ルナさんの電話インタビューに続き、今日はラベヤさんの様子をご紹介します。
センターの友達や先生が大好きだと話してくれ、センターの再開を心から望んでいることが伝わってきました。
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ラベヤさん(仮名)は10歳の時に村を出てきました。長い期間家事使用人として働いていたお姉さんと一緒に出てきましたが、両親と離れるのはすごく寂しかったと言います。
■支援センターに通うようになったきっかけはなんですか?
ある日、姉が支援センターに連れて行ってくれました。でも最初はだれとも話したくありませんでした。数日通っているうちに、授業が面白く思えてきて、周りの子たちと話すようになりました。
村では4年生まで学校に通っていましたが、授業についていけず、よく先生に叱られていました。だから学校に行きたいとは思っていなかったのです。でも支援センターでは、たくさんの友達もできて、多くのことを学べます。センターで縫製、ブロックプリント、絞り染めを学びました。この学びを生かして、雇用主や近所の人にスカーフの絞り染めをして、お金を稼げるようになりました。6月には縫製やスカーフの絞り染めで1100タカ(約1300円)の収入につなげることができました。両親はこれをとても喜んでくれていますし、私自身も将来何かができるという自信につながりました。
■支援センターで好きなことはなんですか?
センターのすべてが私のお気に入りです。その中で一番好きなのは、ブロックプリントと絞り染めを使って新しいものを作ることです。スカーフを作ったり染めたりすることができるようになるなんて、想像もしていなかったです。雇用主や近所の人が、絞り染めスカーフのオーダーをくれるときは本当に嬉しいです。絞り染めをしている日は、家事使用人として、家事をしなくていいので。
もう一つ好きなのは、センターで出会った友達です。
■COVID-19でセンターが閉まっていたときはどうしていましたか?
センターが閉まっていることがとても寂しいです。今雇用主の子どもが全員家にいるので、仕事は増えています。時々休憩したり、センターに行きたくなり、友達を懐かしく思っています。
雇用主の電話を借りて、センターの友達に電話をしたりしています。センターの先生はお母さんのようなので、本当に会いたくて仕方がないです。