【目標734%達成中】
このたびはご支援頂き、誠にありがとうございます。
本文では書ききれなかったエピソードを活動レポートにてお届けできればと思います。
- 現在、濾過作業中 -
▼昨日までの活動レポート
https://camp-fire.jp/projects/321395/activities#menu
▼「発酵」・「火入れ」とは?
https://camp-fire.jp/projects/321395/activities/299194#main
【奥秩父のミード】
蜂蜜酒醸造所は奥秩父の奥地、小鹿野は藤倉の地に佇む。
川沿いの集落は日本の原風景を感じさせる。
埼玉県秩父郡小鹿野町藤倉。
地名のクラには岩・断崖・岩場の意があり、岩石のそばだつところ、ないし断崖に藤の生じていたところから起こったと解される。
または、藤の木を売って倉が建ったなど由来は諸説ある。
奇しくも、今年の小鹿野の百花蜜は藤の花からよく採れた蜂蜜に仕上がったという。
【Wildflower Honey】
百花蜜(ワイルドフラワーハニー)とは様々な花から採れた蜂蜜のこと。
「秩父百花」ミードの面白いところは毎年味の違いを楽しめることだろう。
2021年は藤の花が多く、2022年はアカシアが多く、などヴィンテージの飲み比べをしたら味の違いが分かるようになるはずなのだ。
アカシアやトチ、啓翁桜、栗など樹木の花がメインで、山の花々が香る小鹿野の百花蜜は、全国の百花蜜の中でもピカイチに旨い。
また百花蜜でも、春の蜜と夏の蜜では咲く花が違うために、これまた雰囲気の違う蜂蜜となる。
春は爽やかなでフローラルな蜂蜜となり、色合いも黄金色なのに対して、夏は濃厚で少しスパイシーで琥珀色の蜂蜜になる。
今回は春×夏の小鹿野の時期違いの百花蜜ブレンドで仕込んでみたので、仕上がりが楽しみである。
【熟成】
ワインはセラーにて、日本酒は冷温や氷温にて熟成させるが、DFBのミードは常温でゆっくり瓶内熟成していく。
峰の雪酒造場で7年熟成の会津ミードを呑んだが、蜂蜜感が深まり、またアルコールが柔らかくなり、とにかく熟成によってさらに旨くなるのだ。
また、ミードは上の写真のように蜂蜜の種類によって、色も違えば、味も香りもまったく異なる。
作りたての新酒ですぐに旨いものもあれば、蕎麦蜂蜜のようにミネラル感が強すぎて出来立てはエグい蜂蜜酒になることもある。
そんな蕎麦花ミードを峰の雪では5年寝かせたところ、オロロソシェリーのような味わいに変わり、販売に至ったものもある。
DFBでも様々な蜂蜜で研究を進め、熟成ミードも今後増やしていく予定である。
- 海外のミード -
ちなみにハネムーンの語源でもあり、健康酒として呑まれてきた歴史が長い海外のミードは、滋養強壮の面から蕎麦花の蜂蜜を使っていることが多く、さらにハーブも多用していることがよくある。
このような濃厚とろとろ超甘口のハーブ系ミードを古典派というようだ。
対して、DFBのミードは現代の技術で洗練、再定義した最新のお酒として皆様にお届けしたい。
翻って、蜂蜜しか使わないのは超クラシック派なのかもしれない、人類最古のお酒だもの♪