こんにちは!東果堂のハカセです!
お盆を過ぎましたが、まだまだ猛暑が続いていますね〜
なかなか日中は外出されている方が通りに少ないので、もっぱら色々と仕込んでいる日々でございます。
さて、仕込んでいると言えば、今日は東果堂のフルーツやお野菜の選び方、さらに、ジュースやドライフルーツ、惣菜などに使う食材の選び方をちょこっとお伝えできたらと思っています。
産地を訪れても、大田市場に行っても、僕たちの食卓に並ばない、なんならスーパーではまずお目にかかれないようなフルーツや野菜はごまんとあります。(本当に五万もあるかも!)
なぜなら、それらは説明する方がいないような店頭では置いておいてもまず選ばれないからです。さらに、そういったフルーツや野菜は安定共有に耐えられなかったり、お値段が高めだからでもあります。
そういった日の目を見ないフルーツや野菜を、せっかくなので、できるだけ紹介したいというのが僕たちの思いです。何せ、そんな彼らに出会ってしまったら、好奇心が止められないし、教えたくてしょうがないのです!
もちろん、まず自分たちで食べますし、仲卸さんに聞いたり、いろんなサイトで調べて、どうやったらお客さんに興味を持ってもらえるか試行錯誤しますが、それも含めて楽しいのです!
そして、東果堂はなるだけ、まずは手軽に皆さんの食卓にフルーツを並べていただきたいので、カットフルーツの量り売りや、デリを作ってショーケースに並べさせていただいております。それも一般的な価格より若干お買い得に。それはなぜか?
冒頭の桃の画像、何かお気づきになりましたか?
そう、ほとんどに押せていたり、皮がずれていたりと痛みや傷があります。これでは店頭で販売できないですよね?これらの桃、山梨産の高級桃ですが、出荷先のスーパーでこれらの事情で大量に戻ってきてしまった桃なのです。
こちらは、商社から送られてきたものの、すでに星(茶色い斑点)が出てしまい、しばらく冷蔵倉庫で眠っていたハネジューメロンというメロンです。これくらい黄色っぽくなっているヤツは日本のメロンに負けないくらい美味しいんです!、、、がこれでは買い手はなかなかつかないですよね?
東果堂は、先ほど書いたレアで面白いフルーツやお野菜はもちろん、こういった行き場を失ったフルーツも積極的に買わせていただいています。
一つは、作り手も仲卸さんもこうなってしまったものは「産業廃棄物」としてお金をかけて捨てなければいけない物ですが、倉庫が片付き、さらに幾ばくかでも利益になればちょっとは助けになるから、そしてもう一つは、全然美味しく食べられる上に、僕たちにとっても手を加えればより価値のある商品になると分かっているからです。(何なら高級フルーツだったりしますからね!)
どうやら昨今ではそういった動きをアップサイクルなんて呼ぶらしいですが、いつの世も無価値に思われる物の中に、実は価値のあるものが隠れている物で、それでいろんな問題が解決されるならば、面倒くさがらずにやるべきだと思っています。
まずは、ドライフルーツ!これは本当に簡単!切って乾かすだけ♪何なら皮も向きませんし、色が変わることも気にしません。
食べていただければご理解いただけると思いますが、普通に美味しいんです。
仕入れも安いので、東果堂でもとってもリーズナブルです。
次にフルーツサンドイッチ!
見ての通り、カットしただけで美しいフルーツですが、これらも基本的にはいわゆる訳ありのフルーツ達です。
訳ありとかだと響きがよくないので、エシカルフルーツと呼びましょう。エシカルフルーツ達、傷などがある時点で店頭に届く事はないですが、店頭で売られていたとしても、選べらないかクレームの対象でしょう。でも、売る側もそれを踏まえて、売る努力をしたり、買い手も、それを踏まえた上でいろんな形で使用してもらえないかな、という思いを込めてこれらのメニューを作っています。
そして東果堂の目玉の一つ!
フルーツを使ったデリ(お惣菜)!
左の画像は「スイカの白い部分とマイクロきゅうりの浅漬け」です。スイカの白い部分は当然ながら、普通は皮と一緒に捨てられてしまいますね。でもここに意外に栄養価が含まれていて、生で食べると瓜っぽいのですが、浅漬けなどにするとまさにきゅうりのようにシャキッと美味しく食べられるのです!
このようにフルーツやフルーツの食べない部分なども食材として使えるようにする事で、いつも余ってしまって、痛みが出てしまうようなフルーツを無駄にしない事に繋がりますよね?食べて美味しいと思ったら是非、おウチで試して欲しいので、今後ホームページにもレシピを公開していきます!
ちなみに東果堂のカウンターの下には、フルーツ関連の本をたくさん並べています。
これらの本は、ちょっとでもフルーツに興味を持ってくれた人に読んでいただけるようにお貸し出しています。
もちろん僕たちとおしゃべりをしながらカウンターで読んでいただいてもよいですし、持ち帰っていただいてじっくりと読んだり、料理をするときに使っていただければと思っています。
東果堂に来て、見て、食べて、学んで、いろんな側面でフルーツが好きになってもらえたら本望です!
フルーツを もっと美味しく もっと楽しく!
東果堂
岩槻正康