◎ Sense of Tonoがオンラインショップで買えるようになりました!今日から新年度となりました!いかがお過ごしでしょうか。春を迎えて環境が変わった方も多いかと思います。【皆さんにお知らせです!】クラウドファンディングで150名以上の方にご支援いただいた「遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono」が、本日4月1日からついにネット販売開始となりました!▼URLはこちらhttps://tonomade.stores.jp/クラウドファンディングのリターンが手元に届いた方々からは「リラックスしたいときに【深 shin】の香りを楽しんでいます」「朝の散歩前に【閃 sen】をマスクに一拭きすると気持ちよく目覚めます」「パッケージが美しくて開けるのがもったいない!」などなど、続々と嬉しい感想をいただいています! 一般販売をするにあたり、パッケージもホップ和紙の限定版から刷新。装い新たにデザインしました。こちらも「破って開封する」体験ができますので、遠野の香りと合わせてぜひお楽しみください。【深 shin】【閃 sen】単品と2本セットをご用意しています。【価格改定について】遠野が香るアロマスプレー Sense of Tonoの価格について、原価等を計算した上で見直し、¥3,850(税込)で販売することになりました。すでにクラウドファンディング限定版商品のリーフレット内に記載している旧価格表示をご覧いただいている方、ややこしくしてしまい申し訳ありません。オンラインショップの他にも、今後イベントに出店する予定ですので、近々お知らせします。ぜひチェックしてみてください!
#ものづくり の付いた活動報告
こんにちは!富川屋スタッフの菊地です。今回は、1月29日に開催した富川屋主催「Sense of Tono誕生記念イベント vol.2 遠野発!地域資源とものづくり」のイベントレポートをお届けします。イベントのフル動画▶︎ https://fb.watch/3sJtJZ4m3k/【第2回のトークテーマ「遠野発!地域資源とものづくり」について】遠野が香るアロマスプレー Sense of Tonoは“オール岩手”で開発したお土産です。誕生記念イベント(全4回)では、毎回ものづくりやローカルをテーマに様々な分野で活躍するゲストをお招きしています。第2回のトークテーマは「遠野発!地域資源とものづくり」です。今回のゲストは日本有数のホップ生産地である遠野でクラフトビールを造っている株式会社遠野醸造の代表取締役、袴田大輔さん。袴田さんと富川は、同じ2016年に遠野へ移住し、それぞれ【クラフトビール】、【地域の文化や歴史】をテーマにその土地ならではの地域資源を活かしたプロダクトをつくる同世代の同志。それぞれが持つ思いを交えながら、遠野の風土や地域の可能性についてお話ししました。株式会社遠野醸造・代表袴田大輔さん1988年生まれ。33歳。青森出身。2016年からNext Commons Lab遠野のメンバーとして、遠野市の起業を支援するプロジェクト「遠野ローカルベンチャー」のビール醸造家育成プログラムに参加。2017年4月遠野市に移住。同年、株式会社遠野醸造を設立し、醸造家・生産者・地域住民が一体となって知識やアイディアを共有した開かれたビール造りをしている。株式会社富川屋・代表富川岳1987年生まれ。34歳。新潟出身。2017年に岩手県遠野市へ移住。移住後「Next Commons Lab遠野」の立ち上げに携わったのち、ローカルプロデュース会社「株式会社富川屋」を創業。デザイン/制作、商品開発、観光/ツーリズム、研修事業を行う。【同世代の同志が語った3つのこと】お二人に、遠野にいる強みが事業にどのような影響を与えたのかを、3つのテーマに合わせてお話いただきました。①仕事/組織で大事にしていることやスタンス「仕事が終わった後にチームメンバーとハイタッチをしたい」という富川が大事にしているのは、地域の人とチームになることです。東京の広告代理店で働いていたころは受注・発注といった関係性がはっきりしていたのに対し、遠野は公私混同、もはや公と私という垣根が存在しないのだとか。袴田さんは、よく目の当たりにする“移住者と地元民”というくくりに違和感を持っているそうで、「とにかく一緒にやりましょうよ」と垣根をなくしていくことを大事にしているそうです。一方で「遠野の方はすごくフラットで分け隔てなく付き合ってくれる」と、一個人として向き合ってくれた喜びを振り返られていました。②地域資源の活用の仕方遠野は国内屈指のホップ産地です。そんな遠野で豊かなビール文化をつくろうと志す袴田さんは、地元から全国まで多くのファンを持つ「遠野醸造TAPROOM」を運営しています。昨年12月には「遠野に来たくても来れない人にも遠野のクラフトビールを味わってほしい」との思いから、遠野醸造では初めての缶ビールをリリースしました。こちらのラベルは富川屋がプロデュースしました。富川はこのデザインについて「時代の潮流を読み、体現している袴田さんの世界観と、遠野醸造の確かな質を表現するには、無骨でクールなデザインが合うのではと提案した」とプロデュースの過程を振り返ります。「ビールは多様性があって自由な飲み物です。世界中には100種類以上の種類があり、酵母などの組み合わせで楽しみ方は無限に広がります」と袴田さんは言います。「地域にはビールと組み合わせることでもっと輝けるものがある」という思いこそが地域資源を活用するにあたって大事な視点なのかもしれません。袴田さんがビールに向き合う姿勢からも、その多様性を感じました。遠野醸造では様々な地域資源とビールを掛け合わせた結果、これまで10種類のビールが開発されてきました。(左から)生姜、りんご、ブルーベリー、コーヒー豆を掛け合わせたビール開発段階から地域の人とフラットな関係になることを大切にしている袴田さん。原材料を供給してもらうだけでなく、一緒にプロダクトを作る過程を楽しむ姿に、同じ目標に向かって一致団結した青春時代を思い出しました。関わる人の間口を広げるスタンスは富川とも共通しています。富川屋では、遠野の文化とデザインを掛け合わせた商品開発のほか、ディープな地域文化への入り口を作る取り組みとして、昨年末から岩手県の歴史と文化をめぐる新たなプロジェクト「IWATE, The Last Frontier.」を発表しました。(プロジェクト詳細はこちら)「IWATE, The Last Frontier.」は富川屋の文化プロデュース事業「to know」としての取り組みであり、縄文、蝦夷(えみし)、そして現代までつづく岩手の豊かな歴史・文化の魅力を、発信・展開していくプロジェクトです。今年の春以降、状況を見ながらツーリズムやスタディツアー、そして自分たちが学ぶため&仲間を集めるためのフィールドワークを実施しようと考えています。富川「岩手は歴史の表舞台には出てこなかったエリアですが、昔から脈々と継がれた文化こそ現代の人にとって学びがあると感じる。」袴田さん「富川さんの取り組みは、アップデートよりも翻訳に近いね。」今ここにある豊かな素材を活かすことに存在意義を感じる。これがお二人に共通する「遠野にいる意味」なのではないかと感じました。③僕たちのこれから「ゆくゆくはビール会社ではなくなってもいいかな」と袴田さん。ビールはこれまで通りつくるけど、文化や教育など他の分野とも緩やかにコラボして、「気づいたらビール会社だけどビール会社じゃないよね”という姿にできたらと思っています」。別軸に染み出すことで、クラフトビールへの入り口がさらに広がる。今までビールに興味を持っていなかった層も関わる始めることでビール文化がより豊かになる。このような未来を思い描けるも、ビールの自由さと多様性、そして袴田さんの前向きな姿勢があるからです。富川から見た、袴田さんとの違いは、自分にとっての軸が表現やクリエイティブに置かれていることだそうです。そんな富川は今後「自分自身を表現する感覚」を起点に、ものづくりをしていこうと考えています。これまではクライアントから受けた仕事を中心に行っていていたため、自分自身を表現することはあまりなかったと話す富川。遠野というフィルターを通して、富川はどのような表現をしていくのでしょうか。お二人とも、ビールや歴史・文化に限らず、遠野で活躍するプレイヤーがどんどん増えて欲しいと願っているので、地域にプロデューサーを増やすためにバックアップをしていきたいそうです。富川はローカルプロデューサー育成事業「考えて動かす学校」も行っており、「育成する側がプレイヤーに試合を用意できるかが大事。一回打てば勝手がわかり自分で動けるようになるから。」と言います。「考えて動かす学校」第1期生の様子富川「袴田くんは経営者タイプ。中長期的な目標のもと、ロジカルにすすむ。全方位のスーパーオールラウンダー。」袴田さん「岳さんは文化やカルチャーに体重をかけている。1つのことを突き詰められるスペシャリスト。」相思相愛でリスペクトに溢れているお二人。今後も遠野醸造と富川屋のコラボレーションを見ていきたいです。イベント中も「夏のホップ畑を想起させるようなアロマスプレー が欲しい!」というアイデアが出ました。遠野が香るアロマスプレー Sense of Tonoの香りが増えて、シリーズ化していくと面白いですね。今後の両社・両者の展開にもご注目ください!「遠野発!地域資源とものづくり」をテーマに行われた本イベント。そこから見えてきたのは、地域の人とチームになる姿勢があるからこそ、眠っている地域資源との接点が新しく生まれ、ものづくりに対して大きく影響するのだということでした。過程を丁寧に発信し、周囲に対して常にオープンであること。相手へのリスペクトを忘れず、同じ熱量を持ってフラットに向き合うこと。もしかすると自分の身の回りにも「地域資源」との接点はあふれているのかもしれないと、日常を捉え直してみようと気づきを得たイベントとなりました。ここまで富川屋スタッフ・菊地が「Sense of Tono誕生記念イベント vol.2 遠野発!地域資源とものづくり」の様子をレポートしてきました。最後までお読みいただき、ありがとうございました!【次回予告】次回のイベントは来週2/16(火)19:00からスタートです。ゲストは、福岡八女の地域文化商社「株式会社うなぎの寝床」代表・白水高広さんと、焼き物の町・有田の「日用品店bowl」店長・高塚裕子さんです。アロマスプレー商品開発のきっかけとなった九州視察で、富川がお会いしたお二人。それぞれの地域でどのように文化と向き合って活動されているのかお話を伺います。イベントページは公開次第お知らせいたします。================================================================【概要】日程:2月16日(火) 19:00-20:30会場:オンライン(Facebook Live配信)お時間になりましたら、イベントページ>ディスカッションからご覧いただけます。料金:無料対象:どなた様でもご参加いただけます。================================================================
こんにちは。スタッフの岸本です。みなさん、ホップはご存知ですか?お恥ずかしながら、わたしは日々ビールを愛飲しながらも「ホップ…そういえば聞いたことあるな」程度にしかホップの名も知りませんでした。今回は、「遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono」クラウドファンディング版パッケージに使われているホップ和紙ができるまでをリポートします!岩手県遠野市は、日本でも有数のホップの産地です。いま、遠野市で栽培されているホップは2種類、「いぶき」と「MURAKAMI SEVEN」。ビールの味と香りを決める大事な原料であるホップの収穫が始まるのは、遠野の夏の盛りが過ぎた8月下旬から。ホップの収穫には人手がいるので、普段はそれぞれの畑で育てているホップ農家さんも、この時期は協力してお互いの畑のホップを収穫するのだそうです。摘み取ったホップは香りが飛んでいってしまわぬよう、その日のうちに加工場へと運んで処理します。さて、ホップを摘み取ったあとの畑に残るのは…、そう!ホップのつる!!この毎年大量に廃棄されていたホップのつるを再利用しようと生まれたのがホップ和紙でした。遠野緑峰高校の生徒さん、そして遠野ホップ和紙を育てる会のみなさんと遠野市松崎町のホップ畑へと出かけたのは去年の8月24日。残暑の厳しい夏でした。畑に無造作に散っているホップのつるをリールのようにクルクルと巻いて束ねたら、畝ごとにトラックを走らせ積んでいきます。このときのみなさんの手際の良さには脱帽。うっかり軽装で行ってしまったわたしはまるで役立たずでした…。回収したつるは水に浸して柔らかくしてから、30センチ強の長さに切り揃え、大鍋でぐつぐつと煮ていきます。茹で上がったつるを、今度は外皮と芯に分けるのですが、これには少しコツがいって、まず、つるの端を両手でにぎり、雑巾を絞るようにねじります。そうすると、外皮が破れて芯とのあいだに隙間が生まれ、あとは、外皮をつまんで勢いよく引っ張れば、するりと剥け!…と言いたいのですがそう簡単には行かず、茹でる時間が足りないとねじっても破り口ができなかったり、きれいに剥けなかったり。さらにホップのつるの茹で汁は洋服にハネると洗濯してもあまり落ちないと言われ、それにもヒヤヒヤしながら3時間ほど剥きつづけました。それでもつるはまだまだ大量に。連日剥きつづけてくださった皆さん、ありがとうございます…。さて次は、むいた外皮から黒皮をこそぎ落とします。黒皮を削るには包丁やヘラを使いますが、ヘラが使いやすい人もいれば、包丁が使いやすい人も。それぞれ使いやすいものを選んでこそぎ落としていきます。あんまり力を入れすぎると、柔らかい皮の部分までさけてしまうので、うまく加減しながら黒皮だけ…。ポップ和紙ってなかなか繊細なんですね〜。ここまででもだいぶ工程が多いことがおわかりいただけたかと思いますが、まだまだ道半ば!ここから繊維を抽出し、それぞれ原材料の量を調節し、混ぜ合わせてからようやく、紙漉きが始まります。今回Sense of Tonoのパッケージに使っているのは、無漂白の赤っぽい紙と、漂白済みの白っぽい紙の2種類です。紙漉きも1枚1枚手作業なので、時間がかかります。漉いた紙は重ねて、まとめて機械にかけてプレスしてからガラスに1枚1枚貼って乾かします。紙を漉いてから、完全に乾燥して完成するまでにも4〜5日はかかるそうです。そしてできあがったホップ和紙は、それぞれに風味があってとても見ごたえのある仕上がりとなっていました。いま現在、遠野市内でホップ和紙単体を購入できる場所はありませんが、ポップ和紙を使ったアクセサリーなどが土淵町のかっぱの茶屋などで買えるほか、遠野郷八幡宮では、ホップ和紙を使った御朱印も販売されています。シワや毛羽立ちも個性として映えるホップ和紙。「遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono」がお手元に届いた際は、ぜひ、香りだけでなく、ホップ和紙の手触りもじっくりとお楽しみください!
こんにちは!スタッフの佐藤 文香です。公開までドキドキでしたが、初日からみなさんにご支援いただき、スタッフ一同とてもうれしく思っております!ありがとうございます。引き続きがんばります!そして記念すべきプロジェクト公開初日の1/18(月)の19時から、Facebook Live配信にてオンライントークイベントを開催しました!ゲストにお招きしたのは、パッケージデザインをしていただいた合同会社homesickdesignの清水真介さん、黒丸健一さん、アロマスプレーの商品開発をしていただいた株式会社ファーメンステーションの酒井里奈さん。「遠野の香り誕生秘話」をテーマに、商品開発チーム大集合で「Sense of Tono」ができるまでの裏側をたっぷりお話しいただきました。私も観ていてとってもおもしろくて、あっという間に感じました。富川屋Facebookページにライブ配信のアーカイブがありますので、ご覧いただけたらうれしいです。 ***そして!来週もトークイベントを開催します!今回のテーマは「遠野発!地域資源とものづくり」です。【vol.2 にお招きするゲスト】◎株式会社遠野醸造 代表取締役:袴田大輔 様日本有数のホップ生産地である遠野でクラフトビールを造っている袴田大輔さん。袴田さんは、地元の人はもちろん全国にファンを持つ「遠野醸造TAPROOM」を運営し、昨年12月には「遠野に来たくても来れない人にも遠野のクラフトビールを味わってほしい」という思いから、遠野醸造缶ビールをリリースしました。こちらのラベルは富川屋がプロデュースしました。袴田さんと富川は、2016年、遠野にほぼ同時に移住し、それぞれ【クラフトビール(ホップ)】、【地域の文化や歴史】をテーマにその土地ならではの地域資源を活かしたプロダクトをつくる同世代の同志。二人の出会いやそれぞれが持つ思いを語りながら、遠野の風土や地域の可能性についてお伝えします。 ==================================================【概要】日程:1月29日(金) 19:00-20:30会場:オンライン(Facebook Live配信)お時間になりましたら、イベントページ>ディスカッションからご覧いただけます。料金:無料対象:どなた様でもご参加いただけます==================================================スピーカー:袴田 大輔さん(株式会社遠野醸造 代表取締役)、富川 岳(株式会社富川屋)企画・主催:株式会社富川屋