今回もまた気付いたら校舎完成間近でした。
今までいくつもの「何かを建てる」「何かをつくる」というプロジェクトをやってきて毎回後になって思う事が、
「また記録取ってなかったぁー!!」
という事。
その度に「次回のプロジェクトこそは!」と決意するのだけど、やっぱり気づいたら終わってたりする。
そして実は感動も薄い。
「あー、やっと終わった〜!!」
と喜びや安堵の気持ちを感じた記憶がない。どうしてかな?
とさっきふと考えたら、きっとそれは今までのどのプロジェクトも1つの通過点に過ぎず、まだ〈私の中でのプロジェクト〉は終わってはいず、まだまだ継続中という感覚があるからだろうなと。
そう思ったら、私はいつ『達成感』みたいなものを感じる事ができるんだろうかと、ただただ頑張って走り続けて…
考えると少し切なくなりそうにもなるので、この場を借りて、頓挫していた校舎の記録を駆け足になりますが、報告させていただきます。
引き継いだ時点での頓挫していた校舎。
廊下も狭くて薄暗い(7月3日)
各部屋の角や、入口の角を丸くする地道な作業(7月7日)
2階部分を建てるまでのとりあえずの屋根を設置(7月27日)
各クラスへの入り口も形をそれぞれ変えて作り直してくれました(7月30日)
タイルを貼り始める(8月2日)
天井裏に竹を貼る予定が、ロックダウンが始まり竹職人さんがジャワから来れず断念(8月8日)
丸くした角に細かくタイルを切って貼り、何センチ幅がいいかも何回もやり直す(8月12日)
ロゴ作成(8月26日)
エントランスに入るアーチ。このアーチに這わす花を考えるのが楽しい(8月29日)
実験室のシンク、大きさを間違ってやり直し泣(9月4日)
クラスルームに置く机の位置と数を確認(8月30日)
トイレの手洗い場も丸い形に削ってくれタラソを貼る(9月4日)
ロビーに続くエントランスも丸くしてくれ、余ったタイルでモザイク柄に(9月7日)
そして気がつけばロゴ設置されてた(9月13日)
先生も嬉しくて写真を撮る
屋根にペンキを塗り始める(9月15日)
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頓挫してた校舎を見るのも嫌になっていた大きな1つの原因である、(建物がカクカクしすぎてる)事に配慮してくれ、デザイナーさんが可能な限り角を丸くする作業をしてくれました。
時間にもお金にも余裕がなく、またロックダウン中でタイルや資材に選択肢がなかったり、職人さんの手配が難しかったりする中、期限通りに仕上げていただき本当に感謝しております。
あと2日で工事の全行程は完全に終了予定。
先程建物の中を見に行ってきましたが、流石に感動するものがありました。
建物はとりあえずひと段落。
学校つくりはまだまだこれから。