皆さん、こんにちは!
プロジェクト起案者のNPO法人アスリード杉野でございます。
いよいよ、オンライン職業講話支援ラスト、16校目の活動報告をお届けいたします!!
今回のご報告は、横浜市瀬谷区にある東野中学校。きっかけをいただいたのは、WEBサイトへのお問い合わせでした(一部抜粋)。
『当方、横浜市の公立中学校の職員です。コロナ禍のため開催の目処が立たなかった職業講話ですが、オンラインなら、もし今後またコロナ感染が増えて規制がかかっても開催できるため、お話を伺いたいと思いご連絡しました。
生徒たちは一人一台ChromeBookがあり、オンライン学活や遠隔授業でも使用しているので、オンラインに対する物理的・心理的障壁は特にありません。よろしくお願いいたします。』
4社の企業様と、先生の方でご縁のあったプロボクサーさん、5名(社)の皆様のご協力をいただき、オンライン職業講話を企画。接続テストなどもしっかり行い、当日を迎えました
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控室に運営スタッフが到着すると、すでに5クラス分のPCが用意され、接続の時を待っていました。「生徒はもちろん教員も、今日の日を楽しみにしてきました。まだまだ“働く”というイメージが持てていない生徒たちです。是非、実際に日々働いている皆様から、働く”楽しさ”について伝えていただけたら嬉しいです!」というご挨拶を受け、それぞれの教室に分かれていきます…!
土壌汚染調査等、環境に関する調査や測定、分析の分野で活躍されている専門企業、㈱オオスミ様。地球規模でのSDGsの視点で、絵本なども交えながらお仕事について分かりやすく語っていただき、”働く楽しさ”という点については、社員さんに独自にアンケートを取っていただき生の声を届けていただくなど、工夫をして講話に臨んでくださいました!
学校給食などを手がけている、ハーベストネクスト様。
ご自身の中学校時代の思い出や部活で学んだことなど、生徒達になじみやすい話題から講話を展開してくださいました。生徒の学校生活にも密接にかかわる事業でもあり、親近感を持った生徒も多かったようです!
工業用の精密バネの開発、製造を行い、世界を舞台に活躍されていらっしゃる五光発條様からは、社長の村井様が自らご登壇。自社で開発したSpLink(スプリンク)という金属ばねを組み合わせて作った龍が登場すると、ザワつく教室…!教室を担当していた先生からも質問が飛び出し、ものづくり談議は終業ギリギリまで続きました。
マンション等の大規模修繕などを手がけるヨコソー様からは、人事担当の社員様がご登壇。「完璧なキャリア、完璧な人生は存在しない」という言葉が印象的で、生徒たちに自分で決断し進んでいく覚悟を促しながら、未来を生き抜いていくためのヒントをたくさんお話してくださいました。モニターをまっすぐ見据えメモを取っている生徒の姿を頼もしく感じました。
東野中学校の先生と親交があったということでご登壇いただいた、プロボクサーの荒谷龍人様。命を失うほどの大きな事故に遭って「生きる意味」を実感し、人生を恨むことなく這い上がってきたという経験から、「不可能はない!きっとみんなも誰かのヒーローになれるる!」と、力強いメッセージを送ってくださいました!
開催中、一部回線が不安定になることもありましたが、登壇者の皆さんがPCだけでなくスマートフォンなども駆使して時間をロスすることなく授業を実施することができました!皆様のご協力に、改めて感謝申し上げます…!!
終了後の控室では、「他のクラスのお話聞いてみたかったなー!」「生徒の反応どうでした??」と、zoom上で登壇者の皆様同士の交流も活発に、賑やかな振り返りMTGが行われました。
クラウドファンディング支援者の皆様からのメッセージや動画もお渡しし、「学年の生徒たちが良く通る廊下に掲示しておきます!」と喜んでいただきました!
【先生からのコメント】
本日は、お忙しいところたくさんの皆様にご協力いただき、ありがとうございました!
まだまだ社会とのつながりも持てず、“働く”イメージの持てない生徒たちに、「働くことの喜びや楽しさを伝えてほしい」というリクエストをさせていただきました。教員だけでは伝えきれない部分をお話いただき、生徒たちも集中してお話を伺っているなと感じました。
また、生徒と同じくらい、教員にとっても勉強になるお話がたくさんあり、大きく頷きながら聞いていたり、質問させていただく教員もいたことが印象に残っています。この学年には若手の教員も多いので、色々と感じる部分があったのだと思います。その点につきましても、いい機会をいただけてありがたく感じております。
全体通して、本当に素晴らしい取り組みだと実感できました。また別の学年、そして他の学校でも是非続けて開催していってほしいと思います。ご登壇いただいた皆様にも、是非これからも生徒たちに語り続けていただければと思います、本当にありがとうございました!
【生徒の皆さんからのアンケート集計結果】
【印象に残ったこと】
食事を作るお仕事なのに、第一印象の笑顔を大切にしてるというところ。自分が思ってた仕事だけじゃないんだなと思った。
地球環境を守るだけでなく、人との関わりも大切にしていくことで、チーム全体が良くなるということが心に残りました。
仕事で大人が学んでいることは、中学校生活で学んでることと似ていること。
「当たり前のことを当たり前にやる」というのが、社会に出てからも、今の私にも必要なことだということ。
仕事を誇りにしていて感動しました。
どんな仕事をするときも「ワクワクする」こと。
自分が不可能と決めなければ、大体の事はうまくいくといっていたこと。
お客さんのためにどのようなことを工夫しているか、何を大事にしているかなどを丁寧に教えてくれた。また、実際の社会人のリアルな体験を聞けたので社会の厳しさがわかったと同時に自分の将来を具体的に考えるきっかけになった。
【これからの学校生活で挑戦したいこと】
将来どんな仕事をしたいのかをしっかり決めてしまうのではなく、どの仕事でも役立つ勉強をしっかりして、色々な分野に挑戦していこうと思った。
今できることを一生懸命取り組むということ。これは、中学生からでもできることで教えていただいたことです。
思いやりと気配り。
学業も、部活動も、もっと頑張りたいと思えたし、それらには必ず意味があるということを、忘れずに心がけたい。
自分の考え方で相手に接するのではなく相手の目線に立って話を聞き相手と向き合って行くこと。
何事もなく逃げないこと。
自分に自信を持って、楽しく生活をしていきたいです。
無理だと言われても最後までやること。
人のために何かしたい。
自分の夢にあった数学などを中心的勉強しようと思います。
【講師の方へのメッセージ】
自分がより良くなる発見を教えてくれたこと、とても参考になりました。本当にありがとうございます。
時間を作ってくれてありがとうございます。どのような思いで働いているのかが分かって、本当に貴重な体験でした。お話をしていただきありがとうございます。
環境を守っていく仕事というものにとても興味がわきました。これで自分の全く見えなかった未来が少し見えたので、将来が楽しみになりました。
今回の講話はとても勉強になりました。以前までは自分の人生が少し不安だったけれど今回の話を聞いて自分の未来に自信を持つことができました。
私には自分と他人を同じ目線で捉えてしまうことがあったため、〇〇さんの「相手と同じ目線に立って話をする」というのが心に響きました。今後は自分の考え方だけで見るのではなく相手の目線から話を聞き、向き合って行きたいと思います。
終わりの言葉でもお伝えしましたが、私は自責化するという話がとても心に残っています。〇〇さんから教わったことを忘れず、これからも将来に向かって頑張りたいと思います。
努力がすごいことなんだってことを教えてくれて、ありがとうございます。
私は、まだ具体的な職業は決まっていないけれど好きなことでお金を稼げるっていいなと思いました。そして職業について適当に決めず自分にあった職業を見つけようと考えることができました。
自分のエピソードを話してくれ、自分のやりたいことは諦めないと言っていたことが凄く心に響きました。
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以上、活動報告はここまで…。
東野中学校では、各教室を担当してくださった先生方の協力が大きく、積極的に登壇者の方ともコミュニケーションをとってくださり、その姿もあって生徒の皆さんもリラックスして授業に参加できたのではないかと感じました。
先生方からも「楽しかった」「勉強になった」というお声をいただくと、私たちアスリードが目指す「キャリア“共育”」の時間を提供できたかな…ととても嬉しい気持ちになります。
これからも、講話を聴く生徒の皆さんだけでなく、学校の先生、ご登壇いただく社会人の皆様、そして私たち運営スタッフにとっても、学びと成長になる時間を創っていきたいと、改めて感じました。
また次年度以降も、こういった学校の「SOS」は届くと思いますし、今後ますます子どもたちの教育に”地域の力”、”大人の力”が必要になってくると思います。
ここまでご支援いただいた皆様には是非、引き続き私たちの活動を応援していただきたく、新たに毎月500円から私たちの活動、若者たちの”未来を生き抜く力”を育む活動を応援していただける『マンスリーサポーター制度』を立ち上げております。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/391105
よろしければ、是非ご登録いただき、今後も引き続き私たちとともに伴走していただければと思います!
これまでご支援いただきました皆様へ、改めまして心より感謝申し上げます!!