はじめに・ご挨拶
はじめまして。東京学生演劇祭の事務局を務めます杉山と申します。
当演劇祭は毎年夏に関東圏の学生演劇団体による発表・交流の場として開催されています。
私設の演劇祭ながら、札幌・東京・名古屋・京都・四国・福岡と各地域演劇祭で横の繋がりを持ち、各地区から推薦される団体による全国学生演劇祭へと繋がっていきます。
東京は昨年は台風による公演一部中止、そして今年のコロナ禍と正直に申し上げて継続の危機に立たされています。
しかしながら大学演劇は元々交流の場が少なく、なんとかこの場を残していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
7.28追記 感染拡大を鑑みお客様を入れず配信での公演とすることを決定しました。
このプロジェクトで実現したいこと
東京学生演劇祭2020は9月9日~13日に、北区王子の花まる学習会王子小劇場にて開催予定です。
今年は新型コロナウイルスの影響で他のスポーツ・文化活動同様に多くの学生演劇が上演中止を迫られています。当演劇祭も辞退する団体もある中、下記5団体が出場の意志を示し準備を進めています。
・ごじゃりまる。
・潮汐ロック(8/28追記 残念ながら辞退となりました)
・てぃっしゅ
・演劇ユニットWillow's
・wakka
上記4団体と学生実行委員と皆様のお力で、安全な開催を実現したいと思います。
プロジェクトをやろうと思った理由
「新しい生活様式」が求められている中、演劇も様々な影響を受けています。
感染症対策のための費用増がある一方で、観客席は従来の50%以下にする必要があります。
東京学生演劇祭の収入は9割以上がチケット販売によるものですので、客席が半減することはそのまま収入が半減することを意味します。仮に満席の客席で開催を迎えたとしても、費用の回収は難しく大幅な赤字は避けられません。安全面においても新型コロナウイルス感染症の状況に神経を尖らせ、参加団体・学生実行委員・観客の安全を考慮しながら連携をとっていくことは多々困難があるのは事実です。
開催中止が無難な選択肢なのかもしれません。
しかしながら学生という立場は今この時だけです。4年生にとっては学生最後の演劇祭、そして人によっては人生最後の演劇になる場合もあります。下級生にとっても先輩とともに創る演劇は今年だけです。
主催者が「また来年」と言うことで、彼らの演劇は、彼らが学生時代をかけて取り組んできたものは止まってしまいます。劇場への休業要請も明けた6月末、参加団体の皆さんとオンライン上で話し合い、改めて上演の意志を確認しました。
もちろん安全が第一です。休業要請が出た場合、劇場から安全面に懸念が示された場合、関係者から感染疑いのある者が出てしまった場合、中止を判断します。
道が閉ざされてなく、出場意向のある学生達がいる以上、こちらで支援を受けながら開催に向けて尽力していきたいと思っています。
これまでの活動
2015年、学生演劇の交流の場として発起人の沢大洋氏(現・全国学生演劇祭事務局)により誕生しました。
第2回全国学生演劇祭の出場団体が、韓国最大級の演劇祭である大韓民国演劇祭in 大邱で上演を行ったり、第2 回全国学生演劇祭大賞のシラカンがフェスティバル/トーキョーへ招聘上演されるなど、活躍の場も少しずつ広がっています。
2019年より事務局(プロデューサー)を現在の杉山が担当することとなり、より「学生主体の演劇祭」として舵を切り、公募により集まった学生実行委員がイベントなどを企画し、学生が運営に直接関わっていきながら同じく公募により集まった学生演劇団体と演劇祭を開催しています。
審査員による大賞選考、観客投票による観客賞が設けられ、大賞受賞団体は翌年冬に開催される全国学生演劇祭に推薦されます。※本年は2021年3月に札幌で開催。
資金の使い道
9月9日~13日に行われる東京学生演劇祭2020の運営費用の赤字補填に使わせて頂きます。
また資金の一部を各参加団体へ、新型コロナウイルス感染症対策費用(消毒液やフェイスガード等消耗品の購入、稽古スタジオなど学外施設の使用費)として支給致します。
※今後、感染拡大等により開催が困難となった場合、中止にかかる費用や各団体のこれまでの活動に対する赤字補填、サポートスタッフの謝礼金など柔軟に使わせて頂きたいと思います。
リターンについて
・デジタルお気持ちコース(1000円):お礼メール
・アナログお気持ちコース(1500円):直筆お礼のポストカード
・演劇祭記念品Aコース(3000円):公演パンフレット(12P予定)※16Pになりました!
・演劇祭記念品Bコース(5000円):オリジナルTシャツ(S・M・Lサイズ)※お色が5色になりました!こちらのリターン選択者には後日希望の色をお聞きします。
・公演動画配信コース(3000円):希望の1団体の公演動画(期間限定公開)
・団体応援コース(4000円):希望の1団体の公演動画(期間限定公開)・上演台本
・公演グッズコース(5000円):全団体の上演台本
・公演動画配信フルコース(15000円):全団体の公演動画(期間限定公開)・全団体の上演台本・学生実行委員によるおまけオフショット動画
実施スケジュール
春からの公募で最終的に6団体の出場が確定済み
(7.28追記 配信公演にすることが決定、1団体辞退があり5団体で上演)
夏休み期間(8月中~9月上旬)、各団体の創作活動、実行委員による運営会議
9月7日劇場入り・リハーサル
9月9日~13日、東京都北区にある花まる学習会王子小劇場にて公演動画撮影
9月14日夜~9月27日、視聴動画配信
※9月20日15:00~、審査員による講評会をYoutubeLIVEで無料配信!
最後に
皆様の応援、お力をお貸しください!
よろしくお願いします。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る劇場入り!
2020/09/07 21:24いよいよ本日9月7日、劇場入りしました!例年だと全団体集まって仕込み作業をしますが今年は感染症対策として大人の統括スタッフのみでの作業です……。ちょっと寂しさはありますが、無事終わり今(21時)は各団体の照明担当が入れ替わりで来て各々の「明かり作り」というのをやっています。それぞれの作品もやっと全貌が見えはじめて来たので……各団体紹介も始めていきます!(やっと……!) もっと見る
配信公演の概要が決まりました
2020/09/02 11:51劇場入りまであと1週間。配信公演の概要が決まりチケットも販売開始となりました!演劇祭サイトhttps://tst-fes.wixsite.com/tst-fesにて1作品1500円。販売期間:8/25(火) 22:00~9/22(火)23:59視聴可能期間:9/14(月)夜一斉配信予定~9/27(日) 23:59※リターンよりも早くご覧頂けます!※審査員紹介(敬称略)◆堀川炎劇作家・演出家・振付家。東京都生まれ。「くすっと笑えるアート」をコンセプトに、言葉を使ったパフォーミングアーツを創作している。08年に劇団世田谷シルクを結成。世田谷区芸術アワード”飛翔”舞台芸術部門賞、利賀演劇人コンクール奨励賞、観客賞を受賞。15年から渡欧しフランス、ベルギーにてオペラの演出見習いとしても時間を費やす。16年から瀬戸内国際芸術祭に出展するなどフェスティバルにも参加。インドの小学校やスウェーデンへのツアーも行っている。◆池亀三太脚本家・演出家2018年4月 花まる学習会王子小劇場 芸術監督に就任。2019年よりマチルダアパルトマンという団体を立ち上げ演劇活動の拠点としている。演劇活動と並行して映像作品の脚本なども精力的に行っている。佐藤佐吉賞2015 最優秀作品賞受賞※審査員2名による講評会を9/20(日)15:00~(予定)YoutubeLIVEにて無料配信が決まりました!例年演劇祭の講評は参加団体しか聞けませんので是非事前に作品ご覧の上で講評会をお聞き頂ければと思います。視聴URLはまたご案内します。 もっと見る
学生実行委員!
2020/08/15 12:00皆さんこんにちは。東京学生演劇祭の大きな理念の一つが「学生主体の演劇祭」であることです。演劇祭そのものの運営や関連イベントの企画など、公募で集まる学生達が主体的に進めていけることも大きな魅力です。毎年、観劇専門で演劇に関わることも初めて、という学生も多くいるので事務局に促されたり経験者の声が大きくなることもしばしば...。ですが、継続していくことでやがて毎年独自の色が現れる演劇祭になっていくのではと期待しています!募集チラシは3・4月に都内の大学で上演される演劇サークルの卒業公演・新歓公演に折り込ませてもらっているので今年は軒並み中止となりSNSのみの募集となりました。写真の先日の実行委員会議の様子。5名(よっしー・そーま・まね・あおりんご・もえ)とこの日欠席だった唯一の男子・ひらば、+事務局の計7名で運営会議をしています。ご覧になって分かる通り、すべてオンライン!バラバラの大学から集まっているので昨年からの引き続きの人以外、 まだ誰もオフラインで会ったことがありません!関連イベントも今年はあまり出来そうにないので、今年は各実行委員が参加団体の番記者となり稽古場の様子などを取材することとなりました(感染症対策として複数の団体との接触を避けるため)。学生達も8月上旬まで続いたレポート地獄が収束しつつあるようなので、これから活動が始まっていきます。お楽しみに! もっと見る
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