こんにちは、六代目彌市です(^^♪
おかげ様で神代杉の太鼓について
海外からもお問い合わせいただけるようになりました。
こうして、興味関心の輪が広がってくれること
本当にうれしく思いますし、
この太鼓を通して
あらためて、日本の持つ『風土』や『歴史文化』
そして何より四季のおりなす『自然』を見つめ直す
キッカケになってもらえたらうれしいのです(^^♪
今回用意させていただいている
神代杉桶太鼓『璨-SAN-』ですが、
サイズごとにいくつか特徴ある音色を作ってお届けしております。
本来であれば、実際の響きを五感で感じていただくことが一番ですが
なかなかそうも叶わないと思うので、
今後、少しずつ動画で紹介していきたいと思ってます。
第一弾はこちら!!
もとをたどれば、今回の神代杉は樹齢300年から400年ほどの
『天然の秋田杉』が噴火によって2500年間埋もれていたモノです。
実は『天然の秋田杉』これだけでも
現在は大変貴重な素材でして、国が保護していて伐採することが禁じられています。
秋田という風土は
世界自然遺産となった「白神山地」のゆたかな山々からもわかる通り
西は日本海に接し、市内には一級河川「米代川」が流れる自然豊かな土地です。
そんな海と山にかこまれた秋田と言う土地は
県外からおとずれた人が一番驚くのが秋田特有の「強い風」なのです。
その風土が及ぼす自然環境こそが!
秋田杉の育ってきた環境であり、
秋田杉特有の特別な性質、美しくきめ細やかな年輪、
赤身がつよく、そして粘り強いという最大の特徴を生んでいるのです。
不思議なことに、そこに生きてきた人間もまた、
粘り強く忍耐強いそうです。
音から感じる「ねばり」というのは
まさに、秋田特有の風土が生んだ歴史そのものなのですね。
優しいだけじゃない、
強いだけじゃない、
硬いだけじゃない、
やわらかいだけじゃない、
辛抱と忍耐を繰り返したさきの本当の
「強さ」というのを
秋田に生まれた木も、人間も知っているってことですね。