皆さまこんばんは。よーそろ代表の井上明です。
本日もいい天気。
久しぶりに1組限定宿、閑月庵新豊に予約が入り今日は丸々1日かけて大掃除をしました。
波打っている昔の窓ガラスもピカピカに。
ここは江戸時代末期建築の建物で、元所有者さんから建物と"新豊"という昔から続く屋号を残していって欲しいと6物件目の空き家リノベーションにして初めて売買契約を交わし、今までにない挑戦をスタートさせた物件でした。
今までにはない額の投資をし、建築家や今まで付き合いのある沢山の業者さんの力も借り、完成までの一年間だけでも様々な学びがありました。
既存柱との取り合いや浄化槽埋め時のすったもんだや、途中頼んでいた左官さんが突如いなくなり漆喰塗りを全部しなければいけなくなった事など今となればそれもまた良き物語に。
海外からのお客様も全てキャンセルになり厳しい状況は続いておりましたが、久々の出動です。
一泊8万円〜(2名様)のお宿ですが、それ以上の価値を私たちはここに見出しています。
この窓から見える満月、朝陽、多島美の風景や江戸時代から続く重厚な建物の造りや手の込んだ建具などの内観、1組様だけに用意し目の前でパフォーマンスする魚料理…料理長篠崎誠則とまだまだいいものにできると常にアップデートを繰り返し、失敗も悔しい思いもしながらも閑月庵新豊は少しずつ成長していっているように思います。
陶芸作家さんに頼んでいた面白いお猪口やお皿が届き、お客様に「これどうですか?」とニヤニヤを抑えながら静かに反応を感じるサービス提供も楽しみなところ。
さぁ、お迎えの準備の詰めをしっかりと。