8月13日スタートしました弊社初挑戦のクラウドファンディング、昨日9月23日に目標金額100万円を予想以上に上回り 1,374,800円、支援者146人という本当に有難い結果で支援期間終了を迎えました。
日本の筆作りは熊野だけではありません。
呉川尻・豊橋・奈良…他にも日本のどこかで筆職人が手を動かしています。
今回のプロジェクトは我が社だけのものではなく、筆生産者へのエールだと受け止めております。職人さんは今後更に、日本にとって大切な宝になると思います。
みんなで守り、その手仕事を繋いでいかねばなりません。
最初から最後までほぼ毎日、どこからともなく現れる支援者様のお陰で日々元気をいただき、コロナの影響で電話さえ鳴らない不安だった日々が信じられないほど生き生きと「仕事がある」ことの幸せを噛みしめながら、このクラウドファンディング期間を過ごすことができました。
ある支援者様から「目標に達するまで気になって気になって、度々(クラウドランディング)ページを確認していました。目標に達した時はホッとした^^」とお聞きし、本当に勿体ないほどの愛にあふれた応援をいただいているのだと感激いたしました。
ご支援いただきましたすべての皆様が↑のような状況だったことと存じます。
コロナの影響は支援くださった皆様もきっとおありでしょうに…
そんな状況の中で弊社の今回の取組みにご賛同くださり、皆様からの後押しは(物理的に離れていても)自身の中で突き動かされるほどに肌で感じておりました。
今回、クラウドファンディングの挑戦にあたって十分な準備時間が取れるだろうか?
支援者の方々にご迷惑をおかけしないか?
そもそも支援者が現れるだろうか?
のれんに傷をつけないだろうか…?
色々とマイナス思考も少しだけよぎりました。
今は、クラウドファンディングに挑戦して本当によかったと心から感謝の気持ちでいっぱいです。
・価格競争に巻き込まれる日々
・昔に比べ原料の質の低下の割に、価格高騰
・そのため数十年前と全く同じクオリティの筆はなかなか難しいこと
・書道人口の減少
・そして今年はコロナ !
そんな中のクラウドファンディング、手仕事の価値、志を新たに、次世代に向けて!
昭和の経営を次世代に繋ぐ経営に変え、技術や伝統は、そのまま継承。
変革のクライマックス、ここに決意と共に、
今回のプロジェクトに、弊社に関わりのある全ての方に感謝申し上げます。
もちろん、このプロジェクトはこれで完了ではありません。
皆様からのご支援を活用させていただき、我が社のデジタル化に向けて、一つ一つ改革を進めてまいります。それによって生産性をあげることで、私達の「伝える・繋げる」力をもっと強く広く皆様と共に前に進みたいと思っております。
これからもどうぞ見守っていてください。
そして、皆様のこれからが心からの咲顔でありますように…
仿古堂
代表 井原 倫子