2020/07/01 07:25

毎年7月1日は、旧測候所に通電が行われ、この日を持って夏期観測が開始されます。まさに開山日になります。2日からは、研究者達が機器の設置を始めます。通電試験は6月中に行ってはいますが、この日に無事に通電できたときの安心感はなんとも言い難いものです。年によっては、送電線破損があり、破損箇所調査、修繕が入り1日から開始できなかった年もありました。今年は送電線がどうなっているかわからない状態で、来年無事に使用できることを祈るばかりです。

写真は、馬ノ背と呼ばれる旧測候所が所在する剣ヶ峰への最後の坂。この坂はかなり急ですので上り下りは大変です。気象庁時代に設置された手摺を使いながら上り下りする方も多数います。剣ヶ峰は日本最高地点ですので、多くの登山客がこの馬ノ背から剣ヶ峰に向かいます。