当社は、来月創立120周年を迎えます。
改めて当社の歴史を辿り、創業当初や初代、二代目の頃に思いを馳せてみます。
一番古い写真は、今の所、冒頭の写真(昭和19年~20年頃)です。
初代井原東(あずま)夫妻は、右の2人
2代目井原思斉(しせい・本名:井原卓蔵)夫妻と2人の娘、出生時の写真です。
貴重な初代の写真がもう1枚ありました。
年代は、昭和26~27年頃
初代井原東と孫(二代目の二女)美乃里←後に3代目丹羽宏と結婚し、仿古堂を引継ぎます。
当時を物語る貴重な記録写真です。
時代が少し逆になり、昭和10年前後
書道学習中の井原卓蔵(のちに二代目)
思斉は自ら書を嗜み、芸術文化や民藝への関心が深く、多くの文化人達との交流、そして教育にも力を注いだようです。
家ではいつも書斎で筆を持ち、誰かに手紙を書いていたとか。
昭和45年 井原思斉
上田桑鳩先生との2人展 福屋百貨店にて
昭和後期〜平成は、三代目丹羽宏
令和は、四代目井原倫子(同じく二女です(^-^)v)
こうやって並べると歴史ありの120年
振り返れば、今より厳しい時期もあったはずです。
こうして受け継いだバトンを今、途絶えさせる訳には行きません。
これまでのやり方では、生き残れない事は、なんとなく肌で感じでいます。
まだまだ受け止められていない反面、地方だからこそのチャンス
熊野という筆の歴史ある地で頑張り続けた意味を考えながら
ものづくりのこだわりを活かし、職人を育て、守る伝統は守り
時代の波に呑まれないデジタル革命を行い
画期的な発想と、時代にあった企画を打ち出しつつも
のれんを傷つけないよう、誇りを胸に、2020年もあと4ヶ月
力の限り闘いたいと思います。
みなさまからのお気持ち、しっかりと活力に変えて行きます。
ご支援いただき、本当にありがとうございます。