福田 沙織(Saori Fukuda)
福岡出身で、高校卒業後にオーストリアのウィーンに留学して、その後チェコのバレエ団に入りました。帰国後はまた福岡です。
バレエ団にいた頃はがっつりクラシックバレエをやっていましたが、今はコンテンポラリーダンスをやっています。日本に帰ってきてから、匡史朗さんの「SnC」の公演や作品に出演させてもらううちに色々と変わっていきました。コンテをやると決めてからは、動き方とか考え方が引きずられないように、バレエは努めてやらないようにしてたんです。だから、CHIKAKOさんに「来年2月に舞台をやるから出て欲しい」と言われた時は、「え、私にできるのか?」とビックリしました。
CHIKAKOさんの作品はバレエのテクニックを使っていて、バレエの身体の使い方ができないと踊れない。でも、CHIKAKOさんは私が今コンテをしているのを知ってて、踊りも見てくれているし、たまにクラスを受けに行った時に私がどういうバレエを踊るかも見てくれていて、その上で声をかけてくれているんだったら、自分にできることがあるのかなと思いました。
バレエの身体の使い方を思い出しながら、バレエしか知らなかった時には持ってなかった考え方とかアプローチでもう一度バレエをやったらどうなるのか、自分でもわからないし、やったことがないから純粋に楽しみです。昔とは違うものが開けているから、それをうまく混ぜたり使ったりして、作品の中でいい踊りができたらいいなというのが、2月に向けてやっていきたいことです。自分の中のテーマは「昔取った杵柄だけでは踊らない」です(笑)