2017/06/13 13:31

いつもありがとうございます、『wine + SAKE とらねこ屋』4代目お店番の高橋薫です。

今回26日までみなさんのご協力を募っております、「とらねこ屋のリノベーションプロジェクト― 氷見のお酒や食に携わる人々を応援するリカーショップ&イベントスペースを一緒に作りませんか?」。

今日はもっとも支援いただいている方が多い「とらねこ屋のおすすめ晩酌セット」の<日本酒セット>について詳しくご紹介します。


最後に、リカーショップ・イベントスペースのゴール「ワインや日本酒の楽しさを提案し、氷見のお酒や食に携わる人々を応援したい」について。


氷見でお酒屋をしていて、また自身もお酒が大好きな一個人として、一番感じていることは「自分がこの楽しさを人に伝えていきたい」ということ。


(以下はプロジェクト本文にも書いた内容の抜粋です)

「わたしがお店を構える富山県氷見市は、先にも書いたとおり、お魚のおいしいことが自慢です。でも顔を上げてまわりをよくみてみると、氷見の海を愛しこの土地で大切に日本酒を作られている杜氏(とうじ)さんがいました。またいまや全国レベルでワイン好きでは知らない人はいないステキなワイナリーさんもいます。そして氷見漁港で獲れる新鮮なお魚を、伝統を大切に守り継ぎ丁寧に加工している方たち・新しい時代を担いチャレンジされている方たちがたくさんいることに気づきました。もしわたしがこれからもお酒屋さんを続けていくのであれば、このような氷見の土地とともに歩む作り手の方たちのことを応援できるようなお酒屋さんになりたいと思いました。また彼らを応援するためには、たくさんのお客様により楽しいお酒の楽しみ方や食べあわせ方を提案し、そして買っていただく、というのが最善の手段だと考えました。 そして、お酒を通じて、まちに暮らす人・氷見を訪れる観光客の方たちの、日々の暮らしが少しでも楽しく・豊かなものにすることができれば。お酒屋さんとしては、というよりもお酒が大好きなわたしにとって、この上なく幸せなことだと感じました。」

こんな想いを具現化するべく、また、まだ氷見を訪れたことがない方への氷見への招待状として今回の「とらねこ屋のおすすめ晩酌セット」を作りました。

 

さて、前置きが長くなりましたが、「とらねこ屋のおすすめ晩酌セット<日本酒>」の内容をご紹介いたします。

髙澤酒造場 /「有磯 曙」の純米酒

まずは日本酒。
これは当然、氷見唯一酒造りをされている酒蔵「髙澤酒造場」さんから。髙澤酒造さんの代表的な日本酒「有磯 曙」の純米酒をお届けいたします。

 


(photo by yukiko yoroidaka)

わたしの髙澤酒造の髙澤さんのイメージは「正直でまじめな人」。それは髙澤酒造場のあいさつ文にもきっちり現れています。

「当酒造場は、冬の寒ブリ漁で全国にその名を轟かす港町・氷見にあります。酒蔵からの眺めは圧巻。間近に富山湾や氷見の沖合に浮かぶ唐島、その向こうには海上にそびえる3,000m級の立山連峰が仰ぎ見られます。初代利右ヱ門は、富山湾から昇り、海面を黄金色に染める美しい日の出の勢いと縁起の良さから、銘柄を「曙」と命名いたしました。氷見沖の富山湾は天然のいけす、豊饒の海。春はイワシ、夏はマグロ、秋はイカ、冬はブリなど、四季折々、豊かな幸に恵まれています。そんなキトキトの海の幸、料理に合ったキリッとしまった端麗辛口、言うなれば“海の酒”から豊潤な味わいのものまで当酒造場では醸造しております。地元の食材と料理の味を引き立て、その地で醸された酒。それが、地酒のあるべき姿だと考えるからです。信条は、大量生産せず、1本1本に愛情を注いで丹精込めて醸造すること。小規模の造り酒屋ならではの心配りと目利き、明治からの伝統の技と近代的な醸造技術でこれからも味わい深い酒造りに精進してまいります。(蔵元杜氏 髙澤 龍一)」(髙澤酒造場WEBサイトより)

今年2017年4月29日に行われた蔵開きにいって新酒をいただいてきました。(わたしは今年も味を確認して仕入れや売り方の話をしたかったのですが、すっかり楽しくなってしまい酔っ払いとってもいい気分で帰ってきてしまいました。)


今年はラベルも一新、より洗練された印象になりました。


(ラベルは、まさに氷見の夜が明けるような太陽のイメージ。ラベルの下部は氷見から見渡す立山連峰、特に剣岳をかたどった輪郭になっています。photo by yukiko yoroidaka)

曙は、後味がスッキリとして口に残らない。繊細な甘味を楽しめる魚や貝の海の幸に合わせ易いお酒です。こちらの純米酒の720ml瓶をお届けいたします。

 

柿太水産 / おつまみ 3点

次はお酒のアテにぴったりなものをご紹介します。
柿太水産」さんの「コンカイワシ」・「いかごろ丸干し」・「おチョぼいか煮干」の3点です。

柿太水産の柿谷政希子(せきこ)さんは、わたしの経営者としての先輩であり大好きな親友です。彼女は柿太水産の6代目。お店も車で5分と近く、よく互いに立ち寄ってはいろいろな話をしております。セキちゃんの性格は「一生懸命でまっすぐ、力強い」といったおところでしょうか。加工業を営みながら、氷見市内外で子どもへの食育にも尽力し、なおかつ観光客へ氷見の魚のよさを伝えるワークショップなども開催しておりもう彼女の活躍には頭があがりません。

 

 

 

そんなセキちゃんが営む柿太水産の自慢の3点セットが今回のリターンにつきます。

 

「こんかいわし」


http://kakita-himi.net/item/kon_02.html

柿太の「こんかいわし」こと日本のアンチョビ「糠いわし」は、寒の時期に氷見浜で水揚げされる脂がのったいわしを塩漬けし、秘伝の糠床で熟成発酵させた逸品です。氷見産コシヒカリの米糠、米こうじと、地元にこだわった原料に富山湾の深層水を加え、いわしの旨みを引きだし従来より薄塩ですが、乳酸発酵した酸味と濃厚さは純米酒に好相性です。


(photo by 柿太水産WEB)

こんか漬のつくり方はこちらを。実際にお店にいくと見れることがありますが、本当に丁寧なお仕事をされております。http://kakita-himi.net/item/kon_ctg.html#kodawari

 

「いかごろ丸干し」


http://kakita-himi.net/item/maru_03.html

濃厚な「ゴロ」(中わた)付きは最高の珍味!氷見で春先だけに獲れる、新鮮で柔らかな子いか(花見いかとも呼ばれる)を秘伝の塩ダレ味付け、丸ごと寒風干しにしました。焼くとゴロの旨みと香りがじゅ~っと染みだします。日本酒との相性はバツグンです。柿太さんの丸干は、カラッカラッの一歩手前のソフトな硬干しです。硬い干物が苦手な方にもオススメします。保存料や化学調味料は一切使用しておりません。美味しさを引き出すための自然な塩のみで味付けしています。


(photo by 柿太水産WEB)

 

「おチョぼいか煮干」


http://kakita-himi.net/item/maru_04.html

富山湾の子イカを天然塩のみで釜茹でし、氷見浜から吹く風で天日干し、仕上げに冷風で乾燥。ギュッと美味しさが凝縮されました。イカスミもたっぷりであとひく美味しさです。そのまま食べてもよいですし、炊き込みご飯やパエリヤなどもオススメ!ご飯を炊く時に最初からおチョボいかを入れてください。いかの旨味がご飯にしみて、おいしく炊きあがります。


(photo by 柿太水産WEB)

 

以上が、「とらねこ屋のおすすめ晩酌セット<日本酒>」の中身です。わたしが自慢して売りたい理由が伝わりましたでしょうか。もちろん単体でもぜんぜんよいのですが、ぜひ一緒にお召し上がりいただきたいと想いこのセットをご提案させていただきます。またいつもギフトで迷われる方にもおすすめです。

また「晩酌セット」以外の別の選択肢もご用意しております。

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「おつまみセット<3000円>」 :食品数点
「ごほうびセット<10000円>」 :お酒・食品数点
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氷見には、今回ご紹介させていただいたお二方はもちろん、応援させていただきたい方がもっとおります。販売だけでなく、イベントスペースでの催事販売やもっと深く氷見のお酒や食について知れるワークショップなども企画予定です。こちらのクラウドファンディングでご協力いただく金額はそのスペースの改装費に使わせていただきたいと思っております。

もうすこし皆様のご協力が必要です。どうかご協力くださいませ。よろしくお願いいたします。


おしらせ
◆今週末はいよいよ、イベントスペースに着手します。包み隠さずやっておりますので、ぜひぜひご覧ください。

https://www.facebook.com/events/1901846343427832


◆25日(日)は完成お披露目会です。
https://www.facebook.com/events/652682418255546