馬場ができるまでの工事の様子をお知らせします。
馬場の砂敷きと埒(らち。馬場の囲いのこと)の杭立てが完了し、ついて完成形が見えてきました。
仕上げ作業は埒杭にロープを張る作業と的立てです。
上の写真は向かって右側がロープ設置済み、左側がこれからロープを張る杭です。
220mもあるので、ロープの長さだけでも大変なものです。
また、ロープには何箇所か外せるところを設け、馬場の途中で出入りできるようにします。
この馬場では稽古だけではなく、流鏑馬本番も行う予定なので、この馬場の途中での出入りは欠かせません。
また、下の写真は設置し終わった的の様子です。
本番に近い仕様に基づき、なるべく簡易に作ったものです。
流鏑馬本番では可搬式の木製の的を設置するため、この稽古用の的は取り外し可能となっています。
設計・設置に携わってくださった方の工夫と技量に感心しきりです。
さあ、いよいよ馬場の外形が完成間近となりました。
皆様も、お越しの際には、こういった馬場の細かい付帯設備についてもご注目いただけますと、工事に携わった人達の苦労と工夫が見え、流鏑馬を支えてくれる人達の大切さにお気付きいただけるのではないかと思います。