ご無沙汰しております。
だいぶ時間が空いてしまいましたが、ロンドンでの高架下のプロジェクト実行することができましたので、ご報告いたします。
前回から引き続き、落書きをきっかけにデザインに取り組んでおりました。
落書きを怖くないコミュニケーションのツールとして変換することで、新規の居住者と、地元の人々を繋ぐというのを目的にいたしました。近隣住民とのコミュニティの活性化が地域の治安向上につながるのではないかと期待しての取り組みです。
そこで、新規の居住者向けにオンラインのワークショップを開き、彼らのデザインした落書きに彼らの地元でのストーリーを載せて高架下の壁に展示イベントを行いました。
(落書きの一例:新規住民の地元での体験を詩に変換し、彼らのデザインした落書きの上に表現しました。)
全部で13のストーリーと落書きのデザインが集まり、高架下の展示会では20人以上の方々が彼らのストーリーを通してコミュニケーションを図ることができました。
(展示会の一部様子:地元の人々と落書きの展示を通してコミュニケーションを取ることができました。)
結果として、地域の治安向上を感じたという意見をいくつかいただくことができ、アートワークを通じて地域コミュニティを活性化することで、治安を向上させることができるのではないかというきっかけを発見することができたと思います。
(参加者からのフェードバック)
皆様からいただきましたお金は、高架下を所有している市役所との交渉代金とマテリアルを実際に壁で使用するための実験代として使用させていただきました。
皆様のご支援があってこそ実現することができたと感じております。
ありがとうございました。