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宍戸オートバイの資料修復と寄贈

大正から昭和初期にかけて広島市に存在したオートバイメーカーの宍戸オートバイ社。その宍戸オートバイの工場長が遺した唯一現存する取扱説明書や開発過程で走行試験を行っている様子の写真があります。これら資料を修復して公文書館に寄贈します。

現在の支援総額

72,500

36%

目標金額は200,000円

支援者数

11

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/08/07に募集を開始し、 11人の支援により 72,500円の資金を集め、 2020/09/28に募集を終了しました

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宍戸オートバイの資料修復と寄贈

現在の支援総額

72,500

36%達成

終了

目標金額200,000

支援者数11

このプロジェクトは、2020/08/07に募集を開始し、 11人の支援により 72,500円の資金を集め、 2020/09/28に募集を終了しました

大正から昭和初期にかけて広島市に存在したオートバイメーカーの宍戸オートバイ社。その宍戸オートバイの工場長が遺した唯一現存する取扱説明書や開発過程で走行試験を行っている様子の写真があります。これら資料を修復して公文書館に寄贈します。

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はじめに・ご挨拶

皆さんはご存知でしょうか。
広島に大正から昭和初期にかけて存在した宍戸オートバイ社。
残されている資料は少なく知る人ぞ知る、の状態ですが国産オートバイ先駆者の一つで当時はレースでも活躍して名を馳せたメーカーです。
「21歳の時に工場を任された」という木村正人が遺したこの宍戸オートバイの資料があります。
ご挨拶が遅れました、私は孫の木村太一と申します。
祖父の影響なのか乗り物好きが高じ、自動車メーカーへ設計職で勤めた後、電気自動車の研究試作開発や自動車の電磁波研究、大学校で次世代自動車関連技術の講義や文科省事業の委員などをして参りました。
今回クラウドファンディングの対象とする宍戸オートバイ社の資料は現存するものでは最後、二つとない貴重なものなのできれいに修復し歴史資料として役立つようにすることが目標です。

このプロジェクトで実現したいこと

祖父の言葉を借りれば「マツダの社長が毎日のように覗き見に来ていてバイクやオート三輪を作った」ほど影響もあった宍戸オートバイ
その宍戸オートバイ社SSD号の取扱説明書、新車開発時の走行試験を行っている様子などの写真(手づくりのアルバム)が遺されています。
広島市公文書館に宍戸オートバイ社オーナーだった宍戸健一氏のご子息が寄贈されたガラス乾板があるとのことで同公文書館と交通科学館へ連絡して調べて貰いましたが、その中に同じものは存在しないそうです。
約90年前のもので劣化や損傷が進んでいるため、修復した上で公文書館へ寄贈したいと考えております。

著者兼表紙モデルは木村本人

走行試験の様子

プロジェクトをやろうと思った理由

長年書斎で本棚の肥やしでしたが、宍戸オートバイ時代の話を本人から聞き知っている父がそう長くない状態にあり、背景情報含め資料として確立するには今の内しかないと思い立ちました。
寄贈しても世間に知られないまま所蔵品が一つ増えました~では寂しいもの。
クラウドファンディングを活用することで少しでも多くの人を巻き込み、この機会に 宍戸オートバイの知名度向上を兼ねられればと考えております。
二輪史や三輪史に興味がある方は勿論、広島の方にも郷土史として興味を持っていただきたく思います。

資料当時以降の経緯

ずばりの写真は無いようですが祖父の話では宍戸オートバイ社は東京営業所があり、新車開発の度にそこを経由して箱根へ持ち込み「箱根越え出来るかどうか走行試験をしていた」とか。
宍戸オートバイ社は昭和9年に工場を閉鎖したそうです。
その後何人かは東洋工業(現マツダ)へ、祖父や以前の工場長だった高田清二氏らは蒲田の帝国内燃機株式会社(後のくろがね~日産工機である日本内燃機と同一か不明)に移ったようで同昭和9年9月に撮られたそこでの集合写真も一緒にありました。
祖父はもう一社を経て終戦後に木村ボーリング工場(現KBマシニング)として独立、シリンダー内径のホーニング加工を加工業として確立し、三菱社のエンジン製造を全て請けていたほど。
戦闘機のサスペンションがこの加工をすると動きが良くなるとしていたのを伝え聞いてエンジンシリンダに取り入れた、とのことでしたがもしかしたら宍戸オートバイ当時から実施していたのかもしれません。

資金の使い道

下記費用に充てさせていただきます。

・取扱説明書の修復、デジタルデータ化
・写真の修復、デジタルデータ化
・寄贈費用

リターンについて

・写真(CD-Rにてデータ渡し)
・写真(A4サイズ印刷)
・取扱説明書(CD-Rにてデータ渡し)
・取扱説明書(複製本)

※ゲスト支援の方とのやり取りが機能上制限されてしまうとのことでメール取得設定にしていますが、リターンお渡し方法はメールではなく発送での対応になります。

渡河試験とは…ダブルタイヤのようです

実施スケジュール

※下記スケジュールはすべて予定です。

2020年8月~9月 クラウドファンディング実施
2020年10月~ 修復作業、デジタルデータ化
2020年11月以降 修復作業完了後に寄贈、リターン発送

最後に

このクラウドファンディングを通して宍戸オートバイの存在が一人でも多くの方の目に触れ、興味を持って貰えるようになればと思います。
広島の郷土史として広島にお住まいの方、広島ご出身の方に「オートバイメーカーが広島にあった」ということをもっと広く知っていただきたい。
ご寄付と合わせ周知のご協力もいただけたらと考えております。
どうぞ皆さま、お支え下さりますようよろしくお願いいたします。

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
 目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

一人でも多くの方と共に


最新の活動報告

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  • プロジェクト完

    2020/12/07 16:40

    本日、複製本を含む返礼品の発送をいたしました。ありがとうございます。今回の活動に皆さまから大変なご支援賜りまして、誠にありがとうございました。これで、ひとまず今回のプロジェクトに関しましては完了となります。今後も資料集め、情報調査、関係者縁者聞き取りなど宍戸オートバイの歴史資料化活動は続けて参ります。今回予算不足にて完遂出来なかった写真の修復やカラー化、そして宍戸健一氏ご子息から新たにお預かりしてきました資料のデジタルデータ化なども行っていきます。何よりも周知活動、90年前の広島に日本初の量産市販オートバイメーカーがあったことを知っていただくことが第一の目的です。これからも宍戸オートバイの周知活動に皆さまのご協力賜れましたら幸甚でございます。よろしくお願い申し上げます。また、いつの日かスケールモデルではなく、実車にて再現モデルを作るに至ることを目標にしていきたいと考えております。ありがとうございました。活動費、内訳は下記の通り、報告致します。入金皆さまよりご支援 72,500円 (手数料差額で入金 58,943 円)入金計 58,943円 出金資料整理及び輸送経費(広島より宍戸氏保管資料送付含)14,148円冊子修復及びデジタルデータ化経費 63,663円広島訪問寄贈経費 65,251円返礼品 61,820円出金計 204,882円 もっと見る

  • 返礼品発送

    2020/12/03 09:53

    昨日、写真及び取扱説明書のDVD-Rによる返礼品を発送いたしました。ありがとうございました。今日、明日には届くかと思います。尚、取扱説明書複製本が含まれる方はもう少しお時間下さい。よろしくお願いいたします。 もっと見る

  • 皆さまのご支援に支えられ、11月20日、21日のスケジュールで広島へ行き、無事に公文書館と交通科学館へ当資料の寄贈をして参りました。ありがとうございます。コロナ禍で移動し難い時期ではありましたが、幸い人の流れと日程や方向がズレたお蔭か、全くの混雑なく行き来することが出来ました。また、創業者宍戸健一氏のご子息にもお会いし、新たに氏の保管していた全て資料をお借りすることも出来ました。資料をひとまとめにし、日本初の市販量産オートバイメーカーである宍戸オートバイ社の社史を完全なものにするよう努めてまいります。返礼品につきまして、しっかり準備を進めております。進捗、追って報告いたします。先ずはご報告まで。 もっと見る

コメント

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  1. 2020/10/13 10:02

    活動報告を追加しました。


  2. 2020/09/29 10:07

    クラウドファンディング終了にて、先ずはご支援頂きました皆様方に御礼申し上げます。 ご助力頂きまして大変ありがとうございます。 予定金額には及びませんでしたが、当プロジェクトを独力で完遂するには限界を感じておりましたので本当に助かります。 ご期待に応えられるよう一生懸命頑張ります。 現在の進捗状況としまして。 クラウドファンディング期間に先行しまして、既にデジタルデータ化に取り掛かっております。 取扱説明書は修復本業者に依頼し、分解してスキャンまで完。 残作業として画質調整適切化しての印刷、製本化。 写真につきましても現在修復、デジタルデータ化に入っております。 日程、11月2日にCAMPFIREより今回のご支援額が入金される予定となっておりますため当初計画として11月以降にリターンお渡しと設定しました。 写真データ化が10月半ば頃完了予定です。 予定通りいけば写真は当初計画より先行しまして10月中にお渡し出来るようになります。 複製本印刷につきましては当初計画通り11月以降までお待ち頂けるようお願い申し上げます。 複製本用意できた段階で随時発送、また広島市立公文書館と広島交通科学館へ寄贈へ伺います。   また改めて進捗報告を致しますので今しばらくお待ちください。 よろしくお願いいたします。


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