普通の酒屋から、ワインや日本酒の楽しさを提案するリカーショップへ。ロッキーの歴史は90年前に初代が氷見で酒屋を始めたところがはじまり。今年2017年6月、ロッキーは「とらねこ屋」に生まれ変わります。お酒の楽しさを多くの人に提案することで、氷見のお酒や食に携わる方々を応援します。ご協力お願いします！

＜レポート＞「わかってはいたけど大変だ」公開DIYリノベレポート＆参加者募集中

2017/06/09 23:44

最初は売り場のレイアウト変更の相談でした

もともとわたしがお店を継ぐことになってから、お店をこうしたい、ああしたい、とイメージだけは膨らんでいました。

「ワインと日本酒を丁寧に販売するお店をしたい」
「おいしいものがある氷見だから、おいしい食べ合わせと一緒に提案したい」
「すてきな作り手の方を応援したい、お店を訪れた人にぐっと紹介したい」

そんな想いは叶うことなく日々すごしておりました。さらにお店の経営を考えなおさねばならないタイミングがきてしまい文字通り忙殺されていました。あたふたしていたときに、なんとなくお店のレイアウトを今回のプランナーとしてお願いいしてる笹倉夫婦に相談したことが、今回のリノベーションのきっかけでした。相談した内容は、お店の商品ラインナップを大幅変更することにともなう売り場のレイアウト変更です。ただ話しているうちに、ずっと考えていたイメージが止まらなくなって、ずっと温めていたことを話してみたのです。すると「じゃあせっかくだからやってみましょう」とお返事が。「え、できるの？」「いや、わたしたちもやったことないですけど、（笑）やってみましょう、ちょっとわたしのほうで考えてみます」頼りがいがあるのかないのかわからないお返事です（笑）。でもやることを決めました。

この話が4月末、ゴールデンウィークの直前です。ここからは話は急展開します。

度々たずねてくるおもしろい方たち

5月ゴールデンウィークがあけてから本格的に計画をはじめます（この時点で6月オープンと言っていたわけですからなかなかの無茶ぶりですね）。

まずは設計士さんがいらっしゃいました。しかも飛騨高山から！

この方は浅野翼建築設計室の浅野さん。店舗や住居の設計はもちろんですが、セルフビルド（自分たちで実際に手をかけて改装していく）も推奨されています。今回のリノベーションに関しては、かけられるコストがあまりなかったというのは正直ありますが、それ以上に「自分の感性で自由につくれること」「愛着のある空間となること」といったことを大切だとおっしゃっていて、もうわたしの考え方にもとてもぴったりでした。
さらに、浅野さんはご自身でシェアオフィス＋イベントスペース＋カフェ「co-ba 飛騨高山」を設計・セルフビルドの企画運営をされている、最強の先輩でもありました。ぜひに、とお願いさせていただき、一緒にやっていただくことになりました。本当にありがたいご縁です。

DIYワークショップは2日間連続でした。手伝ってやろうじゃないのと、集まって下さった方々の逸材っぷりがハンパない。

初日は、ライオンキングの大道具さん（すげー！）、複職でヤギやニワトリをいっぱい飼っていてどっちが本職かわからないひと（シャモがあさって届くので明日ニワトリ小屋作るそうです…）、偉いひとだけど本職を明かさないひと（素性は誰も知らない）、ハードリカー好きのお姉さん（お客さん）が飛び入り参加、お友達のれーこちゃんが、ル・クールのロールケーキと共に登場。さがのやのケンちゃんの差し入れと、だいすき柿太水産の柿谷さんのお肌プルルンゼリーの差し入れと激励。