いよいよ最後の活動報告となりました。先日、最後の本をお届けしたのは「SEIKADO」さん。SEIKADOさんといえばフルーツサンド!そしてハロウィンのケーキ?!笑口に運ぶ前に、目にも楽しいデザートでたくさんの人を笑顔にしているお店です。本はお菓子のデコレーションに関するものを中心に、フィリピン料理も楽しめるSEIKADOさんなのでタガログ語の辞典や色んな国ごとのお菓子の本など多国籍(異文化)を意識して選ばせていただきました。読まなくても目だけでも楽しめる本が多め?かもしれません。3年生は卒業式まであと1週間。これからそれぞれの道へ進んで行きます。お祝いのとき、県外へ出る前、帰ってきたとき、その時々で集まる場所がSEIKADOさん。そして、今回ご協力いただいた全ての店舗さんかと思います。まだまだ受験真っ最中の生徒もたくさんいて、日向高校の図書館では、そんな受験生たちが面接や集団討論の練習をする姿や、以前借りた本をもう一度手に取り知識を再確認する姿が見られます。その手に取られた本のほとんどが、皆様にご支援いただいて購入させていただいた本です。「こんな本があるんですね。」という子や「ここの本棚面白い!」という子など、『未知』に出会えた印象がこれまで出会った本よりも一際強いようです。「これはあなたたちのための本。あなたたちを大事に思ってくれた大人が131人もいるんだよ。」と伝えると、「え?!そうなんですか?!」と言いながら、本を抱える手にギュッと力が入る生徒は1人や2人ではありませんでした。適切なタイミングで適切な情報を得られた事で、「おもしろい!」の芽がぐんぐん伸びている生徒がたくさんいます。これからも日向高校の生徒たちの躍進を見守っていただけたら幸いです。ご支援・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
さて、いよいよ配本も残すところわずか。(当初の予定では20店舗様に配本を予定しておりましたが、達成率に合わせて10店舗様への配本となりましたことを御了承ください。)9店舗目は「cafeさんく」さんです!ダンボデリさんと同じ日に配本に伺わせていただきました。オーナーの今村さんは日向高校の卒業生で、モトコモリカフェを定期的に開催されています。今村さんからご希望いただいたのは、引きこもりや不登校、食や子育てについての本。中でも、引きこもりや不登校など専門性が高い本は日向で手に入りにくいものです。地方は特に当事者同士が出会うこと、当事者や支援者の実際の声を知ることさえも難しいと言われるからこそ、しっかりと選ばせていただきました。さらに、今村さんからリクエストいただいたテーマすべてがそこに隣接しているからこそ「ひとり一人の幸せ(心地よさ)とは何か」に触れるような本を一緒に。引きこもりも不登校も決して悪いことではありません。当事者や家族、周りの人がみんな無理をして自分ではどうにもならなくなってしまうほど苦しくなる前に、本を手に取ってもらったり、相談できる方に繋がるきっかけができることを願っています。支えあいの地域文化が日向に広がりますように。【最後にちょっと豆知識】人は「大丈夫?」と聞かれると反射的に「大丈夫」と答えてしまいます。 もし、困っていたり、何か辛そうだと感じる人に声をかける時には「どうしたの?」と声をかけてみてくださいね。
コロナに始まり、、、コロナに負けず、、、年末に始まった配本が緊急事態宣言や試験や模試、受験のタイミングなどの影響で延び延びになってしまっていましたが、ようやくお届けできるようになりました!8店舗目は『Danbo*deli 』さん。日向高校の先生たちにも大人気のお店で、体育祭などのイベントの際にランチをお願いすることも。彩りが華やかで健康的な食事を提供してくださいます。今回は、お店の設えやフードの盛り付け、そしてお客さんの層を参考に選書をさせていただきました。ダンボデリさんはデザインセンスが光る店舗さんなので、その「シュッ」としたイメージ(まさかの擬音)をどういう本のラインナップで表現すればお店のイメージと調和できるかなー・・・と悩みつつ、お客さんはそのセンス自体に憧れがあるはず!と目星をつけて、その本を手に取るとちょっと意識を高く持てるような、自分でも「やってみたい」と思えるような本をチョイスさせていただきました!日向高校に設置させていただいた本も、これまでの店舗さんで設置させていただいた本も、いずれも多くが日向市内ではなかなか手に取ることができない本たちです。簡単に言い換えてみると「都会的」な本かもしれません。けれど、その本に引けを取らないお店ばかり。(おかげさまで日向高校の生徒たちも興味関心がぐんぐん伸びています)各店舗さんにはオーナーさんの意識が脈々と息づいていて、「日向にこんなお店があるってすごいことだよね!」と不断の経営努力に気づかされます。まだまだコロナ禍ではありますが、ぜひ、訪れてみてくださいね(^^)
7か所目は「comfort caf'e & bar BUCKAYRO」さん!実は、今回の店舗さんの中で一番選書のハードルが高かったのがこちらのお店です...涙オーナーの寺尾さんが博識すぎる...完敗です、寺尾さん...。「例えばこちらのお店にどんな本があったら良いですか?」と、問いかけたら「〇〇書店かな!」「…ちなみにそれ系だったら〇〇出版とかもありますがいかがでしょうか(脳内単価調整中)...」「いや、そこよりは〇〇書店かな!」もう、この会話だけでお店のサービスの質の高さがオーナーにあるのがわかっちゃうんです。選書は寺尾さんの仰った「〇〇書店」のものを中心に、文化の拠点として、このお店に置いて会話のきっかけになればという本を入れ込ませていただきました。バッケーロさんは語らえるお店。その語らいをバネに地域が彩られてゆく、そんなお店です。人の成長のためにはコンフォートゾーンがまず必要で、次にラーニングゾーンへ向かうと言われています。それを確信させてくれる日向の名店を紹介してくださった、元ひむかBiz長友しんじセンター長に感謝!!
6か所目は「フジヤカメラ」さん!2階のスタジオ前室を「ここで高校生が勉強してもいいよ」とも言ってくださっていたのはオーナーの明神さん。2020年に復活予定だった「まちなかハロウィン」。明神さんはこのまちなかハロウィンの実行委員長でもあります。来年こそはぜひ復活を!!!『最高の笑顔がたくさん生まれる起点はここから!!』のエールも込めて本を選ばせていただきました。静かな日々が続きますが、賑やかなまちが一日でも早く戻ってくることを祈って。