いつも応援ありがとうございます。皆様のご支援のおかげで、なんとプロジェクト始動から
9日で目標金額を達成することができました!
メンバー一同、心よりお礼申し上げます。
本プロジェクトは、インド西ベンガル州にあるハンセン病コロニーのうち、緊急支援の必要性が特に高い7つのコロニーへの支援を予定していますが、実際には西ベンガル州だけでも30以上のコロニーがあり、今回支援対象になっていないコロニーに住む人々のなかにも、大変な生活を送っている人は大勢いるのが実情です。より多くの金額を集めることができれば、より多くの家庭に物資を届けることができます。少しでも多くの住民の生活が改善されるよう、
NEXT GOALは90万円を目指して頑張っていきますので、引き続きプロジェクトのシェアや拡散をよろしくお願いいたします。
ロックダウンの影響でハンセン病コロニーに住む人々の生活が困窮していることは、これまでも何度もお伝えしてまいりましたが、今回の活動報告書ではそもそも普段の彼らの収入はどれくらいなの?という疑問にお答えします。
皆様は「絶対的貧困」という言葉をご存知でしょうか?
これは、人間らしい生活の必要最低条件の基準が満たされていない状態のことです。最低限必要とされる食糧と食糧以外のものが購入できるだけの所得または支出水準(=貧困ライン)に達していない人々を絶対的貧困者といい、世界銀行は国際貧困ラインを1日1.90ドル(約200円)に設定しています。
私たちが昨年西ベンガル州のハンセン病コロニーを対象に実施した調査の結果によると、コロニー住民の1か月の平均世帯収入は3000ルピー(約4200円)。1日に換算すると、国際貧困ラインよりもはるかに少ない、たった140円ほどで生活をしている計算になります。
この背景には、ハンセン病に対する差別が原因でそもそも職に就くことができない、また、差別や貧困のせいで教育を受けていないがために安定した職を得ることができない、という事実があり、今でも多くの住民が物乞いや日雇い労働という不安定な方法で生計を立てています。日雇い労働とはいっても毎日仕事ができるわけではなく、仕事がない日は収入が得られません。元々このような不安定な生活を送っている彼らですが、今回のロックダウンによって仕事をする機会が失われてしまい、より生活が困窮してしまっているというわけです。
団体でも、就労支援事業を通して彼らの就労状況の改善と収入の向上をサポートしていますが、現在のコロナウイルス感染症流行下では、より早急な物質的支援が必要な状況です。一刻も早く彼らに支援物資を届けることができるよう、メンバー一同全力で取り組んでまいります。
引き続き応援をよろしくお願いいたします。
※団体が実施している就労支援事業については、コチラ;
https://wappiness.org/employment-support/