はじめに・ご挨拶
はじめまして。
この度、立命館大学 全学教養科目C群「社会で学ぶ自己形成科目」の一つであるシチズンシップ・スタディーズⅠ受講生COVID-19支援チームおよび立命館生協学生委員会で、コロナ禍における学生の支援を行いたいということでプロジェクトを立ち上げました。
第一弾として、経済的にも精神的にも苦労している今年度入学の下宿生の食生活を支援する企画を実施し、今後は多くの学生の支援を継続して行いたいと考えています。
商品・お店が作られた背景
新型コロナウイルス感染拡大によって、多くの学生の生活に支障がもたらされています。例えば、立命館生活協同組合(以下、立命館生協)が2020年5月に行った緊急アンケート(1,549名回答)の結果では、アルバイトの出勤時間が少なくなり給料が減った(49.8%)、食生活が変化(67.9%)し1日にかける食費が減少、といった結果が報告されています。また、全国大学生活協同組合連合会が7月に行ったアンケートにおいても、一部の学生のアルバイト収入が回復する一方、未だ多くの学生の収入が減少していることが分かっています。
家計の節約にあたって、大学生は真っ先に食費を削る傾向にありますが、食費を削れば食生活や心の乱れをひきおこしかねません。
特に、新入生は金銭面だけでなく、相談する相手や共に支え合う仲間がいない、何より入構制限によりキャンパスに通った経験がないために大学生活を送っている実感がもたらされていないという問題があります。
全学教養科目C群「社会で学ぶ自己形成科目」の一つであるシチズンシップ・スタディーズⅠ受講生COVID-19支援チーム・立命館生協学生委員会で、この秋に初めてキャンパスでの受講が始まる下宿生を中心とした新入生の食生活サポートができないかと考え、今回の企画に至りました。
私たちの商品・お店のこだわり
数量限定のオリジナルのお弁当は、衣笠キャンパス(京都府)、大阪いばらきキャンパス(大阪府)、びわこ・くさつキャンパス(滋賀県)、立命館アジア太平洋大学(大分県)の地域性を反映したメニューです。
実際のメニューは、京都の肉じゃが弁当と京都のサバ煮つけ弁当の予定です。
みなさまからいただいた資金を用いて、地元の農家の方や立命館のOB・OGの農家の方から食材を購入し、自炊では食べる機会が少ない各地のメニューを提供したいということで学生メンバーから様々な要望を出し、生協職員がメニューを考案しました。先日、メンバー参加での試食会を実施し、今回のお弁当を選定しました。
リターンのご紹介
私たちプロジェクトからの感謝状と活動の結果を報告書にまとめてお送りする予定です。利用した学生からのお礼メッセージ等を掲載する予定です。活動結果をお楽しみにお待ちください。
また金額によって、立命館アジア太平洋大学(APU)で開学当初から生協食堂で提供しているカレーのレトルトパックを併せてお送りします。APU出口学長にご協力いただき「世界の出口カレー」のネーミングで販売しているものなどをお送りいたします。※商品の在庫状況により若干お送りするものが変更になることがありますのでご了承ください。
プロジェクトで実現したいこと
この秋に初めてキャンパスでの受講がスタートする新入生。特に下宿生は精神的にも孤立している状況に置かれています。立命館生協学生委員会の秋の新入生歓迎企画では、「気軽に話せる人が少なくて寂しい。」「自分ひとりでしっかり暮らせるか不安です。」「友人が1人もいないので、相談ができない。」という声が多く寄せられています。
第1弾では、先輩学生・教職員・OB・OG・生協職員、今回ご賛同いただいた皆様からの声をお弁当と一緒に届けて新入生をあたたかくキャンパスに迎えたいと考えています。
第2弾以降は、支援の手が行き渡らない学生を無くすため、割引金額で購入できる対象者を広げ、支援を拡大して参ります。
また、2021年度の春セメスターにもまた緊急事態によって学生が不安を抱えないために次代へ引継ぎ、感染拡大が想定される春休み以降も心身ともに健康な状態で送れるように支援していきます。
資金の使い道・スケジュール
下宿をする1回生には、オリジナルのお弁当を数量限定で通常500円から半額の250円で提供しますので、その差額分にみなさまからいただいた資金を用いたいと考えております。その他、提供に要する資材等にも充てたいと考えております。
最後に
立命館大学では、秋セメスターより一部科目で対面授業が再開しますが、今もなお不安を抱える下宿生へ食支援を行い、下宿生の不安を少しでも解消し、 心身ともに健康な状態で送れるようにするために、皆様のご支援が必要です。
ご支援よろしくお願いいたします。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る感謝の声、続々と
2020/10/28 10:18 クラウドファンディングの額が10万円に近づいてきました。サポートしてくださった方々、ありがとうございます。 今回はお弁当販売終了前の20日、立命館大学衣笠キャンパス存心館食堂にて、新入生たちの声を直接聞いてきました。 30分と短い時間でしたが、食堂内だけでも4名の新入生にお話を聞くことができました。4人とも、授業や課題を学校で受けたあと、お弁当を買ってくれていました。美味しかった、もっと続けてほしいなど、嬉しいお言葉をいただきました。 今回のインタビューで、実際に新入生たちの声を聞くと、活動が実を結んで本当に良かったと実感しました。こうしてひとつずつ、できることをやっていくことで厳しい今をみんなで助け合い、乗り越えることができるのではないでしょうか。 インタビュー・アンケートに答えてくださった方々、ありがとうございました!これからも、新入生の食生活を応援するための取り組みを続けていきます。 もっと見る
お弁当販売の開始
2020/10/27 17:2510月12日(月曜日)〜10月23日(金曜日)までの2週間、立命館大学の京都衣笠キャンパス、大阪いばらきキャンパス、滋賀びわこ・くさつの3キャンパスにおいてお弁当の販売が行われました。 今回は、販売の際にアンケート調査を行った結果を皆様にお伝えしたいと思います。私たちが実際に訪れて、実際に聞き取りなどを行った感想と報告はまた明日掲載したいと思います。お楽しみしていてください!いただいたアンケート結果です。ぜひご覧ください。“とても美味しかったです。心まで温まりました!”(国際関係学部 一回生)“毎日栄養満点な食事を作る鬱陶しさは、人間誰もが感じたことがあると思います。もちろん、僕も例外ではなく、最近食事が偏っていたように感じました。「たかがお弁当」と揶揄する人がいるかもしれませんが、このようなお弁当を食べられることがどれだけ有り難いか。そんなわけで、今回の企画にはとても感謝しています。また、いつか恩返しをしたいです。”(法学部 一回生)“とてもおいしかったです!午前の対面授業がなく、午後から行くことが多くて夜ご飯どうしようかとなることが多いのですがこの弁当がとてもありがたいです。”(文学部 一回生)“このような素敵なお弁当を作ることに関わっていただいた関係者様、本当にありがとうございます。一人で食べましたが、地元でよく食べていた栗ご飯や鯖が入っていたので、家族と食べていたことを思い出しながら食べることができました。”(文学部 一回生) もっと見る
試食会
2020/10/27 17:229月24日(木曜日)、私たちは立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて立命館生協さんの協力のもと試食会を開催いたしました。全六種類のお弁当が用意され、一つ一つ食べ比べながら試食を行いました。 その中から、肉じゃが弁当とサバ煮つけ弁当の二つが今回の企画に選ばれました。一位の肉じゃが弁当が選ばれた理由としては、色合いが鮮やかで見た目が良いこと、家庭の食事を食べているように感じられる、サブメニューが美味しいなどです。二位のサバ煮つけ弁当が選ばれた理由としては、サバ煮付けがとても美味しい、栗ご飯が季節にあっている、赤こんにゃくという普段食べることがないものが食べられるなどです。私も含めてですが、試食会に参加した全員が客観的(一回生の下宿生)に見ながら真剣に選んでいたことはとても本気だなということを参加している自分自身も感じました。 また、お弁当を選んだ理由はお弁当を購入していただいた学生にしっかり届いているなとアンケートから見てもわかり、とても嬉しい気持ちです。 もっと見る
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