こんにちは。ページをご覧いただきありがとうございます。
今回は、これまで実施してきた体育館建設活動の内容を紹介させていただきます。
【体育館建設活動の概要】
2015年4月25日に発生したネパール大地震では、死者・行方不明者は8,800人にも及び、全壊建物は約 59万棟にもなりました。そうした中で、大学で土木・建築を学んでいる者として何かできることがあると考え、震災支援活動を始めたことをきっかけに体育館建設活動を始めました。
ネパールでは避難所や避難訓練の認識がないため、学生や地域の人に防災意識を持ってもらうことがこれからの被害を最小限にするために重要だと考えています。
また安全に運動できる場所やアクティビティを行う場所がないため、避難所の機能を備えた体育館を建設することにより、避難場所にもなり、地震で落ち込んでいる人たちを元気づけることができると考え、体育館建設をリサンク村へ提案したことが始まりです。
2015年の地震直後の体育館建設場所(地震により倒壊した学校の跡地)
現在でも募金活動で得た支援金を建設費用 に当てるとともに、体育館建設の設計・施工方法についてネパールの技術者と相談しながら建設を進めています。
村の人や現地の技術者との建設に関する話し合いの様子
体育館の計画図
建設活動の様子
私たちの目的は体育館建設だけではなくて日本の震災の技術とノウハウをネパールに伝えることです。
これまでにも、現地で体育館建設だけではなく、地震などの災害の時の対策を提案や、日本の文化紹介などの交流活動をしていました。
また、この体育館は日本とネパールの架け橋になるように「桜体育館」という名前つけています。
今では桜体育館の体育館建設全体の7割程度が完成していて、あと一歩のところですが、まだ建設費用が不足している状況です。
これからも私たちは支援金を集めて一日でも早く完成させるように頑張っています。