クルクメールボタニカル社の篠田です。
10月5日現在、146名の方にご支援を頂き、目標金額まで残り20%となりました。
温かいメッセージを拝読するたびに、嬉しいとともに、これからの挑戦をなんとしても成功させて期待に応えなければと背筋が伸びる思いです。
クラウドファンディングをさせて頂く中で、始めるまで想定していなかったことがたくさんあるのですが、そのうちの1つが、自分自身と会社の過去を見つめ直す作業。
数日前も、古い日記を読み返していたら、2009年のまさに起業当時の様子が書かれていたページを見つけました。
『 2009年12月31日
もう2009年も終わるんですね。早いものです。
自分自身のために、今年1年を振り返ってみようと思います。
1月 年末年始にかけてチェンマイにて伝統医療・ハーブのマッサージ学校へ行って勉強
その後、急遽日本へ少し帰国し、親に借金・・
四捨五入で30代入りの誕生日を飛行機の中で独り祝う
2月 タイで仕入れのための調査
その後プノンペンへ移動し、拠点探し
3月 プノンペンを拠点に、起業準備
4月 上同じ
夜にバイク運転中に見知らぬ人追いかけられること多々
だんだんプノンペンが嫌になる
5月 シェムリアップで物件を見つけ、登記の準備を始める
プノンペンのアパートにて夜盗に入られ、パソコン・携帯など盗まれる
6月 シェムリアップの片田舎へ引っ越す
会社登記完了
カンボジア国内の原料探しに走り回る
7月 ひたすら商品開発・準備
スタッフのリクルートをし、採用
8月 お盆に親が来カンボジア
中旬からスタッフが仕事開始
9月 商品の仕上げを急ピッチで行う
何事もスムーズに行かないカンボジアにイライラ
10月 工房が狂犬病の犬に襲われる
やっと商品完成
11月 販売先の開拓に追われる
12月 上旬・日本へ一時帰国
販売先(特にラグジュアリーホテル内ショップ・スパ)開拓
今にいたる
なんか、こう書いていると順々と準備してきてるように思いますが・・
正直、今、焦っています。
すごく焦っています。そしてストレス感じています。
1つは、会社の数字。
12月は一番の商戦期だというのにまだまだ赤字です。
全く売れないわけでもないけれど、でもまだ赤。
カンボジアの観光には大きくシーズンがあるので
シーズンである3月まで頑張る&シェムリアップの観光客だけでなくプノンペンのビジネス客も取り込む戦略を立てないと、このままだと大変です。
もう1つは、自分自身への不満。
もっと色々できるのではないか、効率的に働けないのか
スタッフに任せて育成できないか、なんでもっと営業しないのか
色々不満が出てきます。
頭ではわかっていても、実行できない不甲斐無さに会社の数字が重なってきて、イライライライラ。 』
改めて読み返すと、襲われそうになったり、強盗に入られたり、狂犬病の犬に襲われたり。他にも自宅の壁触って感電したり、火事に巻き込まれそうになったり、ここには書ききれない事も入れると色々と驚きの洗礼を受けたのが2009年でした。怖い思いもしたけれど、それをネタにできる、楽しめる気持ちがあったのも確か。さすが、若い。
「プノンペンのビジネス客も取り込む戦略を立てないと」ってなんだか偉そうに書いていて笑いました。いやいや今でもできてないし、先ずはシェムリアップで頑張りなよ、とツッコミたい。
▲ バスティーに入れるハーブの企画会議 in 2009
▲ 印刷会社へ行くと、大事な製品ラベルがキッチンで大活躍してて驚愕 in 2009
▲ 第一弾のバスティー、バスソルトを保健省事務次官にプレゼントしました in 2009
そして、25歳の小娘がこうやって右も左も分からない中でがむしゃらに動いていたのだなと、自分の事ながら、なんだか感慨深いです。分からないながらも、多方面より叱咤激励を受け自分も組織も成長して来たのですね。支えてくれたお客さま、スタッフ、地域の関係者の皆さま、本当にありがとうございました。まだ出口の見えないコロナ禍ですが、また笑顔でお客さまをお迎えできるよう、スタッフ一同乗り切りたいと思います。
残り7日間、なんとしても目標金額を達成するべく全力で走り抜きます。
最後まで、温かい応援をどうぞ宜しくお願いいたします。