皆様の温かいご支援のおかげで、ついに目標額の80%を超えました。本当にありがとうございます。
クラウドファンディングも残すところあと2週間を切りました。目標達成に向けて、引き続き応援よろしくお願いいたします。
SNS上で拡散していただいたり、ちょっとした世間話の隙間に「彼岸のふたり」の話をしていただいたり、仕事中に、バイト中に、学校で、街角で、路地裏で「ああ、彼岸のふたりの完成が待ち遠しい」と念仏のように唱えていただけますと幸いです。
さて、少し際どいお話になりますが、「虐待」を作品のテーマとして扱うに際して、様々なリサーチを重ねました。この作品に取り組む前は、TVのニュースなどで報道される、児童虐待絡みの事件などを知るたびに、「この親はなんて残虐なことをするんだ。きっと人間の心を持っていない鬼畜ではなかろうか」などと考え、たまに親が連行されていく映像などが映し出されると、「ああ、やはり鬼のような表情をしている」といった短絡的な発想でその事件を捉えていました。もちろんニュースではそういう部分を切り取られているであろうし、逮捕される瞬間にヘラヘラしている人もあまりいないかとは思いますが・・・ただ、取材を重ねていくうちに、子供達だけでなく大人も同じように(精神的に)傷だらけなのではないだろうかという思いに至りました。また、同じタイミングで自分自身も父親になり、子育てをするようになったことで、自分も含めて多くの親が、虐待というものとギリギリ背中合わせのところにいるのではないかと思う瞬間が正直幾度もありました。そして精神的に追い詰められる原因のほとんどが睡眠不足とそれに伴うストレスのような気がします。専門家でもなんでもないので、なんのエビデンスもありませんが・・・
虐待で傷ついた母娘の再生を描いたこの「彼岸のふたり」という映画は、「子ども虐待のない社会の実現」を目指す市民運動、オレンジリボン運動の啓発も兼ねております。こちらにリンクも掲載しておきますので、もしご興味を持たれた方はそちらも併せてご覧ください。
オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止 (orangeribbon.jp)
最後に、虐待の本当の痛みは、経験した当事者にしかわからないかもしれません。ただ、この映画を通して、「痛み」に寄り添う気持ちがあちこちで芽吹けば良いなと思います。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
北口ユースケ