<活動報告8.3> 決勝レース報告
<FIM世界耐久選手権最終戦 "コカ·コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会>
決勝レース
スタートライダーはブルーの腕章、生形。スタートは上手くいきましたが、数周目で2回の追突にあってしまいます。それでも転倒からマシンを守り、走りきりました。...2スティント目、イエローの腕章、マーセル=シュロッター。マシンの修復に15分を要し順位が60位まで落ちたところからの走行。ここから追い上げを開始。
3スティント目、生形。1スティント目で追突された左ももにかなりの痛みあり。激しいダメージを負ったマシンで1時間近く走行したため、他にも痛みが出ている様子。
4スティント目、レッドの腕章、アレックス=カドリン。レース中のトラブルに動じない、冷静さを保ったメンタルは、さすが耐久チーム(SERT)の選手。
5スティント目、生形。脱水症状、体重減少とダメージが大きくなっています。
6スティント目、マーセル。レースも終盤に差し掛かった時間帯にもかかわらず、まるで予選のタイムアタックような速さで周回を重ねます。
7スティント目、生形4度目の走行。最後の力を振りしぼって走行します。この時点で順位は24位まで上がりました。
ラストスティントは、マーセルの体調に不安な要素が出現したため、アレックス。一気に暗くなり視界も変わってくる時間帯ですが、それでも最後に1つ順位をあげ、23位で無事チェッカーを受けました。
レース序盤からトラブルに見舞われ大きく順位を落とすことになってしまいましたが、メカニックの懸命な作業により、レースに復帰できました。
そしてマーセルの速さ、アレックスの安定感、生形の意地がなければ、ここまでの追い上げはできなかったと思います。絶望的な状況から、最後まで諦めず走り続ける姿勢は間違いなく一流でした。
順位だけで言えば必ずしも満足とは言えませんが、初出場で無転倒&完走。大きな成果です。
あらためまして、最後まで応援していただいた皆様、ありがとうございました!