皆さん、こんにちは!プロジェクト起案者のNPO法人アスリード杉野でございます。いよいよ、オンライン職業講話支援ラスト、16校目の活動報告をお届けいたします!!今回のご報告は、横浜市瀬谷区にある東野中学校。きっかけをいただいたのは、WEBサイトへのお問い合わせでした(一部抜粋)。『当方、横浜市の公立中学校の職員です。コロナ禍のため開催の目処が立たなかった職業講話ですが、オンラインなら、もし今後またコロナ感染が増えて規制がかかっても開催できるため、お話を伺いたいと思いご連絡しました。生徒たちは一人一台ChromeBookがあり、オンライン学活や遠隔授業でも使用しているので、オンラインに対する物理的・心理的障壁は特にありません。よろしくお願いいたします。』4社の企業様と、先生の方でご縁のあったプロボクサーさん、5名(社)の皆様のご協力をいただき、オンライン職業講話を企画。接続テストなどもしっかり行い、当日を迎えました★ ★ ★控室に運営スタッフが到着すると、すでに5クラス分のPCが用意され、接続の時を待っていました。「生徒はもちろん教員も、今日の日を楽しみにしてきました。まだまだ“働く”というイメージが持てていない生徒たちです。是非、実際に日々働いている皆様から、働く”楽しさ”について伝えていただけたら嬉しいです!」というご挨拶を受け、それぞれの教室に分かれていきます…!土壌汚染調査等、環境に関する調査や測定、分析の分野で活躍されている専門企業、㈱オオスミ様。地球規模でのSDGsの視点で、絵本なども交えながらお仕事について分かりやすく語っていただき、”働く楽しさ”という点については、社員さんに独自にアンケートを取っていただき生の声を届けていただくなど、工夫をして講話に臨んでくださいました!学校給食などを手がけている、ハーベストネクスト様。ご自身の中学校時代の思い出や部活で学んだことなど、生徒達になじみやすい話題から講話を展開してくださいました。生徒の学校生活にも密接にかかわる事業でもあり、親近感を持った生徒も多かったようです!工業用の精密バネの開発、製造を行い、世界を舞台に活躍されていらっしゃる五光発條様からは、社長の村井様が自らご登壇。自社で開発したSpLink(スプリンク)という金属ばねを組み合わせて作った龍が登場すると、ザワつく教室…!教室を担当していた先生からも質問が飛び出し、ものづくり談議は終業ギリギリまで続きました。マンション等の大規模修繕などを手がけるヨコソー様からは、人事担当の社員様がご登壇。「完璧なキャリア、完璧な人生は存在しない」という言葉が印象的で、生徒たちに自分で決断し進んでいく覚悟を促しながら、未来を生き抜いていくためのヒントをたくさんお話してくださいました。モニターをまっすぐ見据えメモを取っている生徒の姿を頼もしく感じました。東野中学校の先生と親交があったということでご登壇いただいた、プロボクサーの荒谷龍人様。命を失うほどの大きな事故に遭って「生きる意味」を実感し、人生を恨むことなく這い上がってきたという経験から、「不可能はない!きっとみんなも誰かのヒーローになれるる!」と、力強いメッセージを送ってくださいました!開催中、一部回線が不安定になることもありましたが、登壇者の皆さんがPCだけでなくスマートフォンなども駆使して時間をロスすることなく授業を実施することができました!皆様のご協力に、改めて感謝申し上げます…!!終了後の控室では、「他のクラスのお話聞いてみたかったなー!」「生徒の反応どうでした??」と、zoom上で登壇者の皆様同士の交流も活発に、賑やかな振り返りMTGが行われました。クラウドファンディング支援者の皆様からのメッセージや動画もお渡しし、「学年の生徒たちが良く通る廊下に掲示しておきます!」と喜んでいただきました!【先生からのコメント】本日は、お忙しいところたくさんの皆様にご協力いただき、ありがとうございました!まだまだ社会とのつながりも持てず、“働く”イメージの持てない生徒たちに、「働くことの喜びや楽しさを伝えてほしい」というリクエストをさせていただきました。教員だけでは伝えきれない部分をお話いただき、生徒たちも集中してお話を伺っているなと感じました。また、生徒と同じくらい、教員にとっても勉強になるお話がたくさんあり、大きく頷きながら聞いていたり、質問させていただく教員もいたことが印象に残っています。この学年には若手の教員も多いので、色々と感じる部分があったのだと思います。その点につきましても、いい機会をいただけてありがたく感じております。全体通して、本当に素晴らしい取り組みだと実感できました。また別の学年、そして他の学校でも是非続けて開催していってほしいと思います。ご登壇いただいた皆様にも、是非これからも生徒たちに語り続けていただければと思います、本当にありがとうございました! 【生徒の皆さんからのアンケート集計結果】【印象に残ったこと】 食事を作るお仕事なのに、第一印象の笑顔を大切にしてるというところ。自分が思ってた仕事だけじゃないんだなと思った。地球環境を守るだけでなく、人との関わりも大切にしていくことで、チーム全体が良くなるということが心に残りました。仕事で大人が学んでいることは、中学校生活で学んでることと似ていること。「当たり前のことを当たり前にやる」というのが、社会に出てからも、今の私にも必要なことだということ。仕事を誇りにしていて感動しました。どんな仕事をするときも「ワクワクする」こと。自分が不可能と決めなければ、大体の事はうまくいくといっていたこと。お客さんのためにどのようなことを工夫しているか、何を大事にしているかなどを丁寧に教えてくれた。また、実際の社会人のリアルな体験を聞けたので社会の厳しさがわかったと同時に自分の将来を具体的に考えるきっかけになった。【これからの学校生活で挑戦したいこと】 将来どんな仕事をしたいのかをしっかり決めてしまうのではなく、どの仕事でも役立つ勉強をしっかりして、色々な分野に挑戦していこうと思った。今できることを一生懸命取り組むということ。これは、中学生からでもできることで教えていただいたことです。思いやりと気配り。学業も、部活動も、もっと頑張りたいと思えたし、それらには必ず意味があるということを、忘れずに心がけたい。自分の考え方で相手に接するのではなく相手の目線に立って話を聞き相手と向き合って行くこと。何事もなく逃げないこと。自分に自信を持って、楽しく生活をしていきたいです。無理だと言われても最後までやること。人のために何かしたい。自分の夢にあった数学などを中心的勉強しようと思います。【講師の方へのメッセージ】自分がより良くなる発見を教えてくれたこと、とても参考になりました。本当にありがとうございます。時間を作ってくれてありがとうございます。どのような思いで働いているのかが分かって、本当に貴重な体験でした。お話をしていただきありがとうございます。環境を守っていく仕事というものにとても興味がわきました。これで自分の全く見えなかった未来が少し見えたので、将来が楽しみになりました。今回の講話はとても勉強になりました。以前までは自分の人生が少し不安だったけれど今回の話を聞いて自分の未来に自信を持つことができました。私には自分と他人を同じ目線で捉えてしまうことがあったため、〇〇さんの「相手と同じ目線に立って話をする」というのが心に響きました。今後は自分の考え方だけで見るのではなく相手の目線から話を聞き、向き合って行きたいと思います。終わりの言葉でもお伝えしましたが、私は自責化するという話がとても心に残っています。〇〇さんから教わったことを忘れず、これからも将来に向かって頑張りたいと思います。努力がすごいことなんだってことを教えてくれて、ありがとうございます。私は、まだ具体的な職業は決まっていないけれど好きなことでお金を稼げるっていいなと思いました。そして職業について適当に決めず自分にあった職業を見つけようと考えることができました。自分のエピソードを話してくれ、自分のやりたいことは諦めないと言っていたことが凄く心に響きました。★ ★ ★以上、活動報告はここまで…。東野中学校では、各教室を担当してくださった先生方の協力が大きく、積極的に登壇者の方ともコミュニケーションをとってくださり、その姿もあって生徒の皆さんもリラックスして授業に参加できたのではないかと感じました。先生方からも「楽しかった」「勉強になった」というお声をいただくと、私たちアスリードが目指す「キャリア“共育”」の時間を提供できたかな…ととても嬉しい気持ちになります。これからも、講話を聴く生徒の皆さんだけでなく、学校の先生、ご登壇いただく社会人の皆様、そして私たち運営スタッフにとっても、学びと成長になる時間を創っていきたいと、改めて感じました。また次年度以降も、こういった学校の「SOS」は届くと思いますし、今後ますます子どもたちの教育に”地域の力”、”大人の力”が必要になってくると思います。ここまでご支援いただいた皆様には是非、引き続き私たちの活動を応援していただきたく、新たに毎月500円から私たちの活動、若者たちの”未来を生き抜く力”を育む活動を応援していただける『マンスリーサポーター制度』を立ち上げております。 https://community.camp-fire.jp/projects/view/391105よろしければ、是非ご登録いただき、今後も引き続き私たちとともに伴走していただければと思います!これまでご支援いただきました皆様へ、改めまして心より感謝申し上げます!!
中学生 の付いた活動報告
皆さん、こんにちは!当プロジェクト起案者、NPO法人アスリードにて、コーディネーターを務めております小島です!今回のオンライン職業講話は、横浜市立田名中学校。なんと1年生と2年生のそれぞれの先生よりご相談をいただき、2021年11月5日 、11月25日 と2回に分け開催。合計11社の企業様にご協力いただきましたので、まとめてのご報告とさせていただきます。※ご報告に時間がかかってしまいまして、申し訳ありません…!!例年2学年で行っている職場体験の実施が難しい状況の中、「オンライン」や「体験」などをキーワードに検索をかけ、アスリードのホームページにたどり着いたとのことでお問い合わせをいただきました。打合せでは1年生と2年生、それぞれの学年の意向をお伺い。先生方の開催イメージに合わせて、各学年ごとにご登壇いただく社会人の方の人数や講話時間の調整を行いました。【11月5日開催:1年生向け】エンジニア派遣でものづくりの現場を支える株式会社アルプス技研様からは、情報システム課の社員様にご登壇いただき、実際のお仕事の内容も踏まえたプログラミングについてのお話からIT業界の未来のことまで、幅広くお話いただきました。五光発條株式会社様は工業用の精密バネの開発・製造を行っていますが、まずは身近なところで使われているバネのお話から入っていただき、生徒たちの心をつかんでくださいました。年間の生産数には驚きの声があがりました!医療系機器の開発や販売を行う外資系の企業で働く川口様は、他の部署の方のインタビュー動画も作成していただき、様々な働き方や、仕事を選んだきっかけを紹介していただきました。2択クイズは大盛り上がりで、廊下まで生徒たちの声が響いていました。太陽光発電システムや蓄電池設置・販売を行う株式会社太陽住建様は、今までの人生についてや苦労を乗り越えた経験を熱くお話いただき、生徒たちからは「挑戦することを忘れないようにしたい」という声も聞こえました。【11月25日開催:2年生向け】訪問介護の質の向上を図ることを目的として活動を行なっている横浜市訪問介護連絡協議会様は、介護に関するクイズを実施。ヘルパーさんの動きがわかりやすいよう、出題VTRは全てこの日のために動画を撮ってご準備してくださいました!官公庁・学校・病院・オフィスビル等、多くの施設警備を行う株式会社KSP様は、生徒たちに馴染みのある施設も数多く警備。仕事内容だけではなく、警備する際に必要な心構えについてもお話いただきました。輸入車の販売買取を行う株式会社ゴーランドカンパニー様は、車がズラッと並ぶショールームから配信。どの車が見てみたいか、生徒たちのリクエストも受け付けてくださったりと、オンラインの壁を感じさせない講話をしていただきました。ねじの製造・販売を行う株式会社サイマコーポレーション様は、様々な国から来た問い合わせを効率よく対応するにはどの順番が良いか?というクイズを出題。時差を計算したりと、学校の勉強と仕事の繋がりも考えるきっかけを作ってくださいました。株式会社スタックス 様は飛行機、人工衛星、医療機器などに欠かせない部品を作っている“精密板金加工”の会社。今回は新潟県にある廃校を活用した工場から参加していただきました!気軽に行けない距離でも目の前で見学できてしまうのは、オンライン職業講話ならでは!です。「杭打ち」と呼ばれる建設の基礎工事を行う恵比寿機工株式会社も、現場での工事の様子を動画で見せていただいたり、重機が並ぶモータープールを中継していただきました。最後は中学生に対して熱いメッセージもいただき、皆真剣にメモしていました。水処理装置製造・販売や医薬品生産に必要な水を製造・供給する設備の設計や制御プログラム作成を行う日本濾水機工業株式会社様。学校でも”ろ過”について理科で取り扱った後ということで、社会の中でどう役に立つのかがリアルに伝わったと思います。【皆様からのメッセージは、2年生の講話終了後に河原先生にお渡しいたしました!【生徒の皆さんからのアンケート集計結果】※今回は1・2年生合算にて集計しております。内容はどうでしたか?オンラインはどうでしたか?今回の職業講話で学べたこと、得られたこと【これからの学校生活で、心掛けたい・挑戦したいこと】・これからは、だれかと協力しながら学校生活を送っていきたい。・最新の知識や情報を取り入れ、また新しいことにも挑戦したいです。・自分のまわりのものは、だれかが作っているものだと思い、大切にすること。・苦手なところも挑戦する!みんなのためになにかをやりたい。・人の役に立てる、頼られるそんな大人になりたい!と思えた。・将来のために改めて学校生活もあわせて見直そうと思いました。・勉強する意味が分かったから、学校生活で勉強を頑張ろうと思った。・将来どんな仕事についても、前向きに頑張っていきたいと思った。・人となるべく話せるよう心がけたいと思った。いろいろなものに興味を持つようになりたい。★ ★ ★13・14校目の活動報告はここまで…。今回は、ひとつの学校で2学年分開催させていただくという、初めての例となりました。1年生の開催時に起こった接続トラブルを2年生の先生にお伝えして対策を練るなど、先生方の連携のおかげで無事終了することができました。これからも学校の要望に応えながら、今だからこそできる支援、地域一丸となった“若者たちの未来づくり”を推進してまいります!
皆さん、こんにちは!プロジェクト起案者のNPO法人アスリード杉野です。本日は、川崎市立平中学校での活動報告をお届けいたします!※確認にお時間をいただき、ご報告が遅くなってしまいまして申し訳ございません!!実は平中学校では昨年度、このクラウドファンディングを立ち上げる前段階で、オンライン職業講話のトライアル実施にご協力いただいた学校でもあります。「昨年お世話になったとお聞きして、今年も引き続きコロナ禍にて、支援をお願いできないでしょうか」とのご連絡を受け、新たに1年生向けとして、3社の企業様にご協力いただき『オンライン職業講話』を開催することとなりました!今回は、学校でも授業の一環として学んでいるSDGsについてのインタビューもさせてもらえないかとのご相談をいただき、会員企業様のなかでも特にSDGsを意識した活動を行っていらっしゃる3社様にお声掛けさせていただき、自社の取り組みについて語っていただく内容としました。★ ★ ★開催当日は、事前に登壇者の皆様と本部をzoomでつなぎ顔合わせを行い、授業開始のチャイムを待ちます…。SDGsの取り組みでも注目を集めている大川印刷様からは、大川社長自らのご登壇。最初は緊張の面持ちの生徒の皆さんでしたが、画面越しにフランクに呼びかけて下さったことで、色々な質問が飛び出しました。アスベストや土壌汚染調査などに特化した環境の専門家オオスミ様からは、入社3年目の社員さんとその上司の方もご登壇。環境問題に興味のある生徒さんも多く、お二人それぞれの視点で質問にこたえていってくださいました。安藤建設様は、保育園、学校、福祉施設などの建設を手がけ、地域貢献企業としても知られています。こちらも安藤社長自ら講話に登壇してくださり、建設業界全体の現状なども詳しく教えていただくなど、じっくりとお話を聴かせていただきました!★ ★ ★各クラス、特に大きなトラブルもなく、すべてのオンライン職業講話が終了。控室にて再び登壇企業様にzoomでお集まりいただき振り返りMTGを実施し、クラウドファンディングをご支援いただいた皆様からのメッセージ・動画もお渡ししました!【ご担当:坂田先生からの声】新型コロナが落ち着いていたら、例年行っていた対面での職場インタビューを行いたいと考えていましたが、7月の緊急事態宣言の発令をうけ、アスリードさんにお願いしてZOOMを使ったインタビューを行うことを決めました。前年度の1年生が同じような形でインタビューを行っていたのを見ていましたので、安心してお願いすることができました。私たちの学年は4月からSDGsの学習を進めていましたので、インタビュー先を選定していただく際「SDGsに熱心に取り組んでいる企業さま」を希望いたしました。インタビュー先となってくださった 大川印刷さま、オオスミさま、安藤建設さまはいずれも熱心にSDGsに取り組まれていて、それを目指すことでどのように社会に貢献していくか、分かりやすく生徒たちに説明をしてくださいました。また生徒たちには、一方通行の質疑応答ではなく、企業さまに答えていただいたことを理解した上で、さらに深めるような質問を重ねるよう予め指示をしていました。緊張のあまり脈絡のない質問をしてしまう場面も見られましたが、とても丁寧に対応していただきありがたく思いました。今回のインタビューは、「働くこと」だけでなく「どのように生きていくのか」生徒たちが考える良いきっかけになったと思います。ご協力くださった企業の皆さま、NPO法人アスリードのスタッフの皆さま、支援をしてくださった全ての皆さまに感謝申しあげます。【生徒の皆さんからのアンケート集計結果】【これからの学校生活で挑戦したいと思ったことは?】自分が将来どんな仕事をしたいかを考えていくうえで、自分で決めたことはしっかりとやりとげられるように意識していきたいと思いました。社長もいっていたように、中学校のうちから挨拶などのことを習慣づけたい。講話をお聞きした会社では、自然など色々なことに配慮していました。そのように、自分も周りの事を考えながら生活していきたいです。社会で働くときにはやっぱり積極性やコミュニケーション力などが必要になってくると思うから中1のときで小さいことでもいいから社会で働くときに必要なことを身に付けておきたい。ありがとうを大切にしていきたい。挨拶をしっかりする。積極性の大切さに気づいた。授業内で発言したりするのは苦手だけど班などでの話し合いなどでは積極的に参加するなどしていきたいなと思った。SDGsはいきなり始めることはできないから、自分の周りの小さいことから始めようと思った。質問をする中で改めて働くことの意味や大切さを知ることができたので、この経験を生かして将来に繋げていければいいなと思いました。自然環境を大切にしていきたいです。掃除もゴミを残さずきれいに掃除や環境整備を頑張りたいです。将来に役立てるよう、常に人の3倍努力していきたい。もっと仕事について学ぶ事。 人と話してコミュニティ能力を上げる事。★ ★ ★10校目の活動報告はここまで…。特にここ最近、「SDGsについて学びたい。実際の企業さんの取り組みについて知りたい」といったお声もいただくようになってきました。地域企業の仕事そのものだけでなく、地域貢献やこれからの未来への想いにふれることで、さらに”仕事”や”働くこと”への理解が深まり、社会で起きていることを“自分事”としてとらえることができるようになるのではないかと実感しました。教育現場の皆さまからご要望を直接お聞きして、新しい取り組みにつなげる機会をいただけることも、今回の『オンライン職業講話』に挑戦したからこそ得られたもの。クラウドファンディングを通じてご支援して下さった皆さまのお力添えに、改めまして心より御礼申し上げますとともに、引き続きお届けする活動報告を楽しみにしていただければと思います!
皆さん、こんにちは!ご無沙汰しております、プロジェクト起案者のNPO法人アスリードでキャリア教育支援のコーディネーターを務めております小島です。学校も年度明けから徐々にキャリア教育に動き始め、色々な学校からお問い合わせを頂いておりますが、『オンライン職業講話』支援3校目の活動報告をお届けいたします!!今回は、なんと茨城県にある土浦市立土浦第三中学校。コロナ禍での職業講話の開催方法について検討している中、アスリードのホームページを発見し、オンライン職業講話について知りたいとメールでお問い合わせいただきました。事前授業では動画コンテンツ“わたしごと”を視聴。現在アップされている4つの動画のうち気になる動画を1つ選んで見る予定が、「他の動画も見たい!」という生徒さんの声で全て視聴したクラスもあったようです!みらい百花もお届けし、授業後も教室で読み込む生徒さんがいたとのこと!わたしごと・みらい百花はこちらでご覧いただけます ▶▶▶ https://aslead.org/program/学校では既にタブレットを導入した授業も行っていましたが、ZOOMの使用は初めてとのこと。接続テストでは学年の先生全員にご協力いただきました。またPCやモニター、プロジェクターなど教室の設備も市町村によって異なるため、現地にお伺いし当日どのような形で接続するのか確認を重ねました。★ ★ ★開催当日、早速学校へ…参加したのは、2年生約210名。40分の講話を2コマ、それぞれ2社のお話を聞けるようコーディネートしました。ご協力いただいたのは6社の企業様。将来に対する視野や選択肢を広げてほしいという想いに加え、今回はSDGsに取り組まれている企業さんにはその内容についてもお話をしていただきました。★ ★ ★湘南エリアで注文住宅のデザイン、提案、設計、施工やリフォームを行うサンキホーム株式会社さま。茨城県出身の社員様がいらっしゃると、いち早く参加希望のご連絡をいただきました!事前に先生に最近の生徒さんの流行りをリサーチするなど、工夫を凝らしていただきました。自動車学校、人材紹介、訪問看護、レンタルバイク、キャリアコンサルタント養成講座など”人”にフォーカスした事業を幅広く展開している株式会社キャリアドライブ様。なんで働くんだろう?というテーマを自動車教習所のお仕事をメインに解説しながらお話していただきました。ステンレス・スチール・アルミの板金加工で店舗の看板やモニュメントを作成している日崎工業株式会社さま。スマートフォンを片手に、ぐるっと工場を一周。お話だけでは伝わりにくい実際のお仕事の現場を、リアルタイムで見学させていただきました。電気測定に使用されるコンタクトプローブの設計・製造を行う株式会社サンケイエンジニアリングさま。仕事をするうえで必要な“探求する力”を、中学生のみんなにも意識しやすい「なんでなんでマン」という言葉で熱弁していただきました!弁護士の國澤絵里さまはみなとみらいのオフィスから中継。ランドマークタワー43階からの景色を教室で見られるのはオンラインならでは…!弁護士バッチを見せていただいたり、模擬裁判を弁護士さん3名で実演していただきました!一般廃棄物及び産業廃棄物の収集・運搬・処分やリサイクルを行う横浜環境保全株式会社さま。実際に社員様が行う一日の仕事に密着した動画もご用意いただきました。ただゴミを集めるだけではない、心配りの重要さが伝わる講話でした!★ ★ ★回線の切断などの大きなトラブルもなく、オンライン職業講話は無事終了しました!控室にて再び登壇企業様にzoomでお集まりいただき、先生方を交えて振り返りMTGを実施。【先生からの声】★冨岡先生★今回コロナ禍ということもあり職場体験が実施できないなかで、進学はもちろん、将来の「働く」イメージをどう持ってもらうか、頭を悩ませていました。お仕事の話だけでなく、社会人の方のこれまでの道のり、バックグラウンドを語っていただけたことで、生徒たちにも「毎日の勉強も頑張ろう」というスイッチが入ったのではないかと感じました。「もっとお話聞きたかった」という声もあり、初めての取組みで改善すべきこともありますが、貴重な機会をいただきありがとうございました!★荒井先生★オンラインという状況のなかで、企業の皆さんがそれぞれ準備を工夫して下さり、働く大人とのふれあいが初めていう生徒達も興味を持ってお話を聞けたのではないかと思っています。画面を通してのやり取りに戸惑う姿もありましたが、オンラインならではの機会になったと思います。生徒達にはこういう機会が必要だと改めて感じました。ありがとうございました!最後に、クラウドファンディングをご支援いただいた皆様からの動画とメッセージもお渡ししました。先生からは「地域企業さんがこんなに協力的な神奈川県の学校が羨ましいです!」とのお言葉もいただきました。【生徒の皆さんからの感想】※今回は県外実施にて感想のみご提供いただきました。・働くことは大変なことだと思っていましたが、自分の好きなこと、やりたいことだとやりがいがあるんだなと思いました。弁護士の依頼にも色々なことがあることが分かりました。・仕事は楽しいこともあれば上手くいかないことが多いけれども、世の中の役に立っている大事なことだと分かりました。・お客さんの望みに答えたり、環境に配慮したり、SDGsに取り組んだりなど、どこの会社もとても楽しそうでした。働くということは、お客さんにも自分にもいいことがたくさんあるんだなと思いました。・それぞれの仕事一つ一つで大切な事や大変だったことは違うけど、何かうまくいったりするとうれしいことはみんないっしょだと思いました。・自分のやっているスポーツと同じ考えで仕事をやっていることにビックリしました。・実際に働いている人にお話を聞いたことで、色々な実感と興味をもつことができました。そして「なんでなんでマン」がとても面白く、分かりやすくて印象に残っています。これから、今日教えてもらって大事だと思ったことを生活に活かしていきたいです。・どんなものをつくるのか、仕様を決めることがものづくりで大切だということが分かりました。また、技術についての勉強も大切だということも分かりました。「元からあるものをより良くする」というのも大切な仕事だと思いました。・皆さんが、「中学生の頃には今の仕事に就くとは考えていなかった」とおっしゃっていたので、焦らずじっくり考えていくのでも良いのかなと思いました。・それぞれの仕事によって、大切なことや、進路が違うことが分かり、興味がわいた。また、これから自分のやってみたい仕事について調べ、いろいろな情報も集めていきたい。・「今は学歴が大事」って友達が言っていて、自分もそうだと思って今まで頑張ってきたけれど、それだけじゃないと気付くことができたので、やる気をもって、将来に向けてさらに頑張っていきたいです。・現在、働いている人からの言葉はやはり説得力があると思いました。社会に出ると大変なことが多いということが見受けられましたが、みなさんがおっしゃっていたように今ある学校生活や経験したことを将来に生かすことが大切だと思いました。【登壇していただいた地域企業の皆様より】 (株)サンキホームさまオンラインということで双方向でのやり取りが難しいところもありましたが、声をかけたりと交流することを意識して臨みました。自分自身茨城県出身ということもあり、地元に少しでも貢献できたかなと思うと嬉しかったです。(株)キャリアドライブさま機材のハウリングなど気になるところもありましたが、集中して話を聞いてくれている姿勢が伝わってきました。最後の生徒さんの感想では、話を要約してくれていて、話をした自分自身も嬉しく感じました。日崎工業(株)さま今回は、SDGsの取組みについてもお話させていただき、オンラインでの工場見学なども試みました。オンラインでの難しさもあり、もっと盛り上げたかった想いもありますが、また機会があれば是非参加したいと思いました。(株)サンケイエンジニアさま今回、初めてオンライン職業講話に参加させていただきました。生徒さんの素直な反応に色々と気づかされることも多く、楽しくお話することができたと思います。弁護士 國澤さま今回は3名で参加しました。オンライン開催は移動時間を気にせず気軽に参加できるメリットもあると感じます。みなとみらいのオフィスの眺めなども見てもらい、オンラインの楽しさを共有できたと思います。素晴らしい感想を発表してくれ、こちらが感動しました。ありがとうございました。横浜環境保全(株)さまオンラインでは初めての参加でした。仕事のリアルな部分を見てもらえたらと、動画をたくさん用意して見てもらいました。産業廃棄物を扱う私たちの仕事が「なくてはならないもの」ということが少しでも生徒さんの心に伝わったら嬉しいです。★ ★ ★3校目の活動報告はここまで…。今回、アスリードとしても初の県外実施ということでしたが、コロナ禍で職業講話・職場体験が例年通り開催できず困っているのはどこの県の中学校も同じ…。オンラインでこのような機会を創ることができたのは、学校と地域企業さまのご理解とご協力、そして、クラウドファンディングを通じてご支援して下さった皆様のお力添えがあったからこそ。100㎞ 離れていても、皆様の想いを伝えることができました!改めまして御礼申し上げますとともに、引き続きお届けする活動報告をお楽しみに…!それでは、またこれからも若者たちの“未来づくり”に、皆さまからのあたたかい応援を、宜しくお願い致します!
皆さま、こんにちは!===========================”今”だからこそ、オンラインで『職業講話』を続けたい!https://camp-fire.jp/projects/view/333982===========================起案者のNPO法人アスリード 杉野瞳です!今回の活動報告では、私たちが取り組もうとしている『オンライン職業講話』をもっと詳しく知っていただくために、これまで運営に関わらせてさせていただいた事例と、生徒さんや先生からのお声をご紹介いたします!最初のきっかけをくださったのは、今年7月28日、横浜中学校での開催でした。https://www.yokohama-jsh.ac.jp/3年前から、キャリア教育プログラムをサポートさせていただいており、コロナ禍となった早い段階から「こんな時だからこそ、生徒たちに“将来の自分”について考える機会をつくってあげられないか」とご相談をいただいておりました。校内にタブレット、PC教室、wi-fiなどの環境が整っており、教室ごとに“密”を避けるための対策がとれたため、初のオンライン職業講話 “いきる・はたらくインタビュー”に挑戦することになったのです。従来の職業講話は、社会人が教壇に立ち講演を行い、最後に質疑応答を行うスタイルが多いのですが、今回はオンラインならではの“双方向感”が出せるように、ほとんどの時間を生徒と社会人の対話に。Q&Aのインタビュー形式をとりました。事前に生徒さんには各企業のパンフレットやWEBサイトを参考にして質問を考える時間をとっていただき、社会人の皆さんにも、事前にオンラインでのガイダンスを実施したうえで、生徒さんが質問を考えやすいようご自身のプロフィールやこれまでのキャリアを可視化した資料をご提供いただくことに。前日には先生方にご協力いただきながら、すべてのタブレットの動作チェック、接続テストを実施しました。回線は持ちこたえられるか、画面操作や音声のやり取りがスムーズに行えるか、いつも以上に慎重に準備を重ね、ワークシートなども新たに作成していきました。当日は、生徒88名が8つのクラスに分かれ、全員マスク着用、3人一組で1つのタブレットを使い、オンライン職業講話に参加。タブレット総数27台、参加企業数8社、登壇した社会人は24名。それぞれトラブルにも対応できるよう、現地スタッフはトランシーバーを携帯し、NPOの運営メンバーにも自宅からオンライン参加で様子を見守ってもらいました。一時的に通信が不安定になったクラスもありましたが、先生の協力もありなんとか回復し再開、ものづくりの製造現場を覗かせていただいたり、建設中の建築現場から中継していただいたりと盛りだくさんの内容で、無事プログラムを完走…!!インターネット環境、音声や画像の共有…まだまだ課題もたくさんあると感じましたが、生徒さんたちが楽しみながら社会人の方々のお話に耳を傾ける姿を見て、担当の先生からも「やって良かった!これからの時代の新しいスタイルとして他の学校でも取り入れていってほしい!」との声をいただくことができました。★生徒さんの感想★今回の『オンライン職業講話』はどうでしたか? ・家を作る人がかっこよかった。そのような人と話せてよかった。・社会人は自分らしさ(特徴)が大切とわかり、納得できた。・将来する仕事は違っても、仕事に対する意識は参考になった。・なかなか聞けない話を聞けて職業選択の幅が広がった。どんなことに気がつきましたか?・話してくださった人の仕事の重要さと大切さに気付けた。・職業は人生が変わる大事な事だと思いました。・収入だけで職業を決めてはいけないということに気づいた。・まだまだ知らない事が沢山ありとてもためになった。 僕たちの日常には、陰で色々な人が努力してくれていると気づいた。これからどんなことをやりたい・挑戦したいですか?・講話してくれた人のように大変な事をたくさん体験・挑戦したい。・目立たなくても、人のためにできる仕事に挑戦したい。・わからないことは恥ずかしがらずに聞いて、自分をのばす。職業講話をしてくれた社会人の方にメッセージ/感想を!・職業の事や今までの経験を聞き、自分にも自信がわきました。・訪問看護師に興味を持った。人を助ける仕事に興味がある。・自分は今興味を持っていて挑戦するか迷っていたことがあったので、 背中を押してくれたことに感謝しています。・新しい人生の道を教えていただきました。 今まではひとつにとらわれていましたが、新しいものをみることができました。ご紹介した生徒さんの感想はごく一部ですが、その文章には、普段目にしているようで気づかなかった”身近な仕事の大切さ”や、頭の片隅にある”いつか社会人となって働くこと”への不安や期待が…しっかりと向き合って、将来を考えるきっかけにしてもらえたのではないかと思います。また、「いつもの講堂で講演を聞くような形ではなく、話してくれる社会人をより身近に感じた」という声もあり、オンライン開催の可能性を感じることができたのも、大きな収穫でした。何より、『オンライン職業講話』にチャレンジしてみたことで、若者の”未来づくり”の歩みを止めてはいけないと再確認できたことが、このクラウドファンディングを立ち上げようと思う大きなきっかけとなりました。★先生からのコメント★ キャリア教育の重要性は誰もが認識していますが、具体的にどのように進めていけばよいのかという正解は、手探りで見つけていかなければならない現状だと思います。そんなキャリア教育の一形態である「職業講話」について考えてみても、今年は新型コロナの影響で、企業の方々を学校にお招きすることすら難しい現状です。一つの解決法としてオンライン開催が考えられますが、当然オンライン環境も整備が必要になってきます。多くの方々のご支援とご協力を得ることでこの問題がクリアされ、キャリア教育が一歩でも進められればと願ってやみません。 今回のクラウドファンディングを通じて開催された職業講話のあとには、支援者の皆さまにもこのような生徒さんの声、先生方からの声をお届けしていきたいと考えていますので、一校でも多くの学校、一人でも多くの生徒さんに機会をつくっていけるよう、皆様のご支援をお願いいたします!【オンライン職業講話にご登壇くださった企業の皆様】株式会社木本工業所 / 株式会社イノウエ / 株式会社サンケイエンジニアリング 株式会社キャリアドライブ / 株式会社栄港建設 / 株式会社ヨコソー株式会社スリーハイ / 株式会社サイマコーポレーション※NPO法人アスリードの活動に参画してくださっている地元企業の皆様に ご協力いただきました!→ https://aslead.org/supporter/企画・運営:NPO法人アスリード事務局運営サポート:株式会社オンザウェイその他のご協力:公益財団法人かながわ生き活き市民基金※新型コロナ対応緊急応援助成を活用させていただきました。



