旧北上川の河口近くには、日和山という山と川と海を一望できる山があります。 ここから望む地区に数年後?には、防潮堤や堤防が建設されてしまうのですね。 つくるつくらないの論議以外に、どうすれば調和のとれた堤防や防潮堤になるのだろうかという考え方。 今一度、行政、議会、市民が対等に論議し合える場をつくらなければならないと感じています。
6月ももう終わりですね。 石巻もすっかり夏日の訪れが感じられます。 マイナス7度で銭湯の露天風呂に入っていた事が今や思いおこせません。。 最近は潮の満ち引きにあわせて、河川に残る沈没船や残留物をチェックしています。 これが実は重要な作業なんです。 河口から約1Kmの範囲には今も様々な残留物(歴代の)が残っていて干潮時には船を引っ掛ける恐れがあるんです。 今回のプロジェクトで使うのはアルミボート。 つまり、金属片に引っ掛けたら。。。という訳です。。 今回のプロイェクと、下準備は7割は下準備といったとこでしょうか。 最後の20代の夏をここにかけます! 写真は、中瀬付近で、沈没している数千トンクラスの船を回収している作業船団。 CAMPFIREでの支援募集も残り11日となりました、パトロンのみなさまありがとうございます! まだ迷っている方! よろしくおねがい致します!!
午後からボートを移動させる為のドリー(台車)を造り、そのまま北上川へ。 船上でのカメラの操作具合と船上の使い勝手を確認! 船の揺れが心地よかったです。 ですが、今回の撮影の敵は風になりそうです。。
全長約250KMに及ぶ旧北上川(通称北上川)は岩手・宮城両県を縦断して石巻から海にでます。 調査中の北上川のルーツを探るべく、岩手県までリサーチに行って来ました。 源泉があるのは岩手県岩手市内の山中にある神社。 山肌からちょろちょろと湧き出ているのが源泉。 まさに千里の道も一歩から。 しかしながら、神社がルーツの北上川があの日、津波を運ぶ事になるとはなんとも皮肉なものです。
石巻市の沿岸部および旧北上川付近の地区約4500世帯に避難勧告が出されました。 私の拠点も旧北上川の脇の中央と呼ばれる地区にあり避難勧告の対象になりました。 注意深く状況を確認しています。さすがにすこし緊張しています。 撮影用のボートも緊急時には地域で活用できるように準備も整えておきました。 さて、今回の避難勧告は街と川の関係を再考させられることの一つになるのではないでしょうか。1M前後地盤が下がったこの街では、今回の様に大潮の時期で、満潮時刻と暴風雨域の到達時刻が重なると、浸水の恐れが出てきます。それは事実です。 昨年秋には50cm前後の浸水が観測された地区もありました。 堤防が建設されると、今回のような状況でも避難勧告は出されないのでしょう。しかし、堤防を建設すると失う多くの事や物もあります。 机上の推理や論議、政界や行政にゆだねるのではなく、このような実態を体験しながら、その地域に住む住民の人たちが堤防の在り方についてより活発に論議をして住民主体の見解をもっともっと明確に表していく必要もあるのではないかとおもいます。 だからこそ、このプロジェクトを実行しようとおもいます。 みなさん、今一度プロジェクトの内容を再読していただければとおもいます。