アレルギー当事者 ももちゃんからのメッセージわたしには卵、小麦、乳、落花生...等数えられないくらいアレルギーがあります。小学性の時、毎年友達と「ハロウィーンパーティー」をしていました。毎年、自分が食べられるお菓子を持参して、友達もそれぞれ自分のお菓子を持って遊んだり、私のお菓子をあげたりしてハロウィーンと言えば、お菓子の交換とか、トリックオアトリート!と言ってお菓子をもらいに行ったりしますよね!でも、私の友達は、お菓子じゃなくって、文房具やキーホルダーなどをプレゼントしてくれるんです!ハロウィーンの時やクリスマス、バレンタインの友チョコも私仕様にしてくれて、私にとってハロウィーンは友達のやさしさを感じるときだなと思います。特に思い出に残っているのは、友達とハロウィーンの日にお菓子を一緒に作った思い出です。作ったのは、ハロウィーンなのにたい焼きを作りました。(食べたかったお菓子が、たい焼きだったんだと思います!)友達と、「同じものを一緒に作って食べる」この経験が出来たのはすごくうれしかったし、友達にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。今、私は、アレルギーの持つ子を見て、「あー、食べられなくって可愛そう」とつい言葉にしてしまう前に考えてほしいと思っています。私の周りの友達には、私にかわいそうという言葉をかける人はいませんし、私に合うようにいろいろ工夫をしてくれます。以前は、可愛そうその言葉をかけられることがたくさんありました。でも、かわいそうと言われても、アレルギーが良くなるわけでもなく、嫌な思いをするだけなんです。アレルギーだからこそ、皆の優しさに気づくことが出来るし、食に関心を持つことができました。私は、食べる事が大好きです!!だから、かわいそうではなく、アレルギーの子にもできることがあるんだ、応援したいとおもってもらいたいです。
はい。かわいい。主役のチルチル君のチョーーーン具合がかなりかわいいですね!実は絶賛「今」絵が出来上がっているところです。今回の絵本は、コロナの情勢下、オンライン打ち合わせを駆使して行いました。まずはストーリーを作りを当事者である、はなちゃん、あんちゃんに依頼。そのお話をイラストを描いてくれる 諸岡きゅうこ さん(アレルギーっ子のママ)につたえ、イメージを膨らましていきました。打ち合わせの合間には社会学習として、今回印刷をしてくださる「大日本印刷」さんに「本が出来上がるまで」のお話をしていただいたり、ただの絵本づくりではなく、携わってくれる二人にとって社会を知るための一歩になることを意識しました。オンラインで大人子どもまじっての打ち合わせは難しいところもありましたが、二人の想いを最優先に、大人はいかにその想いを伝わりやすくするかに徹しで進めています。ぜひ出来上がりを楽しみにしていてくださいね!
CATで活躍しているキッズライターさんたち※キッズライターとは、食物アレルギーがある小学校1年生~中学3年生の子供たちです。 自分自身の声をCATを通じ届けています彼らにハロウィンのエピソードを聞いてみました。R君・8歳・乳、卵(非加熱)、ソバ、魚卵「ハロウィンの思い出と本当の気持ち」僕が小さい頃、ハロウィンのイベントに行きました。食物アレルギーのないお姉ちゃんと一緒に、たくさんのブースをまわりました。僕はアレルギーがあるので、全部のお菓子が食べれるわけではありません。でも僕もお菓子をもらいたかったんです。僕が食べれないからってお姉ちゃんが我慢するのもかわいそうです。だからアレルギーなことは内緒にしてお姉ちゃんと一緒にお菓子をもらいました。たくさんお菓子をもらいました。毎日ハロウィンだといいな、と思いました。すごく嬉しかったです。でももらったお菓子、全部は食べれません。食べれるお菓子は僕、食べれないお菓子はお姉ちゃん、で分けます。そうすると僕の分はちょっとしかありません。ちょっとしかないから、お姉ちゃんは自分がもらったものでも僕が食べれるお菓子を全部くれます。いつもそうしてくれます。そのお菓子を本当は食べたくても我慢してるのを僕は知ってます。だから僕はちょっとだけお姉ちゃんにあげます。そうすると僕のはもっと少なくなっちゃいます…。だから僕が食べれるお菓子をお母さんが追加で買ってくれます!特別みたいで嬉しいけど、ちょっぴりさみしい気持ちもあります。大きくなった今でも、お姉ちゃんは僕にお菓子を分けてくれます。最近はお姉ちゃんだけじゃなくて、習い事でお菓子をもらった時も、友達やお兄さんたちが僕の食べれるお菓子をくれるので、交換したりします。みんなが優しくて「ありがとう」の気持ちがいっぱいです。でも本当は皆と同じお菓子を皆と一緒に食べたいです。皆が優しいから言わないけど、贅沢なのかもしれないけど、本当はそう思ってます。早く食物アレルギー治らないかな…。