本校の3年生に手渡す本が第2弾…第3弾と着々と着荷。現在約150冊。そして、今日、明日で2つの書店さんから高校生分最後の本が届く予定です。ついに返礼品のカレンダーも出来上がりました!(写真はすべて生徒が撮影しました。送料を減らして1冊でも多くの本を購入するためにコンパクト仕様となっております。)
さて、今日は本が届いたら、登録して、フィルムを貼って、ラベルを印字して、貼ってカバーかけて...地味な作業をわしわしと作業して、せっせと棚へ。1秒でも早く。
■こぼれ話(こっちの方が長い)
ある受験生が、「何になればいいかよくわからないし、こういうことに興味があったけど全然調べたりしてこなかったんです。こういう自分がその道を目指していいんですかね?」とぽつり。
「知れば済むことならば、とことん知らせましょう」と、司書としては腕の見せ所なのですが、高校生は次の事実を知らないのです。
『そもそも、あなたの生活環境の中に学びを深めていくための条件が揃ってないもんね。テレビひとつとってもそうだけど、宮崎と都市部の情報格差、すごいのわかる?でもこれはあなたのせいじゃない。だから慌てなくていいよ。クラウドファンディングでいただいたお金で、ちゃんとあなたに必要な本準備してるから。(なぜなら進路室も3年生の先生方もががっつり情報共有してくれるので、3年生全員の進路希望をもとに基礎資料+最新資料そろえちゃってるんです。)大丈夫。間に合うよ。』
受験生ひとりひとりと話をすればするほど、機会に恵まれずに伸びきれなかったその子の感受性や興味・関心を知ることができ、地方の可能性を確信せずにはいられない日々です。
地方の高校図書館にとって、生徒が求めている情報に対して「あるよ」と言えることがどんな安心感を生み出し、どんな成長を促すことができるのか、このこぼれ話ですこしでもご恩返しできたら幸いです。みなさんのご厚意に感謝しています。本当にありがとうございます。
(もしかしたら最後の返礼品の発送は本の納品の都合で11月末ごろになるかもしれません...。ぎりぎりまでお待たせしてしまうかもと内心ひやひやしています…(;▽;))