きのう、松本が誇る印刷会社〈藤原印刷〉が、その社訓のとおりに「心刷」してくれた、栞日のあたらしいストアカードを届けてくださいました。安定のデザインは、安曇野〈してきなしごと〉の詩人、ウチダゴウさん。
4年前の移転リニューアルのとき、いったんは舞台裏に退いた初代ロゴタイプ(明朝体の漢字表記「栞日」)を、オモテ面に大きく印刷。〈STORE〉〈INN〉〈分室〉に、この秋〈菊の湯〉が加わって、計4つの場を営むことになった栞日のシンボルとして、表舞台に返り咲きました。ウラ面には、各事業所のロゴマークと営業に関する情報が掲載されています。
※ 4月初旬から休業中の宿〈栞日INN〉は、来月中の営業再開に向けて、目下調整を進めております。
※※ 同じく4月から休業しているギャラリー〈栞日分室〉も来月から再開します。リスタートの企画展は、秋開催にスライドした「工芸の五月」の一環として、同実行委員会と共催する本部企画「不要不急の端材展」(11.6[金]- 11.23[月祝])。
あたらしいストアカードのオモテ面、右肩には、ゴウさんが4年前の移転リニューアルに際して書きおろしてくださった「栞日の詩」の結びのフレーズが綴られています。
「すこしはぐれて あすは栞日」
栞日がその事業を通じて生み出したい状況であり光景が、このひとことにギュッと凝縮されていて、僕は大好きなフレーズです。「栞日って、けっきょく何をしているの?」と訊かれたら「はぐれ先をつくっています」と応えたい。その日の誰かが「世間」や「日常」からちょっとはぐれたくなったとき、「どうぞ」と云って受けとめる、「場」であり「時間」をつくっています、と。
菊地徹 / 栞日代表
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一週間が七日でなくても
一年が三六五日でなくてもいい
すこしはぐれて
あすは栞日
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