2020/08/14 16:58
こんにちは!「珊瑚の産卵観察プロジェクト」のヒロシです。
連日のナイトダイブが終わってしまい、夜家に居ると何かを忘れてしまっているような気になってしまってます。ソワソワソワ。。
今日からは、サクラマリンのユミコさんから届いた
「第3回調査報告」をお送りします。ご覧ください☆
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第3回珊瑚の産卵調査のデータをまとめましたので報告します。
今回もちょっと長いので
『水中生物の変化』『産卵』『7月との比較』に分けて掲載しますので、最後まで飽きずに読んでくださいね
第3回サンゴの産卵調査(8月満月周り)
日程 :8月3日(満月)〜11日(下弦の月) 9日間9ダイブ
調査範囲:ラウラウビーチ -2〜-12m
☆今回の調査では7月に産卵したサンゴの群体は対象から外し、新たな調査対象を加えました。
また、7月の調査結果を元に水中の浮遊生物(虫、プランクトンなど)の種類の変化や増減に注視して産卵を予測&観察しました。
◎新たに調査対象に加えた種
⚫︎ノウサンゴの仲間 数群体
⚫︎アナサンゴの仲間 数群体
⚫︎コモンサンゴの仲間 数群体
⚫︎ミドリイシサンゴの仲間 数群体
◎浮遊生物の種類の変化と増減
⚫︎プランクトン・・(アミの仲間など 1mmくらいの種)
・満月当日はピンク色のプランクトンだけが大量
→翌日からは目に見えて減っていく
・青いプランクトンは中潮に入ってから増えてきた
→そのまま最終日まで同量
⚫︎半透明のプランクトンや小魚・・・(1〜2cmの生物)
・満月から3日目から大規模産卵の前日までが目立つ
⚫︎虫・・・(ウ○コ虫など 1〜2cmの種)
・満月翌日から出始め、その後どんどん増えてくる
→大規模産卵当日だけ目立たない。
・ウ○コ虫は大規模産卵当日からいなくなった
⚫︎虫・・・(ウミケムシなど 10cm前後の種)
・満月から5日目、産卵が確認され始めた日からいきなりたくさんいた
→大規模産卵翌日は少し減った
⚫︎太平洋パロロ(15cm前後)
・中潮に入ってから、まず5cmくらいのが出始める
・その翌日15cm前後のが出て来た→最初に産卵が確認された
・その翌日も増えて行き、大規模産卵当日は尋常じゃない量が出現!
・その翌日(最終日)は前日の1%くらいに激減したがまだいた
→産卵は数群体で確認されている
・今回は長いパロロがいた日全てで産卵が確認された
・また、パロロがいた日はフィッシャーマンもいた
明日は今回産卵が確認されたサンゴについてです。