こんにちは。2013年以来、ヨルダンでシリア難民支援を続けている林芽衣と申します。NICCOさんとは、随分長いお付き合いさせていただいています!NICCOさんがサポートされているシリア難民の方々は、2011年にシリア内戦が勃発して以来、ヨルダンで大変な状況の中で生活しています。年中暖かい砂漠地帯のようなイメージのヨルダンみたいな国でも、毎年冬になると雪が降り、氷点下1度以下になる事もあります。そのため、暖房が必要になり、暖かい衣類も必要となり、その上色々と食材や薬品を購入するための生活費が必要となります。貧困に苦しむ方々にとって、とても生活しにくい季節となります。コロナの影響で、ヨルダン国内の難民の生活もかなり悪影響を受けています。3月中旬に5日間の包括的外出禁止令が出て以来、一部のセクターの経済活動禁止令や夜間・週末外出禁止令が続いているので、ヨルダン人でさえ仕事を無くして困っている今現在、難民の方々はさらに大変な立場に置かれています。戦争の無い裕福な時代の日本という国で恵まれた社会で育った私達にとって、想像しがたい事かもしれませんが、これが世界中の貧困に苦しむ難民の方々の現状です。私達一人一人のできる範囲の努力で、少しでも辛い立場にいる人達のサポートができたら嬉しいです。皆さんも、NICCOさんと一緒に、ヨルダンで頑張って生活しているシリア難民の方々をサポートしてみませんか?今回のクラウドファンディングがうまく達成する事を心から祈っています。頑張って下さい!シリア難民支援団体トライバロジー発起人 林 芽衣
応援メッセージ の付いた活動報告
はじめまして。NICCO元インターンの吉田明子と申します。本日は、現在NICCOが絶賛挑戦中のクラウドファンディング「ヨルダンに避難中のシリア難民に、冬を過ごすための支援を届けたい!」の応援メッセージをお届け致します。私は現在、政府委託の某難民支援財団で難民申請者の支援業務を行っております。現在の仕事をする上で、基礎になっているのはNICCOインターン時に経験したヨルダンでのシリア難民支援事業です。 私が派遣された2016年4月時点では、シリア難民及び貧困層のヨルダン人を対象に心理社会的ケア、インフォーマル教育、物資配布、カウンセリング事業及び女性の収入創出支援などが実施されていました。 (心理社会的ケアワークショップのアイスブレイクの様子)●支援を継続することについて「難民支援を継続すること」これは長期化難民状況が危惧される現代において、支援団体が直面する深刻な課題であり、ヨルダンのシリア難民支援においても同様です。2011年3月、シリア戦争が勃発し、ヨルダンでは現在、約66万人程のシリア人が長期化避難生活を強いられています。NICCOは、過酷な状態下で暮らすシリア人のため、引き続き越冬支援活動(現金給付や物資配布)を実施しております。(シリア難民及び少数のヨルダン人と対象とした心理社会的ケアプログラムの様子)(越冬支援活動にて配布の様子)●ヨルダンの冬は意外にも寒い!皆さんは、ヨルダンといえば一年中温暖な気候をご想像されたのではないでしょうか?実は、こちらが真冬のヨルダンの写真です。(真冬のヨルダンの様子。写真左はNICCO元専門家。)意外にもヨルダンは積雪が多いのです。そのため、十分な暖房機材がないシリア人のご家庭では寒さを耐えしのぐ日々となり、昨今のコロナ禍では、例年にも増して厳しい生活が予想されます。(2016年4月、NICCOカウンセリングチームと家庭訪問したシリア人ご自宅※あくまで一例)長期間にわたり難民生活を強いられているシリア人にとって、冬の到来は何度経験されても困難を要するものだと想像します。シリア人道危機におけるNGOの活動予算は年々削減される一方、シリア人の難民生活は変わらず前途多難です。私はシリア人友人達の健康と安寧な日々を願ってやみません。皆様からの温かいご支援をお待ちしております。(シリアの子ども達が寒い冬でも笑顔を絶やさず生活できることを祈っています。)
1. 自己紹介福西と申します。メガバンク系金融会社に勤務するいわゆる一般会社員ですが、プライベートでいくつかの国際協力団体で学ばせて頂いていたりサポートしたりしています。NICCOは知人が職員になったことをきっかけに知り、仕事ぶりなども聞く中で、今回のクラウドファンディングも微力ながら応援させていただくことに致しました。2. NICCOの活動に対してのコメントNICCOは、私がこれまで見てきた国際協力NGOの中でも比較的歴史ある団体と認識しています。個人的にはその活動に長く関わってきている訳ではありませんが、物資の支援から心のケア、そして現金給付。こうした支援のバリュエーションの多さはこれまでの経験の蓄積によるものだったりするのかなと想像します。3. 今回のプロジェクトに対してのコメント2018年1月に旅行でヨルダンを訪れましたが、首都のアンマンで丁度その時の東京と同じくらいの寒さでした。ましてもっと標高が高い場所や風が吹き荒ぶ場所もあるヨルダンにおいて、防寒具無しに冬を越えることはできません。まずは命を繋ぐために。その声を拾って、多くの方々に温かさを届けてもらいたいと思います。4. 支援者や難民問題に関心がある方へのメッセージシリアは日本と同じかそれ以上に生活水準が高い国だったと聞きます。そんなある日、紛争が始まり、人々は命からがら国を脱出したものの、充分なお金も防寒具も住居も無い中で、今、我々と同じように寒さを味わっています。様子を聞けば聞く程、もしかしたら彼らは明日の我々の姿だったりするのかも知れないと思ったりもします。日本もまたいつか紛争に巻き込まれる可能性だってありますし、つい数年前に大規模な自然災害もありました。“懸命に生きようと努力する者が報われない。そんな世の中でいいと思うか?”時々自分自身に語りかけるようにしています。決して平等ではないこの世の中ですが、やがて大きな変化に繋がることを信じて、少しずつでもできる努力を積み重ねることが大切です。今の我々にはできることがあります。