知名町立図書館が毎年小学3~4年生を対象に開催しているお泊りイベント「ワクワク図書館」。そのプログラムの一環としてご依頼をいただき、図書館の貸出用エコバッグ作りのワークショップをさせていただきました。
《えらぶ色クレヨン》の主成分である「蜜蝋」は、およそ60℃以上の熱で溶け、冷えると固まる性質があります。つまり、布に絵を描いた後にアイロンをかけると、クレヨンが溶けて布に染み込み、冷めて固まることで布に定着する(色落ちしにくくなる)のです。
紙に描くだけではないクレヨンの楽しみ方を、多くの人が利用する図書館の貸出用バッグに採用していただけたことは、とてもうれしいことでした。
ワークショップでは、小学生に『絵本』をテーマに、バッグに絵を描いてもらいました。
はじめは躊躇していた子もいましたが、用意した型紙を使ったり、絵本を見ながら写したり、描きだすとみんな真剣! 赤土・シマ桑・島みかん・イカ墨・琉球藍など、島の自然から生まれた色を選びながら、好きなキャラクターを思い思いに表現してくれました。
いち図書館利用者としても、「どんなバッグが手元に来るのかな?」と、本を借りる楽しみが一つ増えました!
ワークショップの前段として、クレヨンの色やにおいから色の原料になっている素材を当ててもらうクイズをしたのですが、みんなとても積極的に参加してくれていたのが印象的でした。
「えらぶのお茶と言えば?」のヒントには「シマ桑!!!」と即答。「だっていつも学校で飲んでるもん」と。さすがですね~
身近な素材も、アイデアや工夫次第でまったく違う商品に生まれ変わる。
このワークショップが、何かの気づきにつながっていればいいなと思います。