こんにちは、六代目彌市です。
神代杉と出会って、『素材』としての価値や、日本の『自然』の偉大さを
あらためて痛感していますが、
ふと、思った事があります。
それは、2500年前の
私達日本人の暮らしって一体どんなだったんだろう?ってことです。
2500年前って学校の社会で習えば『縄文時代』ですが、
浅はかな私の知識だけでいえば、せいぜい『縄文土器』くらい( ;∀;)
ここが太鼓作りの、『伝統』の面白いところだと
いつも私は感じるのですが、
こうした昔の『知恵』とか『自然』に出会い
そのすばらしい『素材』を使ってモノづくりをする事、
もちろん面白いし、とてもやりがいあるのですが、
それ以上に私はいつも、
そこから『何を学べる』だろう?って考えるのです。
2500年前、鳥海山のふもとで
我々日本人の祖先はいったいどんな暮らしをしていたんだろう?って
とても気になってこの本を買いました。
そしたら、冒頭のエピローグにとても面白い事が書いてあったんです。
・『自然と共生した』縄文文化と『自然を克服する』現代社会
・『自然と共生した』縄文文化と『自然を克服する』現代社会
冒頭、こんな見出しではじまりました。
~『自然と共生した』縄文文化と『自然を克服する』現代社会~
現代社会というのは、自然と『共生』しないで自然を『征服』しようとする社会。
一方、我々日本人の祖先は、
『ムラ』の周りには『自然』があって、けっしてそれを壊すことをせず
『自然の秩序』を保ちながら、その恵みをそのまま利用するという生き方、暮らし方だったそうです。
コロナは人間にとってウイルスでも
地球にとってはワクチンである。
コロナは地球にやさしい。
そんな風にもささやかれていますし
日々、『経済』のこと『環境』のこと
さまざまなニュースで騒がれてますが、
どれもこれもやっぱり私たちが考えてる事といえば
『人間視点』であるということですね。
縄文時代、我々の祖先の暮らしは
『人間』も『自然』も同じだけ大切な存在であったからこそ
自分たちの住まい『ムラ』の外は開拓せず『自然』をそのまま活かした
暮らしだったということですね。
本当のゆたかさとは??
何だろう??
この神代杉との出会いを通して
私自身、あらためてこの地球『自然』に活かされているから自分たちがあること。
思い起こさせてもらってます。
時代はますます進化していきますが、
これからの時代を生きるヒントになってくれてるなぁって。
この神代杉との出会いに感謝しているのです。