2020/08/12 21:31

旧測候所には小さなサイズですが窓はいくつかあり、二重窓になっています。この、貴重な窓、我々研究者が滞在しているときの健康面、精神面に役立っているだけではなく、貴重な観測場所になっています。建物屋外は厳しい気象環境のため、計測機器の設置には頑強なハウジングなどが必要です。しかし屋内の窓であれば、電波、光は通すことから、アンテナや、ソーラーパネルが比較的手軽に設置できるのです。写真でも複数のグループが機器を設置しているのが分かると思います。この貴重な窓、ガラスが割れてしまったりすると下界とは比較にならないほどの修繕費がかかります。我々NPOが旧測候所を借用してからは満足に修理はできず、応急処置のために窓を潰してしまっている状態です。窓の復活が今後なされれば多くの機器やソーラーパネルを窓に設置でき、より多くの通年観測をするグループが増えるのではないかと考えてます。