとうございます。

引き続き「プロジェクトを支援する」からの応援、またSNSでのシェア拡散にご協力をよろしくお願いいたします。