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今は亡き恩師との思い出が詰まったピアノを永遠に残すためにオーバーホールしたい

今は亡き恩師のピアノ。大勢の門下生が弾いてきたピアノでしたが、恩師が亡くなってから10年以上弾かれていません。今このピアノは、ハンマーの摩耗が激しく、弦はいつ切れてもおかしくないという状態。そんなピアノを、恩師との思い出の詰まったピアノを永遠に残したい、と思いこのプロジェクトを立ち上げました。

現在の支援総額

1,507,500

100%

目標金額は1,500,000円

支援者数

56

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/11/28に募集を開始し、 56人の支援により 1,507,500円の資金を集め、 2021/01/11に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,507,500

100%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数56

このプロジェクトは、2020/11/28に募集を開始し、 56人の支援により 1,507,500円の資金を集め、 2021/01/11に募集を終了しました

今は亡き恩師のピアノ。大勢の門下生が弾いてきたピアノでしたが、恩師が亡くなってから10年以上弾かれていません。今このピアノは、ハンマーの摩耗が激しく、弦はいつ切れてもおかしくないという状態。そんなピアノを、恩師との思い出の詰まったピアノを永遠に残したい、と思いこのプロジェクトを立ち上げました。

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グランドピアノのオーバーホールについて3回にわたりご紹介しています。
(1回目の記事はこちら↓をご参照ください。)
「グランドピアノのオーバーホール〜①弦の張り替え〜」

恩師から譲り受けたグランドピアノに必要な修理は3つ。

①弦の張り替え

②ハンマーの交換

③鍵盤内部部品交換

本日は、②ハンマーの交換についてご紹介いたします。


ハンマーとは、弦を打ち音を出す役割をになっているものです。
ピアノの鍵盤を押すと、ピアノ内部にあるハンマーが上に動き、そのハンマーが弦を打つことで
音が鳴ります。

ピアノのハンマーの先端は羊の毛を圧縮したフェルトでできています。
ピアノ1台を作るにあたり、羊3匹分もの羊毛が使われているとか!

(写真は江東区のピアノ教室で使用しているハンマーの写真です。

新品のピアノやあまり弾き込まれていないピアノのハンマーは、ハンマー先端部分の形が、整った綺麗なアーチ型になっています。

しかしハンマーは弾くたびに弦にぶつかる部分なので、たくさん弾き混むことで、次第に先端が潰れて平たくなってしまします。

ハンマーの先端が平たくなり、形が崩れてしまうと、ピアノを弾いた時の音のコントロールが難しくなり、美しい音が出なくなってしまします。

この場合ハンマーの先端部分を削り、歪な形だったハンマーを綺麗なアーチ型にする「整形」という作業を行い形を整えます。

この作業を行いハンマーの形が整うことで再び弾きやすいピアノになります。


私が恩師から譲り受けたピアノは、長年多くの門下生に弾かれてきたこともあり、当時からハンマーの磨耗があったようで、数十年前にこの「整形」作業はされているものでした。

「整形」をしてからも長年多くの方に弾かれていたため、その後もハンマーの磨耗があり、修理が必要な状態です。

しかし既に「整形」作業をされているハンマーは、形を整える余地がないため、
ハンマーを交換することが必要です。

本来、柔らかく美しい音を奏でてくれるグランドピアノですが、
現在のままではハンマーの磨耗が激しいことから、柔軟性のある美しい音色は響きません。


恩師から譲り受けたピアノを蘇らせるため、
新しいハンマーに交換し、再び美しい音色を奏でられるピアノになる事を願います。
多くの方にこの想いが届きますように。

最後までお読み頂きありがとうございました。
次回は、③鍵盤内部部品交換についてご紹介いたします。

白熊杏梨

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