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昨日付の地元紙で「コロナで変化の兆し」の見出しのもと、感染拡大で人の動きが制限されたことから全国的にリモートワークが広がっている、という記事が掲載されていました。
その脇には、地方に活動拠点。ザッと読むだけだと、東京に集中していた人口が地方に動き始めたように思います。実際、総務省の5月のデータでは東京都はが外国人を含む転出が転入を1069人上回り、人口が流出する「転出超過」に。翌月には転入超過に戻ったものの、戻り幅はゆるやかで人口流入は緩和した、とあります。
「地方に住みながら仕事をする選択肢が生まれた」と、調査会社の方のコメントも記載されていました。移住支援サービス「SMOUT」の登録者数は急増していて、国も今が一極集中是正のチャンスとみていると。
本当にそうでしょうか。
二拠点居住や移住の選択肢なら、これまでもあったと思います。昨年、宮崎県企業立地局の方々がぼくたちに紹介してくださった東京のIT企業のみなさんは、ほとんどがリモートワーク。時間と場所にとらわれないはたらきかたを実践していました。
「企業のリモートワーク導入が進めば、地方での人材確保につながる」と調査会社の人はつづけていますが、東京圏の大企業勤務で、通勤は無くなったものの都内でリモートワークを続けている方をたくさん知っています。
満員電車がいやで地方に動いても、おそらくうまくいきません。リモートワークの本質は、物理的な場所選びではないように思います。そこにはどういきるか、どうはたらくかという自分自身の決意が大事ではないかと。
おおかたの地方では「東京一極集中憎し!(でも仕事がないから致し方ないよね)」というのが本音でしょう。
でもそれは、ないのではなく、見えていない・探していない・創っていないだけ。面白い仕事はいっぱいあるし、つくることができると思っています。なんとでもなるし、できる。
一週間に2日しか営業しない「ナナブンノニ」を開業した地域おこし協力隊の河野大樹くんは、「自分の地元に面白い仕事はないと思っていた」といっていました。
彼がUターンして1年半。「ナナブンノニ」はメニューやコンセプトが面白いとメディアに取り上げられ、地元のファンも少しずつ増えています。
彼は自分で決めて、トライしています。はたからみていても、カッコいいなあと思います。
今回、「茶心」はテレワークやワーケーション の一環としてお使いくださいと提案しています。
それは単にそういう使い方をしてほしいということではなく、自分自身のありかたを問うよいきっかけにしていただければ、との思いがあります。
昨日、オンラインセッションに登壇された島田由香さんのメッセージが心に刺さったのでシェアしたいと思います。
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誰かに何かを言われてやっていても、結局それを実行しているのは自分で、自分で決めてやっていること。誰かのせいや環境のせいにするのも自分。もし自由な生き方をしたいと思っていてできていないと思っているのであれば、そうしているのは自分。
本当にしたいと思えば、1秒で決めて、1秒で動けばいい。
でも、おそれはある。無意識に周りの声にあわせてやっている。ならばその旨みと代償、どちらが大きいか。それがわかれば、自分のありかたを瞬時に変えることができる。