皆さん、こんにちは!
プロジェクト起案者のNPO法人アスリード杉野でございます。
今回のご報告は、横浜市立神奈川中学校での開催。2021年12月に担当の磯島先生からWEBサイト経由でお問い合わせをいただきました。
「みらい百花やタウンニュースで御社のキャリア教育事業を拝見いたしました。本校では1年時に職業講話を行い、2年時に職場体験を実施しています。現在2年生は職場体験の実施をコロナ禍のため実施を見送りました。それに代わるキャリア教育を検討中です。詳細聞かせていただければ幸いです」とのことで、今回のクラウドファンディングを活用し、支援させていただくこととなりました。
今回も、登壇者の方は1名、そこに2学年5クラスの皆さん総勢170名が、それぞれの教室から同時に接続して職業講話を実施するというスタイルをとりました。
開催にあたってコロナ禍の影響で急遽日程の変更などもあり、1カ月を切ったなかでのコーディネートとなったため、過去の学校開催型講話にご登壇経験のあるボランティアサポーターの木戸さんにご協力をお願いしました。突然のお願いにも関わらずご快諾いただき、生徒たちのために事前資料となるプロフィールシートの作成なども、急ピッチで準備してくださいました!
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新卒からずっと、技術系の専門商社で営業担当として日本中を飛び回っている木戸さん。
営業としてお客様のために日々考えていること、行動していることなどを具体的にお話いただきました。
生徒たちに向けて「会社って、どんなものだと思う?」という生徒たちに問いかけもしていただき、「一人では成し得ないことをみんなで協力してやっていく場所。そういう意味では、学校生活も”仕事”もそんなに変わらない」という木戸さんの考えには、「将来に対して不安もあったけど、ちょっと安心した」という感想が数多く寄せられました。
オンラインながらも優しく生徒たちに声をかけていただき、和やかな雰囲気で講話を盛り上げていただきました!!
回線の切断などの大きなトラブルはないものの、聞き取りにくい場面やタイムラグが出た場面もありましたが、今回もオンライン職業講話は無事終了…!
最後に、クラウドファンディングをご支援いただいた皆様からの動画とメッセージもお渡ししました!!
【先生からのコメント】
■講師の木戸様へ
本校のオンライン職業講話に急遽にもかかわらず承諾いただき、本当に感謝しております。単純明快な説明がとてもわかりやすく印象的でした。コロナ禍で中学校生活がスタートした学年で、楽しく過ごしている中でも、いつも不安な気持ちが大きいようです。(たとえば、行事も「また中止になるかもしれない」と先に思ってしまうくらいのようです)私たち職員も、子どもたちが希望を描けるような「働く姿」を見せられているか、とても考えさせられました。「結論を先に話す」など、子どもたちの中に深く刻まれた言葉もあるようです。短い時間でしたが、この機会を持てたことを感謝しております。ありがとうございました。
■ご支援いただいた皆様へ
このたび本校の職業講話を実施することができたことで、大きな発見がありました。
一つ目は、子どもたちに一つのロールモデルを示すことができた点です。私たちは、普段学校というある種閉ざされた空間で生活しているので、なかなか他の職種の方々と知り合うこともなく、そのことで視野を広げていくことが難しいと思っています。クラウドファンディングについても、今後教科の授業で触れていきます。
二つ目は、子どもたちの学びの場を広げることができたことです。コロナ禍でさまざまな行事が中止や取りやめとなっている中で、私自身が「子どもたちの学ぶ機会を失わせているのではないか」と常々疑問を抱いていました。学校という場所は、一人ではなかなか声を挙げても実行することは難しいです。その中でアスリード様のお力をいただき、さらにはそれを支えている企業様の存在を知ることができたことに本当に感謝しております。ありがとうございました。
【生徒の皆さんからのアンケート集計結果】
【印象に残ったこと】
講話を聞いているとき、木戸さんが笑顔で話されていたのが印象に残っています。普段のお仕事でも工夫しているところなのかな、と思いました。
仕事と趣味がはっきりと区別されていたことです。社会人は仕事絡みの趣味が多いと思っていたのですが、木戸さんは自分が好きなこと、やってみたいことをたくさん話して下さってそのイメージが変わりました。
一つの会社が成り立つのに、周りに思った以上にたくさんの会社があり、支え合っているんだなと感じた。
『楽しさだけが仕事ではない』という言葉。
働いてお金を稼いで生きていくってことを教えてもらったことが印象に残りました。
働く大切さがすごく分かった事です。そして、細かく教えてもらって、自分のこれからを大事にしないといけないと深くおもいました。
仕事はめんどくさくて難しいイメージがあったんですけど、講師の方のお話を聞いてすごく楽しそうだなと思いました。
失敗を恐れずに自分で考えて自分で失敗を感じるのが大事。というお言葉がすごく心に残りました。
【これからの学校生活で心がけたい・挑戦したいこと】
働いたときの楽しさが感じられる仕事につけるよう、勉強で選択肢を広げたい。
やりたいこともやりつつ勉強もする。嫌なこともやるしもちろん楽しいこともやる。
自分のことについて、もう少し考えたいと思いました。また、今のうちにいろんなことに挑戦して、たくさん失敗したいです。そして、自分は何をしたいのかを考えたいです。
学校生活や、学生として過ごす時間が残り少なくなってきているという「時間」に対する意識を持ちながら、その中で自分にできることを模索し、やってみたいと思ったこと、達成したいと思った目標はすぐに行動に移してみること。
今から焦ってもいずれは働くときが来るのだから、慎重に少しずつでいいから一つ一つ物事を丁寧に終わらせるということを心がけていきたいです。
私は人と話したり、人前に立つことが苦手です。ですので、ちょっとずつ人前に立ったり委員会に入ったりしようと思います。
テスト勉強も働くのと同じで、大変だけど終わったときの達成感は大きいから、大変なことでも最後まで頑張ろうと思う。
学校生活は社会への第一歩だとおっしゃっていたので挨拶や人間関係、協力するなど一つ一つを丁寧に行おうと思いました。
【講師の方へのメッセージ】
私はこの職業講話で学んだ事が二つあります。一つ目に、「会社は案外身近なもの」なのかもしれないということです。二つ目に、「失敗を恐れずにチャレンジする」ことです。特に、二つ目は私の人生でとても重要なものであると捉えています。私はこの14年間の間チャレンジという物から目を背け続けていました。だからこの言葉は私にとって人生を変える言葉だと感じています。
普段、家で両親の仕事話を聞いていると、あまり前向きな話ではないことが多いため、正直社会に出て働くということを明るく考えられませんでした。しかし、木戸さんのお話を伺っていく中で、将来のことはまだあまり想像できないけれども、明るく考えられるようになりました。
今までたまに職業体験をさせていただいたが、教えられることは講師の方の仕事ばかりで、「仕事」そのものはあやふやなままでした。しかし今回の講話で「仕事」についてよく知ることができました。
お話すごくわかりやすかったです。将来に少し自信が持てました。今日はありがとうございました。
失敗を恐れずに自分で考えて自分で失敗を感じるのが大事。という言葉、すごくいい言葉だな、と思いました。
話をたくさん遠回りとかせずまっすぐに伝えてくださったのでとても話がわかりやすかったと感じました。
木戸さんが明るく話してくださっていて、仕事をするということは辛いことだけでなく、楽しいと感じる瞬間ややりがいもあるのだなということに気付かされました。
話が分かりやすかったし面白かったので聞いて1時間飽きなかったです。人見知りなのに営業部で努力してらっしゃるんだ、と思いました。
質疑応答の場面では木戸さんが真摯に生徒の質問に答えていたところから、自分も大人になったら子供の質問にも真摯に向き合える人になりたいなと思いました。新型コロナウイルスでお仕事が大変だと思いますが、御身体に気をつけて頑張ってください。
私は将来のことが少し不安でした。それは何も知らないことからの恐怖と、今の自分に社会人ができるかという不安が原因でした。しかし、今回の講話を通して将来のイメージが鮮明になり不安が少し解けたような気がしました。そして少し、将来が楽しみになりました。
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15校目の活動報告はここまで…。
オンラインで、1社の企業様(登壇者お一人)のお話を学年全員で聴く…というスタイルは、2回目の実施となりました。たくさんの社会人の方をお呼びすることができなくても、リモートであれば各教室でしっかりをお顔を見て講話が聴けるため、生徒の皆さんも集中力を切らさずに授業に参加できたのではないかと感じます。
これからも学校の要望に応えながら、地域一丸となった“若者たちの未来づくり”を模索する日々は続きます。
今後とも皆さまのご支援、どうぞよろしくお願いいたします!