2020/10/07 20:16

2020年9月20日、FIP発覚によりあと1ヶ月生きれるかどうか…と余命宣告をうけました。

その日の朝は「4連休だし、どこか行こうか〜」なんて考えて地元の旅行雑誌を見ていました。
行き先も決まり、出かける直前になって、しゃぶしゃぶの耳が黄色いことに気がつきました。いつもピンク色のお腹まで真っ黄色!
ネットで調べると、黄疸という症状のようで……黄疸がはっきりとわかるのはかなり危険な状態らしく、急いで動物病院に駆け込みました。
それでも、しゃぶしゃぶは普段と変わらず元気な様子だったので、そのネットでの検索結果にも半信半疑でした。

診察が始まると、すぐに先生に
「黄疸が酷く、これはやばい。触った感じ、お腹にも大きめのしこりががある。」
と言われ、すぐにエコー、血液検査になりました。

結果はFIP、猫伝染性腹膜炎。
致死率はほぼ100%、特に子猫の死亡理由のNo.1の恐ろしい病気です。

FIPの特徴としては臓器の慢性的な炎症で白血球が増加、肝臓機能の低下により総ビリルビンが増加、腸内でのタンパク質の吸収が悪くなりアルブミンが低下、グロブリンは増加するため総蛋白の値が高くなります。
加えて、肉芽腫が発生することやぶどう膜炎などの眼病変が起こるものはドライタイプと判断されます。ウェットタイプというのもあり、こちらは黄色い腹水が溜まるそうです。

しゃぶしゃぶの検査結果から、FIPドライタイプの中期であり、1ヶ月生きれるかわからないとの余命宣告でした。

治すための治療法は無いため、後はしゃぶしゃぶができるだけ苦しまずに済むような緩和ケアしかできないとのことでした。

元気にみえたしゃぶしゃぶですが、熱があったようで、その日は発熱を抑える抗生物質のみ処方してもらい家に帰りました。

4連休中は家に引きこもり、猫のベッドの近くに布団をひいて、常にそばに居ました。
しゃぶしゃぶ、何故か具合が悪くなると私にぴったりくっついて寝ようとするので…
くっついて丸くなった時に、「あぁ、このまま死ぬんだな」と実感しました。