①自己紹介
アッサラームアライクム(アラビア語でこんにちは)。今年の11月から日本国際民間協力会(NICCO)に入局致しました、茨城県出身の平間優と申します。よろしくお願いします。
②これまでのヨルダンとの関わり
実はわたくし、NICCOに入局する以前はJICA海外協力隊として「ヨルダン」で一年半活動していました。
さてさて皆さんは「ヨルダン」と聞いて、どのような国を想像するでしょうか。
そもそもどこ?熱い国?砂漠?なんか治安悪そう?アラジンの世界?
とまあいろいろなイメージがあると思いますし、少なからず私もそういったイメージも持っていました。
しかし実際にヨルダンで生活してみると、私たちが想像するヨルダンとは違う面白い発見がたくさんありました。確かに砂漠地帯が広がっていますが、首都であるアンマン市は発展していて高層ビルが立ち並んでいますし、また地方に行けば草木が生い茂っている緑地もあります。夏はカラッと暑い日が続きますが、当クラウドファンディングのトップページにもあるように、冬は凍えるほど寒く、時々雪が降ったりします。ヨルダンに住む人はとてもフレンドリーでおしゃべり好き!砂糖たっぷりの紅茶とたばこが印象的でした。(ヨルダンの喫煙率は世界一位です。)
③ヨルダンにいる難民の方やヨルダン人貧困層の現状
そんなヨルダンで活動するなかで面白い経験をさせていただいた半面、様々な問題を見る機会もありました。
それが今回のクラウドファンディングの支援対象でもあるシリア難民の問題です。
私はJICA海外協力隊として活動する傍ら、時々ではありますが難民となってしまったシリア人のお宅に訪問して物資支援を行ったり、シリア人の子供たちが登校する学校で授業をした経験があります。
シリア難民のお宅を訪問した時にとても印象的だったことがあります。それは私が物資を届ける立場であるにもかかわらず、彼らは私たちのために手料理をふるまってくださったことです。トップページをご覧になった方はご存じの通り、彼らの生活はとても困窮しています。私の訪問した家庭は父親が行方不明なことに加え、多くの子供と暮らしていました。もちろん十分な収入もありませんし、借りているアパートも日当たりが悪く、築年数もかなり古いものでした。そんな状況であるにも拘わらず、かれらは私たちを家族のように迎え入れてくれ、手料理もふるまってくれました。
わたしがもし「難民」となったら、彼らのような振る舞いができるだろうかと、時々自問自答することがあります。
わたしも実際に生活して感じたことですが、ヨルダンの冬は本当に寒いです。さらにヨルダンの冬は雨の降る時期でもあり、洪水が起こることもしばしば。そしてそんな寒い冬を乗り越えるためには、私たちと同じように暖を取るものが欠かせません。彼らが暖房器具などを購入すれば、その分食費や家賃が圧迫されますし、子供の学費の支払いが厳しくなります。
実際に、ヨルダンで私にアラビア語を教えてくれていたシリア難民の先生は「生活費や家賃、子供の学費に加え冬は暖房器具のお金もかかるから、生活が一年で一番厳しい」と言っていました。
④支援者や難民問題に関心がある方へのメッセージ
メッセージを最後まで読んでいただきありがとうございます!
支援してくださった方、難民問題に関心を持った方、中東が好きな方といろいろな方がいると思います。寄付のこと、支援プロジェクトのこと、難民のことなど疑問なところがあれば遠慮なくメッセージしてください。
皆様がこのプロジェクトを通して、ヨルダンのことやシリア難民のことを知る良いきっかけになってくれればと思います!
欲を言うなら、このプロジェクトで知ったことをどんどん周りの友人・家族にシェアしてくれると非常にうれしいです!!
どうかご協力よろしくお願いします!
シュクラン!(アラビア語でありがとう)